2009/11/24
炎を知らない子供達 日記

「こないださあ〜、子供が友達のうちへ行って、ガスコンロ見て驚いたらしくてさあ〜。ほら、うち、オール電化だろ。はじめて火を見たらしくてさあ。」
「あ〜、そうそう、最近の子って、へたするとクラスの半分くらい、火を見たことないらしいよ。
「ほんと、こっちがビックリしちゃったよ。最近はたき火もキャンプファイヤーもやらなくなったからなあ。でもこれってなんかやばいよな〜。いざとなったらサバイバルできないよな〜。」
「そうだよね〜。火を使うのは、人間の根本的な能力だからね〜。でも、ほんと、火を使う機会が減ってるんだよね〜。煙草も吸わないからライターもないし。せいぜいバーベキューか花火ぐらいか。」
「そうなると、どうやって理科とか教えるんだろうね〜。」
おおう。なんと。
きょうもどろんこになりました〜、と、ぐったりしながらのった帰りの電車の中。家を買ったらしい若いサラリーマンのおとうさんたちの会話。
いや〜、世代というのは変わるもんですね〜。そんな話を聞くと、どろんこな姿の我が身と比べて、ますます次世代が宇宙人に思えてくる???
まあ、次の大きな時代のとっかかりにいるのかもしれないけれど。
でも、時代においていかれるのだとしても、手仕事って、やっぱり、好きなんだなあ〜。
炎を使って、竹をいぶしたり、撓めたり、炭を作ったり。
雑草を燃やして草木灰にすれば、畑にはとてもいい肥料になる。
火をうまく扱う時、みんなほんのちょっと、誇らしげな顔になる。
むかし小学生だった頃、夏休みの林間学校でキャンプファイヤーを前にして、校長先生が言ったのを思い出しますね。
「この炎をじっと見つめてご覧なさい。心が安らいでくるでしょう?皆さんの遠い遠い祖先が、きっと同じようにこの炎を見つめていたはずです。」
炎は希望であり祈りであり生命である…。良く使うか否かは皆さんの心がけ一つ。
やっぱり、人間の全ての能力の源なんだなあ。最低限の扱い方は覚えたいものですねえ…。

2009/11/20
むしめずったり、むしめずらなかったり。 日記

ええ〜、とりあえずかわいいアブチロンの写真を載せておきまして。
本日は、むし、の、おはなし。
虫がきらいな方は、とばしてね〜。
秋はお野菜がおいしい季節。ちび庭庭主宅も、実家からた〜いりょうのお野菜が届きました。ありがたやありがたや。ジャガイモサツマイモジネンジョに里芋はいうに及ばず。キャベツにターサイに春菊小松菜ダイコン…そして、アシタバ。
たいへん〜。2人しかいないのに、たくさん食べないとお〜!おわんない〜!今日から毎日鍋だ〜!
で。その日も鍋だった。
「むしがいる、むし!」と、つれ。
あ〜、アブラムシたくさんいるよね。ん?いもむし?
こりゃ、アゲハの幼虫だあね。
「ど〜すんの、ど〜すんの」って、ぽいでしょう。
「すてるの?、すてるの?」って…すてないのかよぉ〜。
「べつにそんなこといってないよ。で、ど〜すんの〜。」
って。な〜によ〜お。
かなりしおれたアシタバでも、一生懸命食べてます。滋賀のウツクシイ山里から宅急便で運ばれて1週間。この生命力。う〜ん。
で、ちび庭のミツバを与えてみた。う〜ん。しおれてもアシタバの方がいいらしい。明日スーパーで買ってくるか〜。
で、買ってきてからはたと気づく。そーいや農薬が…。いかん、これを与えては、一発で死んでしまうっ。ムノウヤク野菜をさがさなくてはっ。と、イモムシがかじりかけたアシタバを取り上げ。
あ、そか。うちののーえんからパセリをもらってくればい〜んだ!ムノウヤクって、大切なことだったんだなあ〜。
う〜ん、人間には平気でも、小さな虫にはほんとうに毒なんだなあ〜って…そりゃーそーさ。そのためののーやくなんだもんな。
そおかあ〜。いっつものーえんで出荷からはじかれた野菜を、重いし虫食いを取るのがめんどくさいからってもらってこなかったんだけど、これからは人間さまのためにも心してもらってくるようにしよう…。
たべてるたべてる。とりあえずちび庭産のセリは食べた。でも、あと葉っぱ3枚しかないから、ミツバ食べてちょ。
食べ物が尽きたアゲハのイモムシは、ようやくミツバを食べ出した。調べてみると、山椒などミカン科の植物を食べるのは緑のイモムシのナミアゲハ、うちにやってきたのはセリ科の植物を食草とするキアゲハらしい。
やってきたときはまだ黒くて。4令だったのかな。ようやくミツバを順調に食べ始めたと思っていたら…。ぱったりと止まって動かない。
ん?いよいよ脱皮?確かに頭の方が膨らんできている…。
それからの長かったこと。ネットで見ると、半日から1日眠ってから脱皮すると書いてあるんだけど〜。もう2日目。ときおり、前足を持ち上げて踏ん張るんだけど…ちっとも脱皮する様子がない…(T T)
もしかして、ちょっとかじってしまったスーパーのアシタバが悪かった???それとも、もうじきが寒すぎて力がない?がんばれ〜。
寒い台所においてるから、気を使ってお湯なんかわかして部屋を暖めてみたり。
そして。3日目。仕事から帰ってきたら、ようやく!脱皮しておりました〜!
よかったよかった。心配したよお。
↓以下 写真あり。苦手な人はとばしてね。

でた〜!って感じ。
しばらく体が固まるまで、じっとしておりました。
1時間後に見てみたら、脱いだ皮をちゃんと食べておりました。おおっ、リサイクルぅ〜。とりあえず、よかっぱよかっぱ。
このあと、越冬ど〜すんのかな〜。あ〜。
ちなみに、庭主、畑ではパセリやフェンネルから、ちび庭ではナツミカンの葉っぱから、アゲハイモは見つけ次第放り投げておりまする。ええ、もう、基準は「自分を害するものはぶん投げる」(でもつぶせない)。
ちなみに、のーえんのみなさまに「いまアゲハイモ飼ってるの。」って言ったら、「きゃ〜っ!いやだわっ。もう、そんなの、1匹が30匹になっちゃうんだから〜!私たち最近、もうムシ殺すの平気になっちゃったわよね〜っ。」なんて返事が返ってまいりました。お野菜たちにとってはタノモシイかぎりですね。
それにしても、去年のアサリについてたちびかにピンノくんといい、この季節は珍客が来ることになってるのかしら〜。
☆今日のちび庭気温:4〜12℃ さぶいっ。ゆたんぽいれてもさぶいっ。さむくてねつけないっ。のに、あっという間に出勤時間。伝統的日本家屋は、ひえますにゃ〜。日々着だるまになっとります。(^^;)
