2020/1/17  16:00

ステレオのボリュームと片岡義男、そしてコーヒーの香り  

読み残していた片岡義男の短編集「ミッキーは谷中で六時三十分」を読み終えた。
BGMとしてJimmy Webbのピアノインスト「Slipcover」をCDのトレイに乗せる。
ピアノインストなのでといつもより大きな音で鳴らすとこれが良い響き。
今まではスピーカーの能力を十分に発揮していなかったようだ。
我が古きJBLのモニター・スピーカーは清々したように伸びやかに音を出す。
興が乗ったので続いて「One More Time With Feeling/Jack Tempchin」、
「Texas/Rodney Crowell」と大き目の音でかけながら本を読み終えた。
片岡氏のどの小説も音楽が少しずつ入り込んでいるのでリズム的にも好ましい。
ギターが大きくなる曲はちょっとToo Muchだったが、アコースティックなものは
今まで聴こえてなかった音が聴こえる様だ。
集合住宅だが夜でもなし、多少大き目の音を出しても隣近所へも許せるはず。
本は読み終えたが、15時も回ったのでカリタでコーヒーを落とし、
「Begin Again/Norah Jones」を聴きながらロール・ケーキを頬張っている。
小市民的な幸せを感じてます。

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2020/1/15  8:50

「カントリー・ミュージック」読了  

宇田師匠監修の「カントリー・ミュージック」をやっと読了。
日本人には馴染みにくいジャンルを過去から現代まで通して書かれた珍しいガイド本。
自分の中でも「どカントリー」は鼻をつまむが、よりプログレ化したものは大好物。
興味深く読ませてもらったので読後感をちょっと細かに綴ってみるとします。

最初の「Artist Pickup」は今の人達から始めてレジェンドへと繋げている。
掘り下げてはいないが、ワタシ的にはお師匠絶賛のKacey Musgravesの良さが分からない。
Taylor Swiftも当初は大ファンだったのだが、Bigに成るにしたがってBon Joviの様になり、
最近はカントリーとは言い難くなって寂しい。引っ越しを機に全放出してサヨナラしました。
レジェンド連中もベスト盤的な聴き方で、70年以前のものは知らないのが本音(汗)。
音盤44打数18安打の.409と結構高打率だった(笑)。

「Contemporary Acts」は90年代以降はアメリカン・ロックのベテラン連中が復権したので
意外と聴いていない。音盤24打数4安打の.167の低打率。お気に入りはDixie Chicks、
Milanda Lambert、Chris Stapleton等か。他を改めて聴くことは、う〜ん無いか?

「Opry Stars & Mainstreamers」は古アーチストは弱い。ワタシの中の「どカントリー」に
入ってしまう。但し70年代以降は愛して止まない人も多い。特にRosanne Cashは敬愛してます。
音盤44打数4安打の.009の更なる低打率。違うベスト盤やオリジナル盤で聴いてる人も
いるという事で自己弁護(汗)。因みにグランド・オール・オーブリーへは2度行ってます。

「Swing,Pop & Roll」は更に弱い。故鈴木カツ御大がSwing系リイシューを進めてくれて
少しかじったが馴染めなかったのが本音。Pop & Rollの範疇のThe Everly Brothersや
Elvis Presleyは好きですが....。Ray Charles入れて来たのはどうなのか?
アメリカ音楽の歴史としてカントリーとブルースの根っこを繋げたかったと理解してます。
音盤21打数1安打の.005と赤面。まあ、前項同様あくまで掲載アルバムですから(汗)。

「Country Rock / Alt. Country」でやっと一息、馴染みのある面子でホッとします(笑)。
この辺がワタシも原点なのか殆ど聴いている。数枚ある未聴盤も聴いてみようと思うし。
若き鍵盤弾きの谷口雄が書いてるアルバム評もオルタナは別としてもThe Byrdsや
Area Code 615は白井師範が書くべきなのではと友人の贔屓目ながら思ってしまう(笑)。
音盤37打数29安打の.784とやはりの高打率。手元から去ったものも結構ありますが(汗)。

「New Visions,Outlaws & Americana」は今やアメリカーナの人のワタシですから。
それでも古めのものはベスト盤等で聴いたふりをしているものが多い。
改めてこの辺りは再度掘り下げる価値はあるのかも。Bobbie Gentryとか聴き始めたのも
恥ずかしながら結構最近ですから。中古アナログ探しの旅は尽きないって所ですか。
音盤59打数34安打の.576とまずまずアメリカーナ・ファンを名乗れそうで一安心。

