あまり多くはないと思いますが、もしPCIやAGPのバスの端子が剥がれてしまったときの修理方法を記載します。
プリント配線板の銅箔は18μmや35μmなどの厚さですが、通常は銅箔だけ入手するのが難しいかと思いますので、φ0.6mm程度のスズ鍍金線や銅線などをかなづちなどでたたいて薄く延ばし、これをもとに銅箔を作ります。
次に、この銅箔を端子(接線または、金めっきされているのでゴールドフィンガーともいう)形状にするため、カッターなどで切って形を整えます。
そして、基板に瞬間接着剤などで固定後、もとのパターンにはんだ付けします。
パターンにはんだ付けする際は、はんだ付けする先のはんだレジスト(緑色が一般的)をカッターなどで十分剥がしておきましょう。
パターンが細いので加工やはんだ付けなどは多少技術がいります。十分練習をしてから行いましょう。
銅箔の接着には、ダイソーで売られている100円の瞬間接着剤などで十分です。
この例では接線部分なので、出来るだけでこぼこの無いように張り付けます。
張り付け後は接着剤がはみ出して接触不良の原因となってしまうことがあるので、銅箔の表面に付いた接着剤はカッターなどで剥がしておきましょう。
下の写真はユニバーサル基板の配線に使われる、銅線のスズ鍍金線を叩いて薄く延ばし、接線形状に切ったものと、それを張り付けた様子。
張り付けは・・あまりうまくないですねぇ。もっと綺麗に貼りましょう。
