HP COMPAQ NC6000 NOTE-PC CD/DVD DRIVE EXPAND PCB
HP COMPAQ NC6000(ノートPC)の本体は持っていませんが、コネクタ基板PC-CONE4を改造してATAPI用変換コネクタ(PATA)やIDE変換コネクタを作るときなどに参考にするために解析しました。
基板形番: [PC-CONE4 B 9823120500]
HP COMPAQ NC6000→CD/DVDスリムドライブ(PATA)変換コネクタ

CN2 スリムドライブに接続する50ピンATAPI コネクタ

PC-CONE4_Bの回路図と追加回路

・回路図ダウンロード COMPAQ PC-CONE4_B_04.pdf
Rev.04:CN4 2.5"HDD用拡張コネクタ追加
CSELの入りと出の記述を最適化
CSEL強制プルアップに抵抗追加
CN5 STEREO CONN追加
改造後の例 3.5"PATA->スリムドライブ変換
※改造例ではアナログオーディオ信号出力(ミニピンジャック)を適当に配線したのでノイズが乗るようになってしまいました。シールドケーブルなどでちゃんと配線した方が良いかと思います。
ドライブのCSEL MASTER/SLAVE切り替えはリセット時(電源投入時のリセットも含む)しか設定されないので注意。どうしても電源投入後に切り替えたい場合は…CSELを切り替えてからRESET#をLowにすればできますが、ATAPI/IDEに接続されているHDDにもリセットがかかるので注意(万一壊れても責任取れません)。
使用するドライブメーカーによっては製品仕様のオプション(製造時に決定、固定される)でCSEL信号がLowでMaster設定だったり反対のSlaveだったりすることがあります。
ATA標準はLowでMasterらしいですが、場合によってはメーカーやシリーズが同じでも信号の論理が反対の製品もあるので気を付けましょう。たぶんドライブをばらして基板のCSEL信号を追っていけば初期の設定を変えることもできると思いますがめんどくさいので、変換基板を作る際は回路図のSW1,SW2のようにCSEL信号を強制的に変更するスイッチなども付けておくといいかもしれません。
おそらく東芝やソニーなども同様の仕様があると思われます。
参考資料 TEACの例
下記に原文へのリンクを張ってありますが、こういった情報は埋もれたりリンク切れしたりすることも多いので、参考資料のリンク先が死んだときのため表示もしておきます。
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上記の原文 TEAC製ドライブにおけるCSEL信号の扱い
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追加 東芝HDD 機種ごとの設定資料
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追加 東芝2.5型HDD 機種ごとの設定資料
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追加 東芝1.8型HDD 設定資料
KEYWORD:ATAPI CD/DVD SLIM DRIVE PIN ASSIGN NE6000 PC-CONE4 B SCHEMATIC