2006/9/28

振り返れば鳩がいる  京都

これは巣の構築を賭けて戦った2羽の鳩の物語である…って、古いね。

数日前の夜。裏のストッカーにゴミを置に出た時の事。
ちび庭の隅、アラカシの木が1本だけ植わっている。傍らをすり抜けようとすると、木の奥で何やらごそごそ音が。

ん?鳩が寝てたかな?と思って、そのまま忘れていた。
次の朝、ときおり鳩がちび庭に飛び下りているようだったけど、全く気にせず。ん?鳥が来てるなあ。こうやって私がいない内にメダカを食べていったのかしら?(去年、買い足したメダカは知らない内に跡形もなく水鉢から消えていたのだった…)な〜んて、思ったりはしたけれども。

さて。水やり。と、ちび庭に降りかけたら、砂利の上に、半分羽を伸ばしてへたばったように座り込んでる鳩が。
「なに?けがしてるの?あしおれてんの?」と様子を伺っていたら、しばらくして、なんでもなかったような顔をしてフェンスの向こうの畑へ飛んでいってしまった。

「???」

さらに時間が立ってから。また羽音がする。降り立つ音、+アラカシの木に突っ込む音。これが、数回。

「?」

木に近い風呂場の窓からのぞいてみると。なんと、窓のすぐ前あたりの枝に枯れ枝がいっぱいぶら下がっている。鳩がせっせと枝をくわえてきては運び込んでる!!!
しかも、よく見ると、枝の奥にもう1羽。

おお!巣作りではないか!!!ななんと!かわいい!
「みてみて〜!」と連れに報告すると。「でも、フンとか汚いよ〜」との返事。「でも、かわいいよお?」というと、「好きにしてください」と言われた…。ぐすん。

不衛生なのは知ってるけど(昔怪我したやつを保護したことがある。)、そんなに神経質になるほどでもないんじゃ?と、念のためネットで調べてみると。う、案外フンの害は洒落にならないかも…ってか、実際かなり衛生的にやばそう。しかも、一度卵を産んじゃうと、野生動物保護法のため勝手に取り除く訳に行かないらしい。

どうしよう〜ッと思いながらもかわいいので何度も見に行っていたら、鳩が警戒したのかいなくなってしまった。が〜ん。かわいかったのに〜、と思いながらも、家のしかも窓のすぐ真ん前だし、と、涙を飲んで「他で作ってね」っと、まだ形をなしていない枯れ枝を棒で振り落とし。

やっぱりなんだか悪いことをした気になって、あ〜あ〜、かわいかったのに〜、引きずる始末。とはいえ、ちょっとほっとしたような。

ところが。
午後も随分すぎた頃にまたぱたぱたと音が。
「!!!」
いましたいました。
落された枝をせっせと運び込んでいる。わ〜いっ!やっぱりかわいい。これ、キジバトだなあ。オスが地面に降りて、枝をくわえて、フェンスに飛び乗って、アラカシの枝まで90°旋回しながら飛ぶ。そして、必ず枝をメスに渡して、メスは受け取った枝を自分の周りに差し込む。ひたすらこれの繰り返し。
オス:「いってくるっ」どさっ。ぱくっ。ぱたぱた。ばたばたばたばた。「はいっ」
メス:「ん〜、いいわね。んじゃこっち。次。」
オス:「いってくるっ」どさっ。ぱくっ。ぱたぱた…
これが延々。
仲睦まじいなあ〜。こりゃ、追い出せない〜。ねえねえ、どーする?「好きにしてください。」あ〜ん。

ご近所の批難に覚悟を固めつつ、ま、1、2か月だし、そっとしとくか…とおもっていたところ。夜になってぱったり姿が見えなくなった。「い、いない…」
どうやら、原因は台所の換気扇ではないだろうか。夕飯のしたくで、きっと煙がまともに来るのにおそれをなしたのでは…。それからはぱったり見ない。あ〜あ〜、かわいかったなあ〜。ヒナもみたかったなあ〜、と思いつつ、ほっとしたのも正直なところの庭主なのでした。

☆今日のちび庭気温:18〜26℃ ずいぶん涼しくて気持ちいいですね〜。明日はちょっと暑くなるのかな(^0^)
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2006/9/21

はっ、として、顔を上げる。  京都

瞬間、ぼうっとしかけていた意識が引き戻されたような。
???
持っていた箕を手放して、竹帚を握ったまま振り返って、道の向かい側へ。
コンクリートの塀の上、濃い硬い緑の葉っぱの中。
ん〜、?

