2017/4/20  21:11

逃れの街  映画

映画「逃れの街」をWOWOWで放送すると知り、昨日録画したものを観た。
北方謙三の初期の代表作の一つであり、ハードボイルドというよりも青春小説だった。
映画化された事は知っていたが、ついぞ見る機会には恵まれなかっただけに嬉しい放送。
友人の偽証から警察沙汰になり、殺人を重ねて落ちていく青春劇。
袋小路の青春は和製ニューシネマとも捉えられる。これは東宝だが、ポルノと並行し日活でも
このような青春映画を作っていた。主演の水谷豊はまだまだチンピラの似合う役者だった。
北方ハードボイルドの根底に流れる「男は誰でも心の奥に檻に入った獣を飼っている」という
理論がこの映画にも反映されている。結構、この北方理論に憧れていましたワタシ(笑)。
それだけに時代小説の巨匠になってしまった北方謙三には残念な思いで一杯なのである。
映画自体は昔の日本映画の域を出ないが、何とも懐かしい感覚を思い出さてくれた一本だ。


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