音質などの面で評判の良いぺるけ式FET差動ヘッドホンアンプを制作してみました。
部品頒布はぺるけ様にお願いしました。
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情熱の真空管
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FET差動ヘッドホンアンプ

左:1号機 右:2号機
1号機も2号機もほとんど同じ外観です、
2号機のプリント基板はぺるけ様著「理解しながら作るヘッドホンアンプ」付属基板です。
プリント基板とラグ板の違いさえあれ、中の回路はどちらもほとんど同じです。
まずは1号機から

フロントデザインは当たり障りのないシンプルなレイアウトです。
前面に電源スイッチ、ヘッドホンジャック、ボリュームを備えます。
電源ランプは高輝度タイプの緑色LEDです。
文字はインレタを貼ったあとクリアを噴いてあります。これでも意外と丈夫です。

背面はDCジャック、ラインIN、プリOUTを備えます。
入力ジャックは手持ちの金メッキ品。
プリOUTはヘッドホンを接続すると切断される仕組みになってます。

内部はラグ板による配線です。ちょっと配線が汚いのは仕方ない・・・
シールド線はラインインからボリュームまでの間までのみ使用。
こんな配線でもノイズはでませんでした。(汗)
使用パーツは千石の10円金皮、コンデンサは東信工業UTWRZ、そしてUTSJ。
オーディオ向けの素子はUTSJくらいです。
ボリュームはALPSのミニデテントを使用。
次に2号機

見た目は1号機と瓜二つです。
違う点は、電源ランプに高輝度タイプの青色LEDを使用しているくらいです。

背面は1号機と大分違います。
ライン入力(RCAジャック+3.5ミリミニジャック)とプリOUT(RCAジャック+3.5ミリミニジャック)を装備します。
RCAジャックは秋月の安物、3.5ミリジャックは絶縁タイプです。
DCジャックはいつもの外付けタイプ。

内部はプリント基板なので1号機よりはすっきりした印象です。
シールド線は使っていません。
RCAジャック付近などの配線が若干カオス・・・
使用パーツは電解コンデンサはニチコンHZ(マザボ向け超低ESR品)の1800μF×16本、抵抗は電源の4.7Ω以外全てタクマンのRAYです。
マザボ向けの抵ESR品は細身なので使いやすいです。
ボリュームは1号機と同じくALPSのミニデテント。

1号機2号機の内部比較、全然違うね。(当たり前だ)

1号機・2号機の上面のステッカーは手持ちの物を貼ってある。
こらそこ、痛アンプとか言わない。
1号機:早苗 2号機:チルノ

1号機使用中・・・秋月の安物ACアダプタを使用していますがノイズはほとんど、というか全くと言っていいほど聞こえません。
MDR−EX500SLのような抵インピーダンス(16Ω)のイヤホンでも大丈夫です。
音質は良いです。ノイズも無くクリアな音です。
ヘッドホンの実力を100%出し切っている感じが心地よいです。
アニソンだろうがクラシックだろうがジャズだろうがジャンルを問わずに鳴らします。
オーディオテクニカのATH−SX1aを使用していますが、かなり満足です。
ディスクリートってこんなにいい音だったのかと思いました。

2号機も同様に使用可能です。
2号機の方がコンデンサの容量が大きいため心なしか低音域が出てる感じがします。

しかし並べてみるとフロントパネルは全く同じデザインだなあ・・・
まあ、悪くないレイアウトだしいいか(自己満足)
これだから自作はやめられません。
でも、やっぱり白い机で金属加工や半田付け作業すると汚れるなあ・・・
最後に、丁寧なホームページを公開し、そして部品頒布をしてくださったぺるけ様、そしてオーディオ自作ヘルプ掲示板の皆様、ありがとうございます。

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