TUBE(真空管)コーナーを開設しました。
まずは整流管から。
真空管(ELECTRON TUBE)展示コーナー
(整流管)
{ST管}

名称:
KX−5Z3
用途:比較的大電流の両波整流
ヒーター電圧:5V
ヒーター電流:3A
定格:450V 225mA(両波)
備考:5U4のST版
簡単な解説:比較的大電力の整流に用いる整流管。5V3Aとヒーターが大喰らいなのでステレオアンプや大型受信機に用いる。同じような真空管として“5U4(G)”がある。

名称:
KX−12F
用途:ラジオの電源整流
ヒーター電圧:5V
ヒーター電流:0.5A
定格:350V 40mA (半波)
簡単な解説:並四および五球スーパーの整流管といえばこの球です。
ですが最近は品薄らしく値段も新品は高いです。
三本足なので支えないと立ちません。

名称:KX−12FK
用途:ラジオの電源整流
ヒーター電圧:5V
ヒーター電流:0.5A
定格:350V 40mA(半波)
簡単な解説:KX−12Fの傍熱型。電気的特性は12Fと同じ。

名称:
KX−80HK
用途:比較的小電力の半波整流
ヒーター電圧:5V
ヒーター電力:0.6A
定格:350V 60mA(半波)
備考:日本独自。5M−K9のST版。
簡単な解説:おもにラジオ用に使われた整流管。ただし、この管を作っていたのはマツダ(東芝)だけで他のメーカーはKX−80BKという管を作った。特性的には12Fという整流管を少し強化したような感じです。ちなみに3本足なので写真のようにして支え
ないと立たない。

名称:
KX−80BK
用途:ラジオ等の比較的省電力の整流
ヒーター電圧:5V
ヒーター電流:0.7A
定格:350V 70mA(半波)
簡単な解説:KX−80HKと同じだが、少しだけ定格が上がっている。実質的にどちらを使っても問題はない。
{GT管}

名称:
5Y3−GT
用途:中電力の両波整流。
ヒーター電圧:5V
ヒーター電力:2A
定格:350V 125mA(両波)
備考:KX−80のGT管版
簡単な解説:通信型受信機や小規模なアンプの整流に使われる整流管。KX−80のGT管版でもある。今でもアンプなどに使われているのを見かける。
{mT管}

名称:
5M−K9
ヒーター電圧:5V
ヒーター電流:0.6A
定格:350V 60mA(半波)
備考:KX−80HKのmT版。入手困難。
簡単な解説:日本独自の整流管で80HKのmT版でもあります。mT管式の5球スーパーによく使われていた球ですが、今入手しようとすると高価です。

名称:
6X4
ヒーター電圧:6V
ヒーター電流:0.6A
定格:325V 70mA(両波)
簡単な解説:mt両波整流管で日本では5M−K9に押されてあまり使われていない。

名称:
6AL5
ヒーター電圧:6V
ヒーター電流:0.3A?
定格:不明
簡単な解説:これは整流管じゃないかもしれませんが二極管なのでここに分類します。主に二極管検波に使われたと思われる真空管です。
小さくてカワイイです。

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