2008/8/26

夏の愁いは  ガーデン

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う〜んっと?あんなに暑かった夏なのに、ここんところ、いきなり肌寒い(!)雨が続いていますね。え?何?もう秋?なんだか紅葉まで始まってしまいそうな…というのはいくらなんでも大げさですが。

いや〜。暑かった。バテました。見事に。なんていうか、もうちょっと心地よい「中間」というのがほしいところですが、まあ、ようやく頭が働き出す気温になってまいりましたね。

「のーえん」での初めての夏越し。例によって資金なし、インフラなし、マンパワーも未定、計画は迷走…な中での花作り。見学に来てくださる方々には、雑草に埋もれた我らがのーえんもさんざんに見えることでございましょう。はあ〜。ぱったり。

だがしかし。昔、親方にたしなめられました。「外からはな、いくらでも言えるんや。実際やってみたら、案外それが精一杯やで。」と。まだぞーえんやさんに入ったばかりの頃、あーだこーだとよそのお庭を見て、出来を批評をしていた時のこと。(う〜ん。王監督のコメントのようだ…。親方のそういうとこがカッコよかったのよね〜。)

そーよそーよ。まだ始めたばっかりだもの。理想には(あまりにも)程遠いけれど、これも少しずつの前進よ。必ずや来年に生かされることでございましょう。

それよりも、心配なのは、お手伝いに来てくださるボランティアの方々の健康管理。のーえんには十分な施設はまだなく、かろうじての日陰があるばかり。確かに年配の方が多いのだけれど、体力気力は個人差も大きい。みんながんばりすぎないようにしないとね。

暑さに勝てなくて夏は休養する方も当然いるし、「えんげーふくし」を名乗る以上、メンバーには体のトラブルを抱えている方もいらっしゃる訳で、作業もそうそうフツーの農園のようにははかどりません。それでも、よくがんばったわよねー、と、涼風を背に、暑い夏を越した畑を見やる今日この頃でございます。本当の秋になったら、きれいな花が見られるといいなあ〜〜〜(^_^)
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タグ:   植物

2008/8/6

奥の山道。  ガーデン

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平泉、花巻、遠野に行ってきました〜。仙台より先の東北に行ったことのなかった庭主には、あこがれの初の「東北奥座敷」ツアーでございます。

行ってみますと。いや〜。さすがに現代は細道なんてもんじゃない、ドライブに快適な道がしっかり遠野まで続いておりましたが、現地に着くと、登ること登ること。花巻はそうでもなかったけど、平泉も遠野も、しっかり山道参詣でございました。

どこまで行っても、緑が美しい。水の流れも清らか。かんかん照りの東京とはちがって、曇り空のなかときどき日が射すような、実に快適な気候でございました。

そのせいか、あちこちに鮮やかなアジサイの青。野や畑に植えられた花々も、実に瑞々しい。うらやましいなあ〜。でも、冬、寒いんだろうなあ〜〜〜。

さて、心に残った場面は幾つもあるのですが、本日書こうと思ったのは、平泉の毛越寺。もうつうじ、と読みます。

この毛越寺、造園の教科書には、浄土庭園の代表として出てきます。が、庭主、ここに来るまで、どうもピンと来ていなかった。なんだか、どの写真を見ても、今一つそそられる感じがしなかったので。

でも。おお!な〜んてすばらしいんだ!!!こーんな美しい庭園が他にあったろうか。
そうか。スケールが大きすぎて、写真の枠に入り切らないんだ。だから、本で見てものっぺりとポイントがないように見えてしまうんだ。

なんともなだらかな池の汀。築山の柔らかさ。そして、大きな赤松の、実におおらかで繊細な、枝先。いたずらに添景物を置くでなく、シンプルで、余計なものを一切そぎ落した美しさ。

なんとも、なんとも。「たおやか」、という言葉がこれほどしっくり来る庭園があったでしょうか。

いや〜。スケールが大きいと、こういうことができてしまうんですね〜。どこまでも柔らかく、こんなに美しい曲線をふんだんに使った池の端のライン。まあ、遺構を復元したものですから、元はもっと橋やら建物やら低木やら何やらあったのかもしれませんが…。

奥には、これまた美しくラインを描く遣水が。まさに、お約束通り、「北より出て東を流れ、南の大海に注ぎ西へと向かう」様が表わされています。はて、ここから見た風景は。

そうそう。京都は大覚寺の大沢の池にありました、あの、遣り水の遺構。
http://orange.ap.teacup.com/applet/jardin/msgsearch?0str=%82%A0&skey=%91%E5%91%F2&inside=1
あれほど大きくはないけれど。おんなじ。

しばらく関東の無骨なかっちり仕立ての黒松を見ていた目には、久々に林立する赤松の優しげな枝振りや、萩の素晴らしい曲線の仕立てや、ツツジなどにも入念に透かしを入れている様子を見て、すっかり涙してしまいました。るるるるる〜。

なんていうか、京都以上に京風。そういえば、その後見た義経さんのお堂からは、向かいの山に大文字が見えました。奥州藤原の人々も、京を恋しく思ったのでしょうか?それとも、ここを復元した人が京風好みなのか。この周囲にもある庭園遺構群を見れば、「北の都」の壮大さがが浮かび上がってきます。

残念ながら、世界遺産登録を今回は逃してしまったようですが、池の端の蓮も瑞々しく、また、ハナショウブをせっせと植え替えておられる方々もおられ、登録に備えて整えられたせいもあったのでしょうが、本当に、「美」の一言でございました。ぜひ、この美しさをいつまでも後世に伝えていってほしいものです…。

☆ここ数日のちび庭気温:22〜36℃(!) 今日はほっと一息、雨が降ってちょっと涼しい1日でした。明日はまた真夏日〜。(^^;)
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タグ:   植物



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