維新後の歴史から見えてくる日本  林とこころ

白状すると、わたしは歴史の勉強を避けて通ってきた。本当に不勉強だったと恥じいり、こつこつと日本の近現代史に関する書物を読んだのは60歳の声を聴くころだったから、お恥ずかしい限りである。今思えば、このような歴史の視座が定まっていなかったから、自分の置かれた位置の
認識もどこか浮ついたものだったと今になってみれば思えてくる。

こつこつ、愚直に、初心者用といわれるだろうわかりやすいものもどんどん読みこなし、日本精神も併せ読み、今ようやく時代の潮目を理解できるような、霧が晴れそうなところにいるようだと実感する。

先日読み終えた『パール判事の日本無罪論』も私の霧を晴らす衝撃だったが、続いて読了した『大東亜戦争の正体〜それはアメリカの侵略戦争だった〜』(清水馨八郎著・祥伝社黄金文庫)はさらに明快で力作、そして東京裁判史観に洗脳されていた自分には、目から落ちるうろこが山になるような名著だった。

少し突飛かとも思える本書の名センテンス(引用含む)を意図的に挙げると、

・終章のタイトル「日本そのものが世界の自然文化遺産」
・アーノルド・トインビー「この聖なる地域(伊勢神宮)で、わたしはすべての宗教の根源的な 統一を感じた」
・元ニューヨーク工科大学教授馬野周二・・・現代の日本人は決して特殊なものでなく実は人類 がまっすぐに育ってくれば当然そうなるべき姿に近いところにいる。したがって特殊であると みられた日本文明は、実は最高の普遍性を持つべきものであった・・・
・日下公人「21世紀、世界は日本化する」

小泉元首相の歴史認識も再三こっぴどく非難される。

「小泉首相は靖国神社を参拝するたびに、二度と戦争をおこさないという不戦の誓い、平和の誓いをするために来たと述懐している。これほど英霊を侮辱した誓いがあろうか。
 それは英霊たちは日本の侵略戦争に駆り出された気の毒な戦死者だが、これからの日本は二度とあのような悪い侵略戦争をしないから、安心してお眠りくださいと言っているようなものだ。これは明らかに、アメリカの洗脳に騙されたまま、いまだに目覚めていない愚かさを露呈しているのである・・・」

これはマッカーサーがアメリカ議会の軍事外交合同委員会という公の場で、日本の戦争は侵略戦争ではなかったと証言したり、東京裁判のウェブ裁判長とキーナン主席判事が東京裁判は誤りであった、公正でなかったという述懐を踏まえている。当の戦勝国側が、侵略でなかった、と後悔して言っているのに、日本の元首相が侵略してごめんなさい、と言っているわけである。アジアは日本の進行によって結果的に白人の植民地から解放された。日本の大東亜のミッションは、負けるが勝ちのようにして達成されたのである。かつ教育や社会インフラ、軍隊も要請してくる念の入れようだったと知る。アジアの国々から日本の戦争を積極的に評価する声はまだまだ届かないが、これは時間の問題ではないのか。

なおかつ、東京裁判があきらかな国際法の違反であることは世界の法学者にほぼ共通している認識だというから、知らぬは日本人だけだということになりかねないのである。

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こう書いている当方のメモは、いい歳こいて洗脳から脱出を始め歴史の潮目を観察している一庶民の歴史観変貌の足跡、読書感想であるが、この遅ればせの現在に立ち至ることができた幸運をこの上なく喜ばしく思うものである。戦後70年を目前にしてかくもダイナミックな転換があろうとはだれが予想しただろうか。いわゆる従軍慰安婦の問題や尖閣列島など理不尽な外圧のおかげだといえよう。

雑木林&庭づくり研究室
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NPO法人苫東環境コモンズ
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