2014/8/20  23:00

真実はいかに  映画

本日、映画「黄金のメロディ マッスル・ショールズ」を見てきた。原語版DVDを見ていたが
日本語字幕で見ればより分かり易い。しかしだ、鈴木啓志著「ゴースト・ミュージシャン」を
前日に読了したこともあり、ん 真実はいかに?と言う感は否めない。映画ではリック・
ホールの述懐をベースに、ジョンソン・ホーキンス組のスワンパーズを話のメインに置くが、
鈴木氏の本ではそれ以前のインペリアル・セブンをフェイムの主軸と捉えている。
しかし映画ではスワンパーズがあって、彼らがマッスルショールズに移り、フェイムギャングが
その後を継いだことになっている。フェイムギャングでドラマーのフリーマン・ブラウンが
出てくるようになってるが、彼はインペリアル・セブンですでに南部のソウルを牽引していたと
本にはある。スワンパーズはインペリアル・セブンから学び成長し、白人だけのバンドで
黒人ソウルのバックを付けたがったアトランティックのジェリー・ウェクスラーの夢の結実
だったと鈴木氏は記述する。但し、映画ではそのあたりはバッサリと切り捨て、ラスト近くでは
袂を分かったホールとスワンパーズがハグし、フェイムでアリシア・キーズに歌わせる
シーンもある。これって、映画のやらせなのか?スタックスでのMG'Sの発展形として白人の
スワンパーズにマジックを与えた方が、映画的にはドラマチックにはなるわな。
しかし本を読むと、黒人ミュージシャン(例えばボビー・ウォマック)のプレイを真似る事により
それらが形成され、スワンパースが突然変異的にフェイム・スタジオに現れた事はないとなる。
まあ、白黒つけずとも良い音楽が残っている事は嬉しいがね。ストーンズみたいにバック・
ミュージシャンとは別にスタジオの音を求めてアラバマ詣をした奴らもいたんだし、各自が
妄想しながら楽しむので良いんでないかな。
鈴木氏コンパイルの「Soul Deep」には、この時代の音楽が真空パックされている。

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