いや、車の話です。
キワどい画像とかは出てきませんので悪しからず。
50年代のレーシングカーは魅力的なオシリの丸い車が多いんですが、意外とタテには丸くても横には四角いのが多いんですね。
テスタロッサとか、DBR1とか・・・。
っということで「秋の新作」はおシリがタテにもヨコにも丸いこちらでございます。
この27日にオフ会があるので、ここで9月の新作を持って行ければカッコ良いかなぁ、なんて思いつつ半分あきらめていたんですが、シルバーウィークを利用して無理やり完成させてしまいました。

このキットのもとはコレ。覚えている方もいらっしゃると思いますが。
旧サイトの「ごめんね、ほったらかしで」コーナーにさらしていたものです。
昨年、少しその気になって筋堀再処理、塗装、デカール貼りまで進めていたんですが、デカールの質があまりに悪く、また止まってしまっていたものです。
今回再び発起して塗装を剥がして(筋堀の再彫り直しが嫌だったのでシンナー風呂でなくペーパーで削り落とし)サークルのみ、ナンバーなし仕様で仕上げてみました。
しかし、ヒドいぞ。このキット。
筋堀は優に1o以上のヨレヨレ運河、デカールは透けるしボロボロ、仮組みするとタイヤが半分はみ出る、ホイールベースが長い、スモールパーツはザクザクのキャスティング、最悪のネジ止め位置・・・・・
とまあ、かつて世界の一級品と称されたあのAMRではありません。
このキットと前後して512Sロングテールや250LMという芳しくない作が続きRUFも終わったかな?と寂しい思いをしたキットです。
しかしやっぱりRUFはRUF、似てるか似てないかはともかく完成してみるとサイドのラインがとても美しく、RUFらしい押し出しの強さと存在感があります。
資料はほとんどないに等しく、特定のレース仕様でもないので好き勝手に作りました。
実車は1957年のルマン出場車で、ルマン史上初となる平均時速200Kmを超えるラップレコードを出した由緒正しいワークスマシンとか。
ドライバーは翌年F1ワールドチャンピオンとなるマイク・ホーソン。
仕上がりの方はいつもどおり、完成間近のドタバタが見える出来。
エッチングの材質が異様に硬く、フロントウィンドウ止めの突起部が全く起き上がらずに往生して少々歪んでしまいました。金具とウィンドウとの隙間がどうしても出来てしまうところですが、突起部の立ち上がりが足りないためいつも以上に隙間が大きくなってしまいました。お恥ずかしい出来。
今までこの種のウィンドウはいくつか作りましたがフェニックスはフニャッと簡単に曲げられたのに・・・・過去最低ですな。目立つところだけに減点2!
メタルボディにパテ修正は経年変化が心配でしたが、ウレタンサフェを噴いておけば大丈夫のようです。
1年寝かしても問題ありませんでしたから。
カラーは真っ赤なレアストア車風にしたかったので朱の入らないリッチレッドを使いました。
アルファでも使いましたが、シルクレッドより隠蔽力が弱いようで、3回塗らないと塗りムラが出てしまいます。
テールのルーバーのついたパネルの色が違ってしまいました。合いも良くないし・・・トホホ。
オフ会には間に合わないのでここは塗りなおしましょう。これも減点2!
ホイールはボシカの銀塗り。サイドのフレーム、ワイパー、フィラーキャップ、オーバースケール!なキャッチピン(しかも出っ張り過ぎ!)、ドアフレームなどは自作、グリルは初めてZモデルさんの格子組を使ってみました。
さて、次はどうしよう。
7、8、9月と毎月連休があったので5月からの5か月で5台完成という43デビュー以来最速ペースで作ってきましたが、並行して作っているものももうないので、さすがに10月の新作はなさそうです。(^^;
年内あと1台行ければ御の字かな?

BRM、T33、T70、312P、335S、とあまりといえばあまりにYさんワールドな車種が続いたのでもう一つこの流れでいくか、新境地を開拓するか思案中であります。

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