10月7日、今年4回目の
ガンドッグの競技会が清里で開催。
3時半起床して2頭の食事。5時出発8時過ぎに到着。受付をお手伝い。初級競技が始まり、中級は午後からの予定。前夜寝てない私は、これ幸いと車の中で毛布をかぶる。
ところが、進行が早く、11時ごろ中級に突入したらしい。運営委員に起こされた時はすでに順番は過ぎ、2番の種目を先にとせかされ、1番目は最後に入れてもらった。大失態!!ところがところが、である。暢気なこのペアが優勝してしまったのである。タイムは決して早いわけでなく、とろとろ走りのあみである。ダミーの落下、排泄などのマイナス点が無くなんとか制限時間内にレトリーブしただけなのに。
この清里は、鹿フン、草丈、だだっ広い草原、犬達も目標が付けにくく、誘惑が多い。
誘われて、ふらふらと遊びに行っちゃう子もいる。排泄する子も。走りすぎてコースを外れる子もいる難しい場所らしい。
毎日の早朝散歩場所は草丈、広さは申し分ない。雰囲気は似ている。が、足腰の悪いラフィー中心の散歩はダミーを投げて遊ぶにはきつすぎる。かといって、1頭づつの時間は取れない。練習はと言うと、歩きながら後ろ手にこっそりダミーを落とす。30メートル歩いて行き、ふりかえり「あみ、ダミーを持ってきて」こればかり。
なのに、あみは1等賞を獲得。驚きである。
いろんな誘惑をものともせずに、ママのところへダミーを運ぶあみ。
これこそレトリーバーの本領発揮!
キャンパパが言った。「ママとあみの関係がしっかりとできているから」うれしいお言葉である。
が、しっかし、で、ある。そのママさんが出来ていないのである。
本来、笛と手の動きで犬を動かす静かなスポーツ。
私は、あみの競技中、1秒も休まずわめき続け、怒鳴り続けていた。「まえ、まえ、もっとまえ〜。みぎ、みぎ〜」
表彰状を貰う時、ばっちり書いてある自分の名前だけは余分ではないかと内心赤面していた。
年間最後の11月3日・中級のチャンピオン決定戦に出られる資格は貰えた。そして上級へ上がれる資格も。
来年はやかましいこの口を閉ざして、笛と手の指示を勉強しなければいけない。これが一番の難問かもしれない。
帰りは渋滞の2連発。約6時間も掛かってしまった。
清里往復走行距離398キロメートル。


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