ソウルジェム(真空管)無し。 真空管なしの真空管アンプってただの高価なハコだよね。
以前、PCL86ミニワッターを製作したのですが、直結タイプのミニワッターをもう1台製作したくなり作ってしまいました。
今回は以前より気になっていた双3極管の5687を使用したミニワッターを製作することにしました。シャーシは例によってぺるけ様に頒布して頂きました。
回路的には簡易型ロフチンホワイトといった感じのシングルアンプなのでちょっと楽しみです。
ミニワッターについてはこちら
情熱の真空管
http://www.op316.com/tubes/tubes.htm
ミニワッター
http://www.op316.com/tubes/mw/index.htm
5687のほかにも6N6PやPCL86での制作例もあります。
ミニワッター以外にもこの情熱の真空管というホームページは面白い?情報が盛りだくさんなのでぜひ1度覗いてみるのをお勧めします。
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例によって秋葉原で部品を集めてきました
1:真空管

5687という双3極管を使用します。この真空管は元々はコンピュータ用でオーディオ用ではありませんが、音質には定評があります。市場では1000円〜1500円くらいで出回っています。見た目は6DJ8や12AX7みたいですが、ヒーター電力は
通常の3倍です。このサイズで6L6と同じヒーター電力を食います。ソケットはモールドだとちょっとかわいそうなのでタイトソケットを使用。
2:トランス

出力トランスは東栄のT−1200、電源トランスは春日無線KMB90Fを使用しました。T−1200はラジオ用の出力トランスみたいなナリですが、オリエントコアを用いた本格派?のトランスです(でも1400円ほど)KMB90Fも並4用の電源トランスのコアを厚くしたようなナリですが、れっきとしたアンプ用の電源トランスです。
3:CR類

抵抗は千石の10円金皮とタクマンREYを使用。酸金抵抗はフツーの奴。電解コンデンサは日本ケミコンKMGとTKのUTWRZを使用します。
負帰還用のフィルムコンデンサはニッセイAPS。
スパークキラーも用意します。
4:半導体

整流用ダイオードは東芝1NU41を使用。これは生産中止品なのでUF4007、PS2010、UF2010を使用しても良いでしょう。
2SK3067は電源安定化用。
1N4007は電源回路、1N4148はスイッチのLEDの保護用です。
5:ラグ板

20Pの平ラグ1枚、3Pの縦ラグを2枚使用します。
6:端子類、VR

お馴染み金メッキタイプのピンジャックを使用。何となくゴージャスな気分(秋月で150円・・・)
スピーカターミナルはサトーパーツのT−45を使用。秋月に金メッキの良く似たのが安く売っているからそっちでもいいかも。
ACインレットはブタバナタイプの奴。
スイッチはミヤマのLED内蔵ロッカースイッチ。PCL86で緑色を使ったので今回は赤色にしてみた。
ヘッドホンジャックはスイッチ付のタイプを使用。
ボリュームはアルプスのRK27ミニデテントを使用。ツマミはリーダー電子L35S。測定機用のツマミだけあってシンプルながらカッコイイです。
7:ケース

ミニワッター用の加工済汎用シャーシです。加工済のシャーシは楽でいいね。
8:配線材

配線材は耐熱線のAWG24とAWG22を使用します。
スズメッキ銅線はラグ板の配線用。
9:ネジ類

ネジ類も忘れないように買っておきます
全部ドーン
とは言っても、かなりのパーツの少なさ(ラジオみたい)
総額2万5千円くらい。シャーシを自分で加工すれば6000円くらい安くなると思う。本気出せば1万円と少しくらいでできるかもね。
パーツが用意できたらいよいよ次はお待ちかねの製作!!
制作編に続く

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