あったあ!ありましたあ!
今年初めての、キンモクセイ(Osmanthus fragrans var. aurantiacus)のつぼみ。
ほお〜。もうそんなじきですかのお〜。はやいですのお〜。ほっほっほ。

どれどれ?あのいつも気になっていた、三角形の、どうみてもウロコかバルタン星人のハサミにしか見えないようだった芽は、いったい花芽だったのかしら?葉芽だったのかしら???う〜ん、よくわからない。すっかり跡形もなくかわいい蕾に変身している。
あれからどんなふうに育ってこのかわいい蕾が出ているのやら???
なんだか、いきなり咲いたようで慌ててしまいます。

ほんと、いいにおいですね〜。ちなみに、庭主はギンモクセイの匂いもとっても好きです。ちょっとミルキーのような、甘いけどより淡い上品な匂い。でも、こちらは花も少なくて、匂いもか細い感じ。なかなか出会えません。昔住んでいた家には植えてあったんだけどなあ〜。

さて、今日は、匂いのお話。
ここ数日、ずう〜っと比叡山のふもとのシキミ畑で草刈をしておりました。背丈ほども茂ったススキとシダにうんざりしながら斜面と格闘していたのですが、そのほんのちょっとした役得。シキミ(Illicium anisatum)って、ご存じですか?仏壇に御供えする、いい匂いのする緑の葉っぱです。草刈機をいれるたびに、いっしょに刈り取ったひこばえから、クスノキとはまたちょっと違う、ふわっといい匂いがします。園芸店にいた頃、このシキミを一抱えもある山取りの大きな枝の束から良いところを選りすぐってお供え用の束に仕立てていたのですが、そのときも「ん〜、いいにおい」っとうっとりしていたものでした。

このシキミ、調べてみたら、なんと意外なことが。
実が猛毒である!って事は知っていたのですが。なんと!実に含まれる「シキミ酸」という成分は、あの鳥インフルエンザのお薬、「タミフル」の原料なんですねえ〜!!!ね、ね、この実拾って帰ったら高く売れる???(注:シキミの実は劇物指定です。安易に持ち歩かないように。)
そしてそして。なんと、シキミって、スギともどもお線香の原料だったのね〜!!!

そおかあ。線香の匂いかあ。…。たしかに、お寺好きの庭主としては線香の匂いは嫌いじゃあないが…。んでも、生のシキミの匂いはもっと爽やかないい匂いなんですよお〜。そうそう。ミカン科だからいい匂いするんだ、なんて思ってたら間違い。モクレン科だったのね。ミカン科なのは「ミヤマシキミ(Skimmia japonica) 」の方。そう言われれば、花がヒメコブシに似てるといえなくもない???

最後に、最近のお気に入り。
アロマテラピーに凝りだした、という訳でもないのですが。急になんとなく香りがほしくなって、買ってしまいました。マンダリンオレンジのハーバルオイル。香水に憧れながらも、すぐに頭が痛くなる(というのと、仕事上。蜂がよってくるらしい)ので一切つけない庭主。でも、肩や首筋がすごく凝り性なのと、お仕事から帰ってきたらな〜んか気分転換したいっ!ということで、つい。

それも、とあるお庭のお手入れをしていた時の事。夏の猛暑の中の作業で、「あ〜、もう体がうごかない〜っ」と、かなりぐったりしてきたころ。目の前でスダチ??なのか、ミカンの若い実なのか、濃い緑の小さな実がポトリと枝から落ちた瞬間。ふっと、柑橘系のあのすっぱそうな匂いがして、急に目が覚めたように、頭と体がしゃきっとしたんですよね〜。おもわず、拾って匂いを深く吸い込んでみました。う〜ん、香りの威力、恐るべし。

でも、探すとなったら匂いにもこだわりが。リラックスのオレンジ?やすらぎのラベンダ〜?ロ〜ズもいいよな〜。お肌にいい匂いっていうし…と、いろんなメーカーのアロマテラピー用のオレンジやらローズやらを試してみるのですが、なかなか自分が「これっ!」イメージしているて匂いって、いざ探してみるとないもんなんですね。甘過ぎず、辛すぎず(?)…それだけ、人が「これがオレンジのにおい」と思う匂いは実は千差万別って事でしょうか。「ローズ」に至っては、バラ自体がいろんな系統の匂いがあるし…こちらは、イメージのがなくてあきらめました。