「Bluegrass & Beyond」はそこそこ聴いてきたなって感じ。80年前後にトリオで
ラウンダーやシュガーヒル等のレーベルを国内発売してくれて目(耳)を開かせてくれた。
昔だったらNew Grass Rivivalのジャンルの壁を軽々と超える勢いに圧倒された。
大好きだったNickel Creekの3人が今も大きな影響を与え続けている事が嬉しい。
ワタシの中でこのチャプターの連中もアメリカーナの括りですから。
音盤35打数12安打の.343と三割打者には成れたか(笑)。

トータルで音盤264打数102安打の.386と堂々の三割打者。自分の傾向も分かった感じ。
この本の中からあと何枚聴くのでしょうか?

Townes Van Zandtの"Pancho & Lefty"が
ワタシの中の金字塔。
大好きなミュージシャン達が歌い継いでくれているのが
凄く嬉しい!








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2020/1/11  14:06

鏡開き  

掃除を済ませ、御餅の鏡開きを行う。細かくして1.2日乾燥させてレンジでチンさせる。
醤油や塩をまぶしておかきとなって腹を満たしてくれることだろう。

今日は宇田師匠監修の本「カントリー・ミュージック」の発売日。
クオカードの使える浅草ロックスのリブロへ行って購入。これにてミッション完了。
同ビルのダイソーでお皿、Light-Onでセール品(さらに20%off)のセーターとシャツを購入。
古いものは今度の旅行で捨ててきて衣替えも完了か(笑)。
最後にライフ・スーパーで食材買って午前のお勤めはお終い。
午後は少し旅行ノートを書き進めて、夕方には今年一発目のLIVE観戦に渋谷へ向かいます。

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2020/1/4  19:50

始動  

三が日も終わったので正月気分もお終い。昨日は洗濯をしたし、今日は掃除してから
浅草寺へ初参りに出かけた。何せ食材が底をついたので買い物に行かないといけない。
貯金箱に入れた小銭を賽銭にしているが、スーパーに持って行ったりもしているので
172円しかなかった(笑)。まあ、無病息災だけ祈願すればよいのでこれ位で勘弁を。

昨年から読み残した「万年筆インク紙/片岡義男」を元旦には読み終えた。
読んでいるうちに万年筆で字を書いてみたくなった。今手元にあるのは雑誌の付録の1本。
インク切れなのでアマゾンにインクカートリッジをオーダーしてみた。
ミステリアス・ブルーってどんな色なのだろう。
そして1/2には新刊「billboardを呼んできたサラリーマン/北口正人」をあっという間に読了。
阪神電鉄のサラリーマンがブルーノート大阪を立ち上げ、ビルボードライヴへと
発展させていく話を記録したもの。ビルボードは会員にもなっておりお世話になっている。
興味深く読ませてもらった。今春オープンのビルボードライヴ横浜も楽しみです。
ワタシも現役の時にこんな開発仕事をしたかった。ホテルや展示会ホールの立ち上げはしたが、
もっとエンターテインメントに近い仕事ができればよかった。ドームオープン時は札幌にいた。
そして昨日は「村上ソングス/村上春樹 和田誠」を読んだ。村上春樹が洋楽曲を選び、
訳詞と解説を書き、和田誠が挿絵を描いている。最後の二編は和田さんが訳詞と解説も
書いている。村上さんはポピュラーやジャズ畑の人かと思いきや、以外にもロックにも
精通していて何編か選んでいる。やはり味のある文を書く人で、和田さんとの相性も良い。
和田さんは昨年亡くなったのが残念です。黄色い石丸電気のレコード袋も懐かしい。
まだ未読中古本が3冊あるので来週中に読んでしまう事にしよう。

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2019/11/28  18:34

ON THE ROCK  

一日中雨降りだったので積んでいた中古本「ON THE ROCK 仲井戸麗市"ロック"対談集」を読了。
BSジャパンで放送したものをカット部分も含めて書籍化したもの。
放送時にほとんど観ていたはずだが、あらためて文章で読むと忘れていたことも多い。
その多くがCHABOのお知り合いの方ということもあり、
寡黙なロック野郎たちもいつになく雄弁な気がする。
大森南朋とオダギリジョーを除いては長い年月を生き抜いてきた出演者だけに
皆さん職人って感じがしますね。
ワタシとも年代の近い人が多く、時代背景も含め共感できることも多い。
もう少し若い人の比率を増やしても良かったのかもしれないが、制作方針だったのだろう。

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2019/9/17  9:58

やっと終わった......  

