豊後高田市のイベントを終え、翌朝から広島に向けて国道10号線をボンネットバス(日野BA14)で走行していると・・・
糸目今日子
「ちょっと、何よあれ!Uターン、Uタ〜ン!(ヽд) ゜゜」
このひと声でボンネットバスを無理矢理Uターンさせた糸目!追走していた日産U690の搭乗員はさぞ慌てたコトでしょう。
さて、2台のボンネットバスが向った先は
京築広域圏消防本部 豊前消防署でした。
「キャ〜〜〜何よコレ〜!日野TE100の泡原液搬送車が停まってるじゃないの!!」
当時日野BA14に乗っていた4人の中で、ボンネットに気が付いたのは哨戒長の糸目だけ!走行中の車内から一瞬だけにもチラリと見えたのにも関わらず、彼女の目は獲物を見逃さなかったのです。

しかし平成も20年、いや21年経過しようと言うのに、現役のボンネット消防車にお目に掛かれるとは・・・もう奇跡としか言いようがありません(おまる決壊!!)
ねぶるように見学&撮影していた我々を見るに見かねて、職員さんが「外に出しましょうか?」と声を掛けて下さいました。
「キトゥアアア−−−−−−−−−!!」
京築広域圏消防本部豊前消防署 泡原液搬送車
車台形式:日野TE100D改型、機関形式:日野DS70型予燃焼室式直列6気筒ディーゼルエンジン、排気量:7014cc、機関出力103kW/2500rpm、機関トルク:431Nm/1800rpm、全長6.75m、全幅2.32m、全高:2.90m、車両重量:6.06t、薬液槽容量:3500L、水ポンプ形式:?、水ポンプ性能:?級、艤装:森田ポンプ株式会社、製造年1973年

リアからの画像も・・・もう出血し過ぎて血が足りません!

更に消防署のご好意によってエンジンまで見せて頂ける事に!

ボンネットを開いた瞬間、それまでとは目つきが変わってDS70エンジンに食い入る福山自動車時計博物館スタッフ。
糸目今日子
「さすがボンネットバスのレストアに携わった方々だけあって、糸目とは熱心さが違うわ!!」

日野DS70型予燃焼室式直列6気筒ディーゼルエンジン。整備が行き届いているため、35年経過したエンジンとは思えませんね!

日野TE100の運転台。ハンドルでシフトレバーが隠れてしまってますが、日野BA14と同じ形状で、もちろんダブルクラッチ&重ステ仕様です。
もうヨダレが出るほど運転し甲斐ありますね!!

この頃の消防車って、ドアやボンネットにこのような装飾が施されてたじゃないの!最近の消防車を見てイマイチ萌えないのは、こう言った飾りっ気が無いからかなぁ〜。

お約束ですが、福山自動車時計博物館の日野BA14改と日野TE100との並びを!これを日野自動車の人が見たらどう思うのかしら?
気が付けばTE100の撮影に一時間も要してしまいました(汗)。アポ無しで突然訪れたのにも関わらず、最上級の対応をして下さった京築広域圏消防本部豊前消防署の皆様にはこの場を借りて御礼申し上げます。