マンダリンオレンジのハーバルオイルで酷使した手や肩のマッサージ。くせになりそうです。あなたもお気に入りのひと瓶、いかがですか?(BGMは『茶色の小瓶』)。

☆今日のちび庭気温:18〜29℃ お天気よかったですね〜。桜の木にほんのすこ〜しずつ、黄色い葉っぱが混じり始めました(^0^)。
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2006/9/13

オータム ガーデン  栽培

長月、秋の長雨。9月に入ってから、すとん、と涼しい日が続いていますね。あっけないくらいのこの涼しさ。それだけに、暑い日が入るとちょっときつそうですが。でも、なんやかやと言ってももう夏至から3か月がすぎようとしているんですもんね。あっという間に寒くなるんだあ〜〜〜〜〜。お庭のいい季節は短いですね〜。

ちび庭では、春にはなぜかすっ飛ばされてしまったバラの季節に入りかけてきたようです。ああよかった、ちゃんと今年もバラが見られそうだ。

春には咲かなかったミニバラ、「コーヒーオベーション」と「ジュピターオプティマ」。春のチュウレンジバチと夏の高温多湿とのおかげで、ほとんど葉を傷めてしまっっていたのですが、9月にはいって期待できそうないい芽が出てきました。どおかな?間に合うかな?秋のコーヒーオベーション、今年も是非みたいなあ。

同じく虫に食われ続けていたちび庭のメインのバラ、「アプリコットネクター」が、ようやく今年一番の美しい花を咲かせました!
春先にも咲いたことは咲いたんだけど、おそろしく早くて、朝にあ、つぼみ、と思ってると家に帰ってきた夕方にはもう散ってたり。おまけに、やっぱり虫にやられたんだか、変にくしゃくしゃの(しかも小ぶりな)、?って感じな花しか咲かなかったんですよね〜。

春に唯一しっかり元気に咲いたのは、盆栽によく使われる「小町バラ」。野バラの1品種だそうですが、白の一重でとっても素直な感じの花です。こちらは、すっかり伸ばし放題。なが〜いシュートを切らずにほっておいたら、まるで花綱のようにかわいく咲いていました。こちらもあっという間に散ってしまいましたが。こちらも、今日また1輪が咲きました。清楚です。

大雨と暑さですっかりカチカチになった鉢の土。7月末、反省して、竹の棒を突き刺して空気孔を開け、上をちょっと耕して腐葉土を振り掛けて、土の乾燥を防ぐのと泥の跳ね返りを防ぐために、バークでマルチングをしてみました。ついでにウコン桜の鉢にも。

うん。マルチング。なかなかいい感じでしたね。鉢の土の極端な乾きもかなり防いでるようです。それからちょっとバラが元気を取り戻してきた感じ。黒星病はかなり減った、というか、黒星病にかかって落葉するよりも早く新芽が出てくるようになった感じ。薬はあるんだけど、どうも使いたくないのよね〜。後は虫の見張りだな。

そして、お盆で実家に帰った時にガーデンセンターで見つけた(ここが実に安い!)、とお〜っても小さいミニバラ。もう、花も一通り終わりかけて棚の片隅に追いやられていたのを、連れが「この花かわいい」と見つけてきたのでした。ほとんど葉も落ちて、ぴよん、と残った枝先に1、2輪だけ付いていた花は、大きさ約5、6mmほど。おおお?

もしかして、これは世界最小のバラってやつ???
この大きさだと、候補は「須恵姫(すえひめ)」と「リトルウッズ」。でも、色も形も、写真からじゃどっちともいえないなあ〜。はて?

鉢にはびこった雑草を採り、枯れ枝を掃除し、肥料をやって、8月中は、この極小バラを日陰になる玄関先に置いていました。枝だけだったのが、だんだん葉っぱが出てきて、新しい花も。でも、日陰のせいか、花は緑っぽい白。9月にはいってそろそろ日差しも和らいだのでちび庭へ。すると、1日で花がぽっとピンクに色づき出しました。今ではすっかり元気。蕾も少しづつ上がってきています。

明日はお天気どうかなあ。お月見も待ち遠しいですね!