レコードコレクターズ誌に連載されていた「ビートルズ来日学」が今月やっと終わった。
実に10年の長きに渡っていたそうだ。ビートルズに思い入れのないワタシにとっては、
困ったちゃんの連載でした。巻頭カラー4Pを10年も占めていたのは重罪ではないのか。
今月号にも「アビー・ロード」の50周年記念盤の特集記事も組まれている。
ビートルズを特集すると部数が伸びるとの謂れがあったが、今も生きているのか?
革命的であり凄いバンドだったとは認めるが、10年に満たない活動期間を考えれば、
過剰に評価されている気もしている。崇めているのは多くは50代以上、
今の若い人の中にはビートルズを聴いたことのない人も多いのではないだろうか。
今や日本はドメスティックが主流なのだから。
レココレ誌が過去の音楽の歴史に根差して編集されているのは理解しているが、
過剰にビートルズ贔屓することなく紙面を作っていってもらいたい。
「ビートルズ来日学」の連載が終わった来月号の新連載に期待してます。
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2019/9/15  13:07

「魂の宿る街ニューオーリンズから ネヴィル・ブラザーズ自伝」読了  

長いこと寝かせていた「魂の宿る街ニューオーリンズから ネヴィル・ブラザーズ自伝」
を1週間ほどかかってやっと読了。
たぶん四兄弟にインタビューしたものを文字起こして編集したものなのだろう。
共著としてデイヴィッド・リッツという人物が名前を残している。
日本で刊行されたのが16年前の2003年9月、ネヴィル兄弟の活動も終止符を打ち、
昨年にはチャールズが、そして今年はアートが鬼籍に入ってしまった。
中身を読めば、ジャンキーで盗人、女たらしのとんでもない兄弟である。
それでも家族と音楽には愛情を注ぎ続けていた。人種差別の時代の人達である。
ダメダメの順では、チャールズ>アーロン>シリル>アートなんて感じ。
ドクター・ジョンやジェームズ・ブッカーには仲間意識を抱くも、
アラン・トゥーサンには搾取されたと恨みを抱いていたようだ。分からないものだ。
少し年の離れたシリルは兄貴たちとは違った価値観を持っていたようだ。
アーロンは彼のソロ・キャリアを輝かしいものとしてくれたリンダ・ロンシュタットに
凄く感謝していたのだとあらためて気づかせてくれた。
リンダのドキュメント映画もアメリカで上映されているのでいつか見たいものですね。

札幌に飛ばされて間もない1987年の夏に旭川のフェスに彼らが来るっていうので
バスに乗って日帰りで観に行った。これがネヴィル兄弟の初体験だったはず。
その後もニューオリンズのハウス・オブ・ブルース等内外で何度も生を経験した。
特に1994年のライヴ・セレヴレーション豊橋は印象深い。
出演者もニューオーリンズ寄りで豪華だった。アラン・トゥーサンは開場前に
公開リハはしてくれるし、屋台ではヴァン・ダイク・パークスが嬉しそうに
焼き鳥に舌鼓をうっていた。何よりもネヴィル兄弟が出てくると雨上がりの空に
美しい月が出ていた。まさにYellow Moon!もう25年も前の話か(笑)。
半ば犯罪者の兄弟だが、良い思い出しか浮かばない。

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2019/9/5  17:30

「私たちは洋楽とどう向き合ってきたのか/南田勝也」読了  

図書館で借りてきた「私たちは洋楽とどう向き合ってきたのか/南田勝也」を読了。
今年の3月刊行なのでデータは新しめ。大学教授達がパートごとに書いているので、
統一感は今一つの所もあるがデータ重視で興味深い。
特に最終第9章の「ウェブ的音楽生活における洋楽の位置」が現状を捉えている。
雑誌からではなくウェブから直接に楽曲へ到達できるため、
レコメンド的なものを廃することにより聴取は楽曲だけの嗜好にゆだねられる。
当然ながら外国語であったり、ライヴ体験を容易に享受できない洋楽は旗色が悪い。
思えば情報が少なく、雑誌記事やラジオの音、映画からの生活スタイル等から
異常に想像力を働かせて思い入れを深めて洋楽を聴いていたガキの頃だった。
邦楽ロック・フォークはまだまだマイナーでテレビから流れる歌謡曲が全盛だったので
より刺激を求めて次々と生み出される洋楽に親しんだ感じもする。
フジロック等のフェスでも今では洋楽が邦楽ファンを啓蒙する機会は少ないようだ。
まあ、自分が好きなものを聴くのが一番です。我が身を振り返れば、洋邦聴いていても
メインからはかけ離れたマイナーな領域にいたはず(笑)。
若い人たちと音楽の話をするのは難しいかもしれないが、あちらも望んではいないか。

