2008/8/17  19:14

第二のホーム  音楽

Billboard東京と共によく行っている小屋に代官山の「晴れたら空に豆まいて」がある。
ブッキングに時々惹かれるものがあり、見つけては足を運んでいる。ドメスでは今一番か。

ということでお盆の中の昨日行ってまいりました。サービス業ですので、8月も特に夏休みを
取るでもなし、カレンダー通りに働いております。その割りにライヴに通う今月です。
「代官山 満月の夕」と題した、山口洋と沢知恵のジョイント・ライヴだ。
何度も言っているが、阪神淡路大震災を契機に山口と中川敬が競作したこの曲は、
20世紀が生んだ名曲のひとつと思っているのだ。
「悲しみを乗り越えるために歌を歌おう。モノが無くとも生きてさえいれば再生は可能だ」
ということだろうか。いずれにしても長田の街をこの歌が癒したことは忘れてはいけない。
沢もこの歌を大事に歌いシングル・カットもしている。沢山の人に歌われてこそ名曲です。

沢さんの歌を聴くのも久しぶり。会場の2周年を祝って1曲アカペラで歌ってから、
ピアノでまずは「自己紹介の曲」と"私はだれでしょう"を軽く歌う。
彼女のピアノ演奏からはCarole King的なニュアンスも伺える。MCも歌と同じでとても暖か。
彼女の出目が日本と韓国のハーフという所も影響しているのかもしれない。
祖父が韓国の高名な詩人ということで、そんな詩を訳して曲を付けたりもしている。
好きな曲なら他人の曲でも歌うというシンガーとしての顔も大きい。この日も島倉千代子の
カバーや童謡の"故郷"などを歌う。「いいうたいろいろ」なんてカバー・アルパムも
シリーズ化して続けている。あっという間の50分の最後はもちろん"満月の夕"。
ピアノ1本で歌うので、楽曲、歌詞がビンビンと耳に入り込んでくる。やはり名曲です。

15分程度の休憩を挟み山口登場。今年はHEATWAVEの他にリクオとのコンビでも見ているが
生真面目な態度はいつも好感がもてる。ギターも達者な人だが、久しぶりに見るソロは
MCがちょっとおちゃらけ過ぎ。"ハピネス"で始まり"Old Man""東京ヒエラルキー"など
曲はいつものHEATWAVEと代わり映えはしない。
彼の場合、グレッチをかき鳴らし声を振り絞って歌うバンドスタイルがベターだと思っている。
ということでソロの場合は、緊張感が薄く、いわゆるユルイのである。
まあ、彼氏も自分で分かっているとは思うのである。かってに歌詞を替えたり、
好きにアレンジしながら歌うのが彼のソロのスタイルということ。優しいフアンに囲まれた60分。
そして沢さん連れて山口は戻ってきた。年は8才下と言いながらも、山口が沢をリスペクト
しているのが微笑ましい。「私、友達少ないのよね」と言う沢にとって洋は大切な友人なのだ。
再び二人で「満月の夕」を歌う。沢が一人で歌った時と違った、化学変化が生まれている。
「ヤッサホーヤ、歌が聴こえる」と二人が歌うところで、知らずに自分もユニゾンしていた。
さらにもう一曲、沢さんの曲をジョイントしてこの日の演奏を終えた。
「いい歌聴けたな」という感慨が強い。沢さんの歌はまたどこかで聴こうと思う。
外に出れば雨が道を濡らしていた。
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