☆今日のちび庭気温:21〜26℃ 秋の夜長の夜更かし、は読書好きにはとっても魅力的だけれど、いかんいかん。でも、この快適な気温がず〜っと続けば嬉しいんだけどなあ〜〜〜!(^0^)
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2006/9/9

う〜ん。  京都

宿題、というほどでもないのですが。お花がヌスマレナイ方法、あなたなら、ど〜する???
私がとってもびっくりしていること。お花を植えると、「とられてまう」ということなんです。
なんだかすさまじい。これって、全国的にそーなの???まさに、「想定外」なのですが。

シゴトで公共の場に花壇を作ることになっているのですが、一番に相談されたのは、花の植え方でも管理方法でもなく、「どうしたらヌスマレナイか」。は、はあ〜 (^^;)

うん、でも確かにあるんですよね〜。年末に料亭にお正月の門松を納めたら、もう元旦には玄関から跡形もなく消えていた、とか、お気に入りの大きなテラコッタ鉢の寄せ植えがなくなった、とか。

前にも書きましたが、団地の植栽管理をしていた時、植えたパンジーがだんだん根こそぎ消えていったり。「ネキリムシとか???」と、初めは信じられませんでしたが、結局半分ぐらいになっちゃったもんね〜。おそうじのおばさまも「あ〜っ、黄色いの全部なくなってしもてるやん。とられるんやったらウチもろて帰るんやったわ〜。」な〜んておっしゃるところが御愛嬌。お花、どこいったんでしょうね〜。

みなさん、そんなとき、どうしてます?(っていうか、やっぱりそういうこと、あるんですか???)

思い付くのは、
1.根株を紐で数珠つなぎに結んでおく(う〜っ、手間かかるう〜)
2.ネットを敷いて、編み目の間に植え込む(でも、植え込めるって事は、掘りだせる???後で草むしりの邪魔になりそ〜。)

「農薬まいてます」ってアピールするなんて話もどこかにあったけど、子供達も遊ぶところだから、ちょっとまずい。一番現実的なのは、何の花か分からないぐらい苗が小さいうちに花壇に植え込んでおき、花が咲く頃にはしっかり根を張らせるってことぐらいですかねえ。どう考えてもとる人はとるのよね〜。モラルを高める努力、ってとこですかね〜。

どなたか、イイお知恵がありましたら、おしえてやってくださいませ〜〜〜〜〜〜!


さて、だいぶ、本当にここ1週間はずいぶん涼しかったですね。こうなると、一気に秋の花がほしくなるからたまりません。しまった、やっぱ、サルビア類を植えとくんだった〜〜〜〜〜!っと今さらの嘆き。そういって近所の花どころを見回してみても、今ある苗はウモウケイトウとトレニアと小さくなったペチュニアとベゴニアセンパフローレンスぐらい。ちょっとコリウスとキク苗類が出てきたか?

あ〜ん、サルビア(Salvia spp.)集めした〜い!!!も、土の地面があったらいっぱい植えちゃうもんね〜。S.コクシネアの白とピンクのやつほし〜い!しまった、去年府立植物園で種を拾ってきたのを撒いとけばよかった。s.ファリナセアも、S.ガラニティカも、ホットリップスも、ほし〜よお〜(現在ちび庭は「育てる」重視の為、色彩構成は一切無視しております。あしからず。m(..)m)。残念ながら、この辺ではそんな「しゃれた」やつはなかなかお目にかからないのです。うう、サカタネが懐かしいっ!!!

そおそお、春先は、「サルビアなんて、場所採るからな〜」っと、種まきしなかったのでした。ああ、失敗。でも、なんていうか、その季節になってはじめて恋しくなる花って、ありますよ、ねえ?
サルビア図鑑を眺めてなぐさめております。ああ、すてき。イギリスのウィズレー植物園でみた黒いサルビア S. ディスコロール(S. discolor)、かわいかったなあ〜〜〜〜。

サルビア図鑑
http://homepage2.nifty.com/~yoji/salvias/index_frame.html

☆今日のちび庭気温:21〜31℃ なんだか気温は下がったのに今日に限って妙に蒸し暑かった1日でした。やっと今頃ゴーヤがなり出しましたよ。よくみると、ミニチュアゴーヤがあっちにもこっちにも。新たな収穫に期待です。
5日にセルトレーに撒いたパンジーも芽を出してきました!う〜ん、ちゃんと育てばオヤカタが買い取ってくれるとかなんとか…無事に育つといーけど。
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