パーツが集まったらいよいよ製作に移ります。
(携帯カメラでの撮影のためピンボケ写真多いです)
1:シャーシ加工
加工済シャーシとはいえ、多少の加工は必要です。
ヘッドホンジャック用の穴を追加であけます。

小さい穴をあけた後

リーマで穴を広げて

あとはトランス用の穴にゴムブッシュを付けて完成!!
2:ラグ板ユニットの製作
このミニワッターアンプの特徴は、20Pの平ラグ板にCR類のほとんどをまとめてしまってあることです。
これにより、とても楽に配線を行うことができます。
この20P平ラグ板に部品を実装する作業を行います。

20P平ラグに実装するパーツ。抵抗、コンデンサ、ダイオード、FET等を実装します。

向って右端からパーツを付けていきます。ジャンパー線は0.6ミリのスズメッキ線を使用します。

電解コンデンサも無理なく収まります。コンデンサ等のパーツの取り付け方向やラグ端子を間違えないように取り付けてハンダ付けしていきます。

ちょっと大きい3Wタイプの酸金抵抗も無理なく収まります。酸金抵抗は少し浮かせてハンダ付けすると良いです。

この調子でどんどん取り付けていきます。

真ん中のスペーサの部分には、パーツが当たらないように少し高めに取り付けます。

とりあえず左右両チャンネルのユニットが完成。

電源部も同じようにどんどん部品をとりつけていきます。

大方、部品が取り付け終わったら・・・

大形電解コンデンサを取り付けて、ラグ板裏を配線してラグ板ユニットは完成!!
ラグ板の完成写真撮り忘れましたorz
3:シャーシにパーツの取り付けとボリューム軸のカット
ラグ板ユニットが完成したら

シャーシにパーツを取り付けていきます。
ターミナルや小物類から取り付けていくと楽です。

真空管ソケットもこの段階で取り付けます。

この時点でやっとVRの軸が長すぎることを思い出し、万力と金鋸で軸をカット・・・

軸をカットしたVR

トランス類をのせます。重いです。
これにてシャーシへの部品の取り付けは完了です。
4:配線
つぎはお待ちかねの配線です。
ヒータ配線と電源周辺と入力周りの配線から行っていきます。

交流が流れるのでネジって配線しましょう。

縦ラグから配線とパーツの取り付けを開始。
ソケットにアースライン(スズメッキ線)を取り付けます。
あとヒータ配線をちょっと修正・・・

ラグ板ユニットを組み込み、ソケットに向けて配線します。

ソケット周りのパーツの取り付けをします。

出力トランス周りを配線します。
見ずらい写真ですみません・・・
ヘッドホンジャックの配線は少し苦戦したが、どうにかなった。
細かい作業なので注意して作業しました。

完成したシャーシ内部。
PCL86の時よりはマシになったけど、いかいせん汚いです。
もっと上手に配線できるようにならねば・・・
5:点検
次は、いよいよ電源に挿してチェックを行うのですがその前に・・・
配線は間違ってないか
パーツはちゃんとついているか、取り付け方向は合ってるか
そのほか色々と間違ってないか
を重点的に確認します。
特にダイオードと電解コンデンサの取り付け方向ミスは念入りに確認します。
確認してOKなら
真空管を挿さずに電源を入れます。
ここで異音や変な臭い、挙句の果てに煙が出たりしたらすぐにスイッチを切ります。
今回はそのようなトラブルも無くOKでした。
ヒューズ入れ忘れて電源が入らないとパニクッタのは内緒ね
OKならいよいよ真空管を挿して

音源と、スピーカにつないで音が出るか確認します。
1発OKでした。
チェックが完了したら

トランスカバーを取り付けて・・・

裏蓋を閉めて
6:完成

そして、完成です。
早速PCのラインアウトとデスクトップのフルレンジにつないで音楽を聴いてみました。
第一印象は、何だか音がざらついてる?という感じでしたが、2時間ほど鳴らしこむと、非常に良い音になりました。
真空管ラジオ用みたいな小型の出力トランスと12AX7と同サイズの双三極管からかなりまともな音が出ます。
低域も、超低域は流石に無理がありますが、十分に出ています。
結果的に大満足です。
スペシャルサンクス
情熱の真空管
http://www.op316.com/tubes/tubes.htm
ミニワッター
http://www.op316.com/tubes/mw/index.htm

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