苫東方式の提案 林とこころ
勇払原野の一角を占める苫東の緑地は、どう扱うべきか。長い間、官民の関係者の
間で懸案になっていたこのテーマについて、ここだけのオリジナルな手法を「苫東
方式」と名付けて、土地オーナーの緑地検討会において提案しました。
11月20日に開催されたもの。
広大な、しかも多様な植生を対象に、メリハリをもって、しかもアセスメントの
目的に沿った形で、最大限利活用することをめざすもので、地域参加の一環で
コモンズの概念導入も重要になります。植えない緑化や森づくり、近自然森づくり
など、林業行政とは一線を画したwordingになりました。
40p余りの資料を作った後に、まとめの言葉として何がいいかを思案した結果、
「適地・適木・適作業」という言葉を思いつき、締めのページのタイトルに
しました。会社にしてみれば、わざわざ手を染めるには面倒で、マンパワー的
にも不足している分野であり、かつ、ディベロッパーの業務としては傍系としか
見えない付加価値づくりですから、そのコーディネートなどやりたがらないし、
やるべき仕事ではないでしょう。こんなことをしなくても十分土地は売れている、
という現状もあるでしょう。
それでもなおかつ、プロジェクトの未利用の隙間を埋めていくためには、
やはり、多様な担い手をつなぎ、風土という社会的には共有の資源を、
一定のルールで活用していくというのが、道だ、と説いたわけですから、
経営者はドン引きしたかもしれません(熱心にお聞きいただいたのですが)。
経済の当事者と、風土をいとおしく思うネイティブは違うのです。
経済と風土保全の間にできる隙間は、コモンズを試行する者たちが分担する
必要があるとわたしは思うのです。
経営者が二の足を踏んでも、若手職員はこれから「苫東方式」の肉づけを
したい、と言います。なにか、伝わったのでしょうか。「地域開発」が地域の
社会的共通資本=風土に謙虚に、そして大切に扱うべきだという
ミッション性を、昔から感じていた同志なのか。個人的にはそう推察し、
これからも淡々とマイメソッド&「マイウェイ。
(画像はわたしの説明資料PPT)

雑木林&庭づくり研究室
http://hayashi-kokoro.com
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間で懸案になっていたこのテーマについて、ここだけのオリジナルな手法を「苫東
方式」と名付けて、土地オーナーの緑地検討会において提案しました。
11月20日に開催されたもの。
広大な、しかも多様な植生を対象に、メリハリをもって、しかもアセスメントの
目的に沿った形で、最大限利活用することをめざすもので、地域参加の一環で
コモンズの概念導入も重要になります。植えない緑化や森づくり、近自然森づくり
など、林業行政とは一線を画したwordingになりました。
40p余りの資料を作った後に、まとめの言葉として何がいいかを思案した結果、
「適地・適木・適作業」という言葉を思いつき、締めのページのタイトルに
しました。会社にしてみれば、わざわざ手を染めるには面倒で、マンパワー的
にも不足している分野であり、かつ、ディベロッパーの業務としては傍系としか
見えない付加価値づくりですから、そのコーディネートなどやりたがらないし、
やるべき仕事ではないでしょう。こんなことをしなくても十分土地は売れている、
という現状もあるでしょう。
それでもなおかつ、プロジェクトの未利用の隙間を埋めていくためには、
やはり、多様な担い手をつなぎ、風土という社会的には共有の資源を、
一定のルールで活用していくというのが、道だ、と説いたわけですから、
経営者はドン引きしたかもしれません(熱心にお聞きいただいたのですが)。
経済の当事者と、風土をいとおしく思うネイティブは違うのです。
経済と風土保全の間にできる隙間は、コモンズを試行する者たちが分担する
必要があるとわたしは思うのです。
経営者が二の足を踏んでも、若手職員はこれから「苫東方式」の肉づけを
したい、と言います。なにか、伝わったのでしょうか。「地域開発」が地域の
社会的共通資本=風土に謙虚に、そして大切に扱うべきだという
ミッション性を、昔から感じていた同志なのか。個人的にはそう推察し、
これからも淡々とマイメソッド&「マイウェイ。
(画像はわたしの説明資料PPT)

雑木林&庭づくり研究室
http://hayashi-kokoro.com
