2011/12/1

生物圏。  ガーデン

クリックすると元のサイズで表示します
「どうしてだか生物は、いつもちょっとだけ不自由なところで生活しているんだ。」


と言ったのは、樹木学の恩師。


ある植物を、単独で、肥料も温度も適切なところに移して育ててやると、これが同じ植物だろうか?というくらいに立派にのびのびと育ったりする。


(例えば、北米産の植物を日本に持ってくると、環境が合っている上に天敵等がいないので育ちが非常に良かったりする、とか?)


でも、実際の自然界を見てみると、およそほとんどの生物はそんなパラダイスなところよりもちょっと条件が悪いところで、他のいろんな生物と競いながらこじんまりと自分の生活圏を守っている。


多様な生物層の中で、何かしら生活の一部を犠牲にしながらも、他の生物との関わりの中から生まれる利益をよしとして細々と一族の繁栄をつないでゆくのだ、と。


生物は、単独では生きてゆけないものなんだよ、と。





そんな言葉を久々に思いだしました。





いや〜、今年の園芸シーズンも、そろそろ一段落ですね。


振り返ってみると、今年もまた、楽しくも次から次へと現れる虫達に頭を悩ませた1年でした。


特に、貸し菜園ともなりますと、初めて畑作業をされるお客様に確実に収穫をしていただかねば、ということで。


如何に安全に、よりナチュラルに、かつ有効すみやかに虫達に「遠慮していただく」かという方策を求めて、また、如何にお客様に虫嫌い→植物嫌いにならないように、自然の魅力を発見してもらうべく神経をつかった年でしたね。


春先のハムシ、ヨトウムシの予想以上の大攻勢に悲鳴を上げ、カメムシ&イラガの発生にうなり、土壌の夏の日光消毒もむなしく秋のヨトウムシに出し抜かれ、ネットでイモムシを防ぎトウガラシスプレーをしたつもりでもやっぱりキャベツの葉裏はアブラムシまみれになり…。


やはり、こちらもあくまで「有機栽培」を目指したい施設なので、薬品類や化学系肥料は一切なし。


まあ、まだ造成して1年目で土ができてないからな〜。生物が多様化して、天敵が増えてくれば今年ほどの被害にはならないだろう、と、思いたい…のだけれど。


来年、再来年になればある程度バランスがとれるようになるのか、まだまだ数年かかるのかは、神のみぞ知る。





さて、そんな中、またまた図書館で借りてきた本2冊。

クリックすると元のサイズで表示します

「虫といっしょに庭づくり〜オーガニック・ガーデン・ハンドブック」2008年4月


「雑草と楽しむ庭づくり〜オーガニック・ガーデン・ハンドブック」2011年6月


両方とも、著者はひきちガーデンサービス 曵地トシ・曵地義治さん。築地書館。





前にももう一冊この方の本を読んでいいな〜と思ったのでしたが、この「虫といっしょに〜」は、なかなか素晴らしい本でした。


私も、その虫がどんな生態でどんな天敵がいて…ということは、園芸学校の授業で学んだ範囲ととネットで調べられる程度のことまでは知っていたのですが、さらに知らなかった生態がいっぱい。「雑草と楽しむ〜」ともども、1ページ毎に、へ〜、ほお〜、と、興味深くてほとんど一気読みしてしまいました。


また、それ以上に、曵地さんの観察眼と、奥の深い洞察にううむ、とうなづいたのでした。


確かに私は、どうしたら「目の前の野菜」から「虫をゼロに」できるか?」と考えていましたね。もっと広い範囲では、虫・植物・微生物・土などなどのバランスがとれれば良いとは思っていましたけれど。


雑草についても、幾度か雑草で芝生や雑草でマルチを試みたことはあったけれど…。


でも、曵地さんは、さらに一歩踏み込んで…っと、この先はネタばれになるといけないので、みなさん、ぜひ、読んでみて!きっと、自然がいとおしくなりますよ。


☆今日のちび庭気温:6〜8℃ 雨でしたね〜。そろそろ、1年で一番夜の長い季節。庭主は冬生まれだけど、雪国育ちなので関東の乾いた切れるような寒さが苦手なのです〜。あ〜しっとり。冬は、ほっこりあったまるのがい〜のです。(^_^)
0
タグ:   植物



teacup.ブログ “AutoPage”
AutoPage最新お知らせ