■ 人の悪口を言ってないと
人の悪口をのべつまくなし捲くし立てる方がいます。それも,人の些細なミスを見つけると大喜びして,針小棒大に周囲に触れ回ったり,悪口のネタがなかったら,でっち上げまでして。
確かに,人の悪口や噂話は簡単なストレス発散手段ですから,大なり小なり誰でもやってます。しかし,のべつまくなしとなると流石に病的なものを感じて周囲が引いてしまいます。
こういう方は,誰かの悪口を言っていないと,自分が不安となる方が多いようです。
■ 悪口は……
悪口は,言っている間だけ,相手より自分が上に見えるので,優越感にひたれます。人を貶めると相対的に自分が浮上したような高揚感の錯覚に陥るからです。
でもね。それは,悪口を言っている間だけです。それで,そういう方は,悪口が尽きると,猛烈な不安感に襲われます。相対的に自分が低下したような錯覚に陥るからです。そのため,次なる悪口のターゲットを捜し求めて,些細なことを大げさに触れ回り,些細なことすら見つからないと,人の欠点や「性格上の問題点」のでっち上げまで走ります。
■ 周囲が異常に引くとき
しかし,そのころは,次から次へと人の悪口を捲くし立てる異常さに周囲が気付いて,大方の人は引いてしまいます。だから,その方は,ますます孤独感に陥るので,更に更に他人の欠点や弱点を探し回り,酷いときには欠点や弱点の募集(教えて君)までします。
何故か,こういう方は,脚色や演出は,お手のものですから,「マザーテレサだって,○○さんが言ってたけど,実は売春婦で稼いでいたのよ!」などと異常な放言をして,はばかりません(実話)。
その人の言うことを信じて,熱烈なる信望者になって,一緒に悪口三昧に参加して,哀れな無実の被害者を攻撃し捲くる人もいます。信望する人が,なぜかイケメンや美形が多いからだと思いますが(実話)。
■ 傷つけたいの
でも,そういう方々は,人を傷つけて攻撃による自我の満足を得ないと不安でしょうがなくなるカワイソウな人が多いのです。自分で半ば自覚している方もいます。滅多に口にしませんが,たとえば……
あなたの言うことは,何故か反発したくなるの。
私の指示に従え!そんなに私を信じられないのか!
問題点を指摘してあげないと,私が罪悪感を感じるの。
■ 理想論ですが
できれば,悪口言って笑い飛ばすなら
自分を笑のネタに提供できる度量の大きい人
自分の失敗談を後輩にアケスケに言える人物
になりたいですね。
もちろん,そこまで「いしわた」は人間できてませんけど…笑…。

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