アオダモとの付き合い  林とこころ

今日の午前は、北大農学部での同期の矢島教授がアオダモ造林の生育調査の下見でやってきたので、長老と二人で案内した。教授は海から1kmにありじめじめしたこの地のアオダモが、予想以上の生育を見せている理由が見つからないと不思議がっていた。それほど元気がいいのだ。
 一方、わたしの興味はアオダモの薪としての特異性。山の先輩・松田橿教授によれば北大山岳部はアオダモが薪に適していることはつとに知っていて重宝していたという。わたしたちWV部では少なくともわたしは知らずに来た。林学科のわたしが知らなかったから、他のメンバーももちろん不案内だったと思う。松田教授が「やはり山岳部はインテリジェンスがあった」と冗談交じりに語ったというエピソードを残念ながら悔しさを多少味わいつつ矢島教授に聞いた。この悔しさはいい感じ、むしろ快感ですらある。
 松田教授のほかにも、最近、何人かの山仕事に詳しい人たちにアオダモの話を聞いていると、アオダモは生木でもマッチ一本で点くとか、山の調査ではアオダモのそばで昼飯を取ったことを知った。やはりアオダモが良く燃える薪としてすぐ使える特異性を知ってのことだ。

 そこで今日は、株立ちの細い1本を小さく切って実験してみた。@よく燃えるか、Aマッチ1本で火が点くか、B水につけると水が青くなるか、を調べるのである。Aは、生木の樹皮を剥いでマッチで火を点けてみると、ボーと燃え縁がオキ状態になった。量がまとまってシラカバの樹皮(がんぴ)や新聞紙があれば一発であり、恐らくこれならなくても可能だろうと思われた。@は長老がストーブでやってみたらいい塩梅だったという。Bは確かに1時間もたたないうちに色が着いて来た。いずれも経験による知だ。おお、すごい、と山人とアオダモに感動した。昔、山仕事をしたことのある60台後半、70台はたいてい知っていたのだ。恐れ入る。

 ちなみに今週、来週は林道の水溜りがすごくて車は進入が難しいと長老の話。で、またもや断念。出張明けのなまった体はさてどうするか?         
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