2013/2/28
大蛇伝説

バスの中では女性の語り部の方が美しい珠の様な声でうた姫ロードのもとになる歌ひめ伝説を語ってくださいました

「・・・・昔、豊後国緒方郷にいた緒方三郎惟栄(これよし)という者は、おそろしき者の末裔なり・・・」
当時、豊後国の或る片山里に華の本と呼ばれる美しい娘がありました。(通称:うた姫)
とこらがいつの頃からか、素情もしれぬ不思議な若者が夜な夜な娘のもとに通いつめ、やがて娘は身ごもってしまいます。その母が不審に思い問い尋ねると、娘は、「男の来るときには私の目にも見えますが、帰るときには何もみえないのです」と打ち明けました。
そこで母は娘に「男が帰るとき針で‘緒環(おだまき)‘の糸を通して、そっと男の襟に刺しなさい」と教えました。
娘はその夜、母の教えどおり、男の襟に針を刺したのでした。
男が何も知らずに帰った後をたどると、日向国の境にそびえる祖母山のふもとの大きな岩屋の中(今の穴森神社)に糸が続いておりました。
岩屋の奥では一種異様な唸り声がしましたので、岩屋の前に立った娘は
「あなた様のお姿を見たさにここまで尋ねてまいりました」
というと奥から「わしは人間ではない。見ないほうがよいだろう・・・」との答えが返ってきました。
それでも娘は愛した日々の想いを重ねて求めると、奥から初めて姿をみせましたが
それは祖母山の主と思われる巨大な大蛇で、針が喉笛に突き刺さっておりました。
苦しい息の中から大蛇は、「そなたのはらめる子は男なるぞ、弓矢打物をとらせれば九州九国二島に並ぶものはあるまい」と告げ、息絶えたのでした。
間もなく娘は大蛇の予言通り男の子を産みました。
男の子は偉丈夫で、母方の祖父大太夫は、自分の名に因み大太(だいた)と名づけました。
惟栄はこの大太の五代の孫であり、このようにおそろしいものの末裔だったからか九州一円の名だたる武士たちは皆惟栄に従ったということです。
平家物語第八巻「緒環」より


原尻の滝はさすがに美しいです。もうすぐこの周りにたくさんのチューリップが咲き多くの観光客でに賑わうことでしょう!!
私は怖くて吊り橋はわたれませんでした

歩くとあちこちに春の訪れを感じるホトケノザやオオイヌノフグリのような可憐な草花が・・・・

昼ごはんは道の駅あさじレストラン福寿草で和気あいあいといただきました。
この後はいよいよ日本一のアーチ式吊り橋へ向かいます


2013/2/27
どっぷり・まるごと豊後大野市ジオパークの旅

24日(日曜日)は大分学研究会、魅力体験ツアーに参加してまいりました。
盛りだくさんのバスツアーも4回目となり、回を重ねるごとに 楽しみながら新しいことを知る、体験できる貴重な時間となっています。
豊後大野市は、日本ジオパークを目指して様々な取り組みを進めています!!!!
「ジオパーク」とは、GEO(地形・地質)とPARK(公園)をつなげた造語で、
「地球活動の痕跡を主な見どころとする大地の公園」を意味しています。
近年、ユネスコが支援に乗り出し、国際的な登録制度として注目されており、2013年1月現在、90の世界ジオパークがあり、日本では、5つの世界ジオパークと20の日本ジオパークがあります。
*豊後大野で見ることができる地球活動の痕跡*
熊本県の阿蘇山の火山活動は、約30万年前から始まり、現在のカルデラを形成するまで大きく4度の大噴火が起こったと考えられています。
それらの噴火の痕跡は、現在の阿蘇山周辺では見ることができませんが、
豊後大野市では、阿蘇山の地球規模の火山活動の痕跡を見ることができます。
豊後大野市は、約9万年前に大噴火した阿蘇山の火砕流に由来する高さ70mもの柱状節理の岸壁や、平野部に存在する滝などのダイナミックな景観、市内に数多く点在する磨崖仏や石橋など
阿蘇山の地球規模の活動の痕跡と、人々の生活との関わりにおける文化的、歴史的遺産を間近にみることができます


