今回のツーリングは「カブに太平洋と四万十川を見せてあげる」という名目で四国をウロウロしてきましたが、9月のアタマに西条市でゲットした昭和56年式の16m級屈折はしご付消防ポンプ車をブログでUPした後、当ブログの超常連、けんたこ@消・救写真館さまから
「菊間の西署や波方の出張所もいいのがあるんですよ。と帰ってきたあとに言ってみる(笑)」
というアタシの戦闘欲を煽るコメントを頂戴していたので、帰りのルートに菊間と波方を追加して、その「いいの」とやらにお目にかかることにしましょう。
菊間の今治西消防署には新しいスクアート車が居たのでスルーして、波方に向うと・・・
お〜〜〜〜〜!確かに奥の車庫には、それっぽいスクアート車がいるじゃないの!!
早速、撮影許可を貰いに行くと、何とクルマを出して頂けるとのこと!!

今治西消防署 波方分署 27m級屈折放水塔付消防ポンプ車
車台形式:P−FT413N型、機関形式:三菱8DC82AF直接噴射式水冷V型8気筒ディーゼルエンジン、排気量:14886cc、機関出力213kW/2200rpm、機関トルク:980Nm/1400rpm、全長10.3m、全幅2.49m、全高:3.75m、車両重量:19.9t、最大地上高:27.2m、作業半径:16.3m、第1塔最大起立角度(対車輌):80度、第2塔最大起立角度(対第1塔):135度、第3塔最大起立角度(対第2塔):210度、梯子駆動方式:全油圧駆動方式、塔形式:MON−27、薬液槽容量:1800L、水ポンプ形式:ME−7A形2段バランスタービンポンプ、水ポンプ性能:A−1級、艤装:森田ポンプ株式会社、製造年1985年

いゃぁ〜コレは凄い!凄すぎる!!
えっ、ナニが凄いですかって!?そりゃあ〜もうアンタ!27m級の屈折式放水塔を重たそうに支えるシャシーもさることながら、ポンプが通常のA−2級よりも太いA−1級のポンプを搭載して、1800リットルの薬液槽も備えているコトです。
つまりコンビナート火災に対応する「放水塔車」「大型化学車」「泡原液搬送車」の化学車3点セットのうち、このクルマは放水塔車と化学車の2役をこなしてしまうワケ!

そして最近の消防車は、吸管やコック等がシャッター内に収められて、外観上スッキリとしていますが、昔の消防車を知っているアタシにしては、ちょっと寂しい気がしていましたが、このクルマはコックやバルブ等の計器が剥き出しで、更にポンプ本体まで覗く事が出来るので、一日中見てても飽きがこないわ!!

それにしてもバルブを避けながら収納されている吸管が、メチャクチャ長くて太いコト!もうこうなると取り扱いが大変なので、ポンプ車に中継して貰いたくなるわ!!

今治西消防署 波方分署 泡原液搬送車
車台形式:P−FT413N改型、機関形式:三菱8DC8直接噴射式水冷V型8気筒ディーゼルエンジン、排気量:14886cc、機関出力202kW/2200rpm、機関トルク:941Nm/1400rpm、全長m、全幅2.49m、全高:m、車両重量:t、薬液容量:L、艤装:森田ポンプ株式会社、製造年1985年
スクアート車とペアを組む泡原液搬送車も、同じくレアなシャシーですね!それにしても車齢を感じさせないピカピカの車体には、隊員さんのクルマに対する愛情が感じられますね!!

いゃあ〜けんたこ@消・救写真館さま、とっても素敵な消防車を紹介して下さいまして、ありがとうございました!そして今治西消防署波方分署の皆様にはこの場を借りて御礼申し上げます!