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2019/7/30  15:10

「衣・食・住・音/角張渉」読了  

図書館で借りていた「衣・食・住・音 音楽仕事を続けて生きるには/角張渉」を読了。
インディ・レーベルのカクバリズムのオーナー角張渉のレーベル15周年に際しての
回想録のような記述本。レーベルと共にマネージメントも並行して行っていたのが
長生きの秘訣なのかも。同レーベルではSAKEROCK、キセル、二階堂和美等を個人的には
観たり聴いたりしてきた。角張氏の出自がハードコアパンクなれど、ポップなものまで
広く良いと思うものを制作してきたようだ。オーナー裁量で製作期間や経費の掛け方も
柔軟に変更してきたようで、アーチストにとっては幸せなレーベルだと言えよう。
SAKEROCKは解散し、売れっ子になった星野源はメジャーへと移籍したが、
新たにceroを輩出するなどインディとしては安定した時期を迎えている。
音源(CD)の売れない昨今であるが、生の現場に重きを置いてきた事が今の地位を支えている。
大きなバリューを求めることなく、石橋を叩く経営で今後も歴史を重ねていく。
学生からライヴハウスやレコ屋でのバイトを経由しての起業と企業人生活のない方で、
かっての「就職しないで生きるには」ではないが、なかなか興味深い一冊でした。

さあ、西日の中を図書館に返却に行くとします。

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2019/7/22  8:22

「西部劇論/吉田広明」読了  

図書館で借りていた「西部劇論/吉田広明」をやっと読了。
あとがきまで461頁の大作であり、税抜4,600円なので自分では買えません(笑)。
日頃はエンタテインメントやフレデリック・レミントンのウエスタン・アートの延長として
観ているウエスタン・ムービーであるが、何ともアカデミックに語られている。
それも人間の心情にクローズアップして、多くをフィルム・ノアール的に見ているのが新鮮。
筆者は1966年生まれとワタシよりも若いので、自分で言うようにウエスタン全盛時代を
リアルに体験していないので、客観的に見られるのだろう。逆に言うと思い入れが少ない?
クリント・イーストウッドが監督した「許されざる者」を最後のウエスタンと言い切る。
つい先日「ゴールデン・リバー」を観てきたばかりだが、
彼からすれば意匠だけ借りてきたものなのかもしれない。
そんな具合でダークかつ批判的な文章も多いが、色々な見方があるのも悪くない。
時系列に監督やスタッフを中心に書かれている。しかし観たことない映画もまだまだ多いね。
返却期限が今日までなのでさっさと返しに行くとします。

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2019/3/14  10:02

「村井邦彦のLA日記」読了  

渡米前に読むつもりが、帰国後に頁を捲り始め「村井邦彦のLA日記」をやっと読了。
アルファ・レコードの創設者である作曲家が、超マイナーな業界紙に連載したものに
2015年のALFA MUSIC LIVEで配布した冊子の文章を加えて本にまとめている。
あの素晴らしかったフェスからも3年半と時の経つのは本当に早い。
移住先のロサンゼルスでの生活を中心に日記風にまとめられているが、
大人の目線であり、その交友のワールドワイドな事にも改めて驚かされる。
特に最終章で記される、アトランティック・レコードの創始者である
アーメット・アーティガンと仕事を離れての交友は何ともセレブ感に満ち溢れている。
息子のヒロ・ムライが今年のグラミーで監督した「This Is America」で
ミュージック・ビデオ賞を受賞した事も記憶に新しい。
単にアーチストを育てるだけでなく、自分の家族も立派に育てられたのですね。
アメリカという国はまだまだ自由な風土を捨ててはいない。そんな事も思わせる一冊。

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2019/2/11  20:06

う〜ん、ジャズに軍配か?  

昨日今日とかけて「東京ブルーズ&ロック地図」と「東京ジャズ地図」の2冊を読了。
同じ160頁立てだが、はっきり言ってジャズの方が興味深かったし読みごたえがあった。
ブルース&ロックは店の作りが似ているが、ジャズの方がより個性的な感じがする。
何よりもブルース&ロックはもっとお店あるでしょ。ちょっと手抜き感が出てしまった。
買わないでよかったかも。それでもアメリカーナなワタシはロック系を贔屓しますが。
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