2021/10/17  14:58

「日没/桐野夏生」を読了  

図書館で借りて来た「日没/桐野夏生」を読了。
彼女の2020年刊行本と新しめの作品だが、怖さを感じさせる内容は流石である。
不適切図書を書く作家を国家が拉致監禁して矯正するといった内容。
当初は誘拐事件かと思いきや、刑務所もどきの拉致監禁で
主人公が徐々に疲弊していく様が壮絶。
桐野さんは人間の嫌らしい部分をデフォルメするのが上手。そしてとっても怖い。
有りそうな空想小説。自由になるのは死を選ぶ事なのか?言論もまったくもって不自由な世の中。
今年も新刊を出した様なので、また図書館で借りる日もあるだろう。

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2021/10/14  10:41

「三行で撃つ <善く、生きる>ための文章塾/近藤康太郎」を読了   

先週散歩がてらに買ってきた「三行で撃つ <善く、生きる>ための文章塾/近藤康太郎」を読了。
作者は朝日新聞の記者であるが、昔からミュージック・マガジン誌に掲載した記事で知っていた。
今は九州に住み、畑仕事や狩猟を行いながら新聞にコラムを掲載しているらしい。
その傍ら若い人に私塾的にライターのあり方などを説いている。相当な偏屈者か(笑)。
そんな中から生まