2011/3/27

くらやみとひかりと  日記

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ん〜、そんなにがんがんにあかるくしなくってもいいかなっ、と。


大地震から16日。おかげさまで生活のリズムも元に戻ってきました。


あのあと1週間は電車が不通で職場にたどり着けず。スーパーにもだいぶ物が戻ってき。放射線は…こまりましたね。職場でもハウス栽培だというのに風評害で作物が売れません。早くみんなが安心してお仕事できるようになりたいものです。


それはさておき。


停電のおかげで、良かったことは(もちろん、停電自体はすご〜〜〜く困ります)。


そんなに明るくしなくていいんじゃない?と認識できたこと。


駅の構内や繁華街の電気が半分以下に。


最初は、ちょっと陰気だな、と思ったけれど。まあ、別に問題はない。お年寄りや、視力の弱い方にはつらいのかもしれないけれど。


エスカレーターやエレベーターが止まってるのも、やはり赤ちゃんつれたお母さんや足が悪い人などには大変困るけれど、私はむしろ運動不足解消のために最近極力使ってないし。


いいんじゃないかな〜。これを機会に、照明や電気機器のあり方を変えても。


もちろん、弱者のために必要な分は動かすようにして、健常者は極力使わない。ほら、鍛えとかないと、また歩いて帰るはめになったら、体力つけとかないといけないでしょ。


暗くなった街を歩いておもったこと。


暗闇の奥ゆかしさ。京都の暗闇。スペインの光と影。


京都の町が好きなわけは、華やかなにぎわいもあるけれど、そんな町の路地のふとした闇の、そのあやしさ。あのすだれ越しの奥には、何があるのだろう、と思わせる、そんな闇。


そういえば、京都の町家では、昔は暗がりの深さが自慢だったとも聞いたことが。


表からは深い家の奥で、そう灯をともしもせずに、坪庭からの明かりばかりをたよりに針仕事をする。玄関をくぐって、人がいるのかしら?と思いながら声をかけると、暗い廊下の向こうからおばあさんが顔を出す。ようこんな暗いところで、と思うところで平気ですごされる。


でも、だからこそ、丸く穿った竹格子の窓の、微妙な光の色を見る。


坪庭の緑の、瑞々しい色の変化を知る。黒々とした柱の、年季の入った艶を慈しむ。京都の闇はあやしくて、息をひそめれば、千年も昔の人々の衣擦れさえ聞こえそうな気がする。そして闇が深ければ深いほど、豪奢に散りばめられた金襴は、いっそうその蜜の色の輝きを増す。


きっとおばけもいたろうさ。そんな気にさせる、やさしく深い闇。


そんな魅力的な闇なら、いいよなあ。


そして、若い頃学んだスペイン語。"Sol y Sombra" ー スペインは、光と影の国。


もっともこれは、強烈な太陽と、その光がつくる影のこと。真っ白な壁を照らし出す太陽は、くっきりとその影を描き出す。じりじりと照りつける路地から一歩石造りの家の中に入れば、ひんやりとした心地よい空気が身を包む。


それは、情熱と静謐なのかもしれないし、人生の側面なのかもしれない。


スペインを代表する宮廷肖像画家たちも、闇の中に人物とその豪奢な衣装を美しく浮かび上がらせる。一筋の光がさす瞳は深い感情を湛え、宝石を透かす光はその人物の生きた一瞬を切り取る。


光があってこその闇。闇がゆえの光のまぶしさ。


まあ、なんというか、ちょっと暗くなったホームを見て、どことなくほっとしたというか。むかしは、こんなもんだったよね〜。田舎の駅は。ぽつんぽつんと灯りが点いてて。


あんまりビカビカまぶしくしてると、夜寝られないよ〜ん。


それと、少ない明かりでもいいんだけど、出来ればもうちょっと暖かい色の光がいいなあ〜〜〜。なんか、青白いと陰気なんだもの。


ほら、ヨーロッパの石畳を照らすガス灯の黄色い明かりとか(もちろん今は電気ですが)。わくわくする祭りの提灯とか、たいまつとか。ディズニーランドの明かりも楽しげでしょ。


そんなすてきな照明、つくろ〜よ。


☆今日のちび庭気温:1.5〜12℃ 上の写真は蘇州の旧市街のライトアップ。全部が明るくはないけど、素敵でしょ。(^_^)
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タグ: 日記 生活 

2011/3/12

皆様大丈夫でしたか?  日記

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ごぶさたしております。えらい(すごい)ひどい地震でしたね。


昨晩夜中の3時に家にたどり着きました。


おかげさまでちび庭は全く変わりなく。


家も本棚から床に本が散乱した以外は、お風呂場のタイルにひびが入った程度で済みました。





お隣は壁に縦に亀裂が入り、ベランダから見えるご近所何軒かの屋根の棟瓦が崩れています。


よくみると、我が家は東からの揺れの波に対して屋根の棟が直角に向いていたので助かったらしい。崩れているのはどれも揺れの波に平行な棟をもつ屋根。


よしよし。いい子でよくがんばったね、と、お家をほめてあげる。





地震の瞬間は千葉の北の方の仕事場のハウスの中でした。みんなあわてて畑の真ん中へ避難。周りの大木や電信柱がグワングワンと揺れ、地面もビリビリと大きな地響きの波が数回。地面の上だというのに舟で大波を幾つも受けるように足下が揺らぐ。


収まるかと思えば大きな揺れが第1波から5、6波まで来たような。これが東海地震なのか???と思いながら、震える電柱を見つめて畑の真ん中で1時間。


いや〜、助かった。良かった畑で。つれも幸いちゅーごくに出張中だし。


でも、先日見た派手なNHKスペシャルの津波のシュミレーションイメージが頭をよぎる。うちは東京湾の一番奥。河口から2qもないのよね。お家、大丈夫かしら。





そこから帰るのが大変でした。ちび庭のあるお家は、電車を4つ乗り継いだはるか彼方。駅まで行ってみたけど電車は最低まる1日かからないと復旧しないということで駅もお店も早々に封鎖になり、バスもタクシーもなく、携帯もメールもまるで通じず。さ、寒い…。


幸い職場の人が心配して迎えにきてくださり、いったんお宅にお邪魔。そのご家族も夜遅くまで連絡が取れなかったのですが、日付が変わる前に戻られたご主人とともになんと車でうちの近所まではるばる来るまで送ってくださったのでした。


それでも、東京湾沿いに近づくと、もう千葉街道は車と歩いて帰宅する人の波で身動きできず。ひとつ前の駅で降ろしてもらって、そこから歩いたのでした。


もう夜中の3時だというのに、まるで花火大会のときのような歩く人の流れ。


コンビニに入ったらトイレも長蛇の列。お惣菜棚は空っぽ。


途中マクドナルドをみつけてひとつだけバーガーを頼むと、「満席なので立ち食いでもよろしければ、」と。いいですよ〜、と2階へ上がると、おお。


席を埋め尽くして寝苦しそうに眠り込む服装も年齢層も様々な人々の群れ。そおかあ。JRも駅を閉めちゃってるから、帰れない人はここに避難してるんだ。私は歩いて帰れて本当にありがたい。


はじめて歩く深夜の街。職場の方もスーパーの棚が散乱したり、病院の人たちが点滴やマットレスをかかえて学校に避難したりブロック塀が倒れてたりと大変だったけど、家の方も歩く途中壁が落ちてるビルなどそれなりに被害が。


ただ、建物の耐震性もさることながら地盤がちがうのか、被害のあるところとないところが混在してるんですよね。





途中、おじさんに駅への路を尋ねられ。虎ノ門から動き出した地下鉄で来たけど最後の江戸川の橋は歩いて渡ってきたそうな。周りを歩く人たちもみんな疲れて足が痛そう。


やっとおうち。ガスが止まってたけど、リセットしてお風呂に入れた。ありがたや。


それからラジオを枕元において眠ろうとするけど、ずっと強い余震と、ラジオと携帯とダブルで30分毎ぐらいに鳴り響く緊急地震速報の度に逃げる体制をとっていると全く眠れない。明けてお昼前にようやくちょっと居眠り。それでもそんなもんで済んで本当に良かった。


こ〜んなにゆっさ、ゆっさと余震が延々続くなんて、なんてパワーなんでしょう!!!


も、悲惨なテレビ画面を痛々しく見つめるばかり。もう、どうしてあげたらいいのか。なんていうのか、あまりにひどすぎて自分が見てるものがなんなのかよくわからない感じ。ほとんど画面に人影も見えなかったけど、インタビューが入るようになってようやく実感が出てきましたね。こっちよりもずっと寒いだろうに、せめてお天気がもつことを祈りつつ。飛行機はまだしも、救援に向かう海上保安庁も…津波を警戒しつつなんて!本当に大変なことですね。


どうか一刻でもはやく被害を受けた皆様が安心できるようになりますように。亡くなられた沢山の方々のご冥福をお祈りします。


☆今日のちび庭気温:1.5〜13℃
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