まずは豊後大野市「道の駅みえ」江内戸(えないど)の景をバックに橋本祐輔市長自らのジオパーク取り組みについて説明いただきました。
それから菅尾石仏に向かいます
急な石段を杖を使いながら上ります


菅尾の五体の磨崖仏でも心ひかれた十一面観音
「天照大神」の権現です。
石造の山門で有名な妙覚寺のご住職に念仏も唱えていただき清廉な気持ちになりました。
まだまだ続きますが今日はここで・・・

2013/2/21
コンパル祭り

22(金曜日)から24(日曜日)まで毎年恒例のコンパル博覧会が開催されてます。
三階での講座作品展のほか講座ステージ、茶会に加えいけばな体験や和菓子作り体験もあって楽しみな三日間になりそうです

ボタニカルアートの作品は初級・中級合わせて20点ほどの出品!!
これは中級の方々の力作です。
皆さん搬入をお手伝いくださりありがとうございました。
搬入のあと、中央町の隠れ家「しおん」というお店で懇親会

いつもより濃密なお話ができて、あっという間に楽しい時間が過ぎました

お腹も気持ちもいっぱいになりました。
コンパル教室も素敵なかたばかりです


ガーデニング講座の作品も素敵!!

いけばなはその日に活ける方々もいらして、お花の管理が大変そうです。
春の花がたくさん活けてあり見ごたえがありました。

2013/2/19
的山荘の眺め

ちょうど梅の花が咲き、めじろが遊びにきていました


いろいろな場所に置いてます!!

入り口です。


2013/2/16
雛(ひな)御膳

今日から日出町「的山荘」で
「春を待つ草花たち」作品展がスタートしました。
昨日は搬入に伺い、まずは「雛御膳」3150円、を眺めのよいお部屋でいただきました。

桜の花びらにユリ根を使ってあり、ほんとに繊細なお料理です。

ひらめのお造り



東北の山菜ではじめて食べる「ウルイ」とお庭で摘んだ「ふきのとう」の天ぷら

お肉はさすがにとっても美味しかったです。

最後に塩味の桜ご飯とお吸い物
あとはこの間に「サラダ」と「ふぐのから揚げ」が入りましたが残念なことに写真を撮り忘れてしまいました。
残さず完食!!
量的にもちょうど良く、
見た目に美しく
身体に優しいお味
で大満足でした。
さあ、飾り付けです!!このあとはまた書きますね


2013/2/13
的山荘での作品展


2013/2/3
蓮(ハス)

古くに中国から伝来し、観賞用として池や沼などに、また蓮根を作るために水田に栽培される多年性水生植物です。
「蓮」の名は「蜂巣」の略で、これは花托がそれににていることからだそうです。
紅・淡紅・白などの清らかな花たちは朝開き、夕方には閉じます。
蓮を「蓮華」と称するときは、極楽浄土の象徴としての花の意味です。
あと蓮とかかわりあう言葉に
荷風

蓮の香りを乗せた夏の風。「荷」は蓮の葉を指し、「蓮」はもともとは実を指すといわれた。
蓮(はちす)の露

葉の上の露が清浄なように、いっさいの欲情に汚されないことのたとえ。
良寛に「蓮の露」という歌集がある。
この作品は悦子さんが優子さんと朝早起きして、臼杵の石仏前の蓮畑に行かれ描かれたものです。
開くときポーンと音はするそうなのですが、その時は二人には聞こえなかったそうです。
そのあと蓮料理を食べて帰られたそうですが今年は私も挑戦してみたいと思います。
葉の巻いたところを上手く描かれていて大作ですね

