今年の目標であった米国ニューヨーク州、レイクシャンプレインに行ってきました。
今回の目的は、FLWへの参戦(コアングラー)と米国トーナメントへの参戦準備。
トーナメントの成績では全くいいところがなかったのですが、後者の参戦準備に関して
は、人脈や新たなスポンサー、トーナメントに参戦するために精神的、経済的、その他
あらゆる面で揃えなくてはならないものを数多く発見し、非常に充実した内容でした。
日頃から私の活動を支援して下さっているポパイ、イマカツをはじめとする各メーカー
様、日本釣振興会の高宮様、「浅野大和を支援する会」のメーカ様に感謝いたします。
実は今回の渡米は、日程の調整がうまくいかずに延期モードで構えていました。
その自分の気持ちが動いたのは7月末から琵琶湖で怒涛の50センチオーバーラッシュ
を続け、10lbオーバーをキャッチした8月20日前。この一匹のバスが、時間的な
理由を言い訳にして今回の渡米を延期しようとしている
自分に答えをくれ、短時間での渡米準備がスタートしました。
今回の渡米は、直前のチケット手配+9.11ニューヨークテロ(2001年)直前だ
ったので、思っていた日程や到着地で航空券を手配することができず、大幅な渡航日の
前倒しと、到着空港の変更を余儀なくされ、ANA(全日空)様のご協力により実現し
ました。さらに、レイクシャンプレインでは日本では経験できないようなビッグなスモ
ールマウスバスが相手になるので、アジャストするタックル準備に奔走。今江さんをは
じめ、各メーカー様(イマカツ・ポパイ・シマノ・エバーグリーン・ゲインコーポレー
ション・東レフィッシング)に多大なるご迷惑とご協力をお願いし、ようやく準備を終
えることができました。
しかし、心配なことが一つ、それは私のフィッシングスタイルを支えてくれているテム
ジン(エバーグリーン)用に準備したロッドケースでした。実は、出発直前に今江さん
からテムジンのプロトタイプ、キャロ用のスピニング2本、ワイルドスタリオン(2本
)をお借りしました。ところがこのロッドは想像以上に長く、本来は少し余裕を持たせ
て梱包し、緩衝材を入れる予定が、そんなスペースはあるはずもなく、無い知恵を絞っ
てなんとか折れないように梱包をしました。
そんなドタバタ劇で荷物のパッキングを終えたのは出発日の午前2時、何とか空港にた
どり着き、関西空港から成田経由で出国。
ワシントンDCに到着しロッドケースを待っていると、大きな黒人のおじさんが、これ
でもかというくらいご丁寧に運んできてくれました。
少し話をしてみると、どうやらそのおじさんもバスフィッシャーマンで、地元ポトマッ
クリバーにはよく釣りに行くらしい。
「さすがアメリカ」なんて思いながら、ドキドキで開封してみるとすべて無事、荷物を
預けるときにANA(全日空)にかなりの無理を言って、慎重に扱ってくれるようにお
願いした甲斐がありました。ANA様に感謝感激。
そして、いよいよ空港でレンタカーを借りてアメリカでの旅(生活?)が始まった。
実は、浅野大和は過去にアメリカに住んでいたので、このへんの作業は容易い。空港を
出てフリーウェイへと進み、5時間ほどのドライブで最初の目的地、バスプロショップ
に到着。店内に入ってみると所狭しとフィッシングタックルを中心にアウトドアーグッ
ズが並べられ、バスが悠々と泳ぐ巨大水槽や、白熊や狼、鹿(多分名前が違うと思いま
す)の剥製、どれをとっても圧倒されるスケールでした。
そういえば、どことなくアングラーズサイト北浦がオープンした時に感じた感覚、その
時に感じたドキドキ感やワクワク感がよみがえってきました。
気が付くと「いつの日かアメリカにもポパイできたらいいなぁ」なんて考えている自分
がいました。
そんな感じで、アメリカンタックルのチェックと、プチ買い物を終えていざニューヨー
ク州へ向けて出発した浅野大和でした。
「レイクシャンプレインへ行ってきました」はその2は次号へと続きます。


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