2009/8/29
夏の夜の饗宴

昨夜はiichiko総合文化センター 音の泉ホールで行われたアルテヴィーヴァ第一回公演に行ってきました。
ARTEVIVA(アルテヴィーヴァ)とは活きた芸術という意味で、人をつなぎ時を超える芸術を目指しているそうです。
その言葉どうり 音楽・バレエ・絵画が一体となった素晴らしいコンサートでした。
まず、驚いたのはコンサート時間中、舞台の半分を占めるカンパスに 美術家の秋満
亘さんがライブペインテイングを行うということだった。
音楽にあわせ、自分の身体を最大限に動かし、描いていく様は どんな作品ができるのかというのと、描いている時の身体と筆の躍動感がまた素晴らしかった
音楽はイタリア・フィレンツェ歌劇場専属歌手の渡辺弘樹さんや日本声楽アカデミーの土崎譲さん 声も姿も美しい歌姫三人


それともっとも今回楽しみにしていたのが フィレンツェ在住のバレエダンサー新村香織さん
去年初めてオペラ椿姫を見に行った時から 美しい凛としたお顔もですが、しなやかでキレのある独特の表現力に憧れていました。
今回はバレエソロと渡辺さんとのコラボ「マリウ、愛の言葉を」河野彩子さんとのオペラ「ペールギュント」より「ソルベイグの歌」を・・・
とにかく満員の席でしたし、寝ている人を全くといっていいほど見掛けなかったです
私とご一緒した浩子さんは五感をフルに使い集中してたので、ちょっと疲れたね

最後に出来上がった秋満さんの作品は色使いが素敵でそのままコピーしていただきたいほど

誰でもがもっている心の中の自然を表現されたそうで、コンセプトがゆるぎない自然体の自分
大分出身の芸術家にこんなにも素晴らしい若手の方々がいらっしゃることに誇りを感じました。
サブタイトルのNaturaはイタリア語で自然を意味するそうです。

2009/8/21
葛の花

まだまだ残暑の厳しい昨今、秋の七草の一つ 葛(くず)の花をみつけました。
葛はマメ科のつる性多年草。根から風邪薬の葛根湯を作ったり蔓を編んで行李にしたりと、日本人の生活に深いかかわりを持ってきた植物であるため、あまり花が注目されることは少ないと思います。
晩夏、群をなす小花が下の方から咲き始め、最初は淡紅色で、だんだん濃い紅になり、さらに紫へと変化してゆきます

絵にするのには、切って、持ち帰ると色も変わり、萎むので とても難しい花でした

葛の花 踏みしだかれて、色あたらし。この山道を行きし人あり

食品の葛粉(くずこ)はクズの根から取れるデンプンを精製することによって作られ、葛きりや葛もちなどの原料となる。葛粉は良質のデンプンであり、効率よく栄養を吸収するには最適の食材なのです。
地中深く生えている根をほりおこし、その根を粉砕します。
それを水にさらす作業を何回もくりかえし、アクと不純物をとり除きます。
そのため 水は清く冷たく、空気は乾燥していなければならないのです。
奈良の吉野葛 福井の若狭葛 福岡の秋月葛が有名。
以前秋月の葛粉でごま豆腐をつくってましたが、やはり素材がいいと美味しいです。
それからクズの根を干したものを生薬名葛根(かっこん)と呼びます。日本薬局方に収録されている生薬で、発汗作用・鎮痛作用があるとされている。
漢方方剤の葛根湯、参蘇飲(じんそいん)などの原料になります
とにかく有用な植物です。
秋の七草 あと六つ言えますか

調べてみてくださいね


タグ: ボタニカルアート
2009/8/1
飾りとうもろこし

今は生のとうもろこしの美味しい季節。この飾りトウモロコシは転勤された照子さんの置き土産 それを みやこさんが素敵な構図で、本当に一粒一粒を大切に描いてくださいました。
三本とも色合いが違うし、実にリアルに描かれていて前期特別大賞をさしあげたいとおもいます


若い時友禅作家にあこがれ、京都で修業されたみや子さん

ボタニカルアートの道で花を咲かせてくださいね。
今描かれている途中の山つつじも楽しみです。
大分銀行作品展から早二か月。作品紹介からはじめ、ほとんど毎日更新してまいりましたがとりあえず今日で夏休みとさせていただきたいと思います。
拙い文章でしたが、毎日のように見て下さりありがとうございました。
秋になったらまた再開しますね。芸術の秋ですもの

といっても、感激やの私のこと


