メールが苦手です。
まぁ・・・直接話すのも苦手ですけど。僕はコミュニケーション能力ゼロなのです。
どうにも僕は行動を中断されるのがダメらしく、その所為でどうしてもメールが好きになれません。
大抵の場合、落ち着きのない僕は何かしらの行動をしているので、ほぼ全てのメールがそれを妨害する悪魔に思えてしまいます。
用件があるならそれはそれでいいんです。短いなら尚更いいんです。
ただ、「やほーぃ」とか「元気ィー!?」とか「バファロォ!!」とかいうメールが来ても返答に困るだけなのです。(全て実際に来たメールです。
ただ、無視すると交友関係の崩れる可能性は否めない。
この辺り、ついつい人に合わせる性格が嫌になりますが・・・何、コレも試練だ。と意味不明な方法で自分を納得させて「あー?」とか「まーなー」とか「日本語を喋りなさい」とか返すわけです。
そんな僕は、極力メールアドレスを人に教えないことにしているのですが、先日、こんなメールが届きました。
「△井です。なんとなく○村からアドレス聞いた」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
○村、何 故 教 え た。
アレですか。僕のアドレスは著作権フリーですか。
・・・まぁ、元々アドレスごときに著作権もへったくれもないのですが・・・
それよりも目の前の状況が大変です。やばい。流出する。
とにかく、急いで△井君にメール。
「あー、了解。 あと、頼むから他の連中にアドレス教えないでくれ。面倒だから。それと、手間かけさせるけど○村に『無断で人のアドレスを教えるんじゃない』とでも言っといてくれっかな」
数分後。返信が来ました
「分かったー」
・・・よしっ。
一安心です。幸い、△井君は静かな人なのでメールは来ないでしょう
なんて安心してたら、今さっき○村君からこんなメールが届きました。
「川■がお前のアド知りたいって!教えてもいい!?」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・いや、コレはオレが悪い。
「無断で」って言っちゃったから・・・「勝手に」にしておけばこんなことには・・・
それにしても、これは困った。
最悪のパターンです。許可したら川■君からメールが・・・拒否したら「何で○村とか△井には教えたのに俺だけ――」ってことに。
・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・スルーするか。見なかったことにして・・・
と、いうことなのでもう寝ます。
ええ、チキンですとも。文句ありますか。
仕方ないじゃないですか。どう返しても悪いほうにしか転がらないんだから・・・
・・・ああああ、明日が怖い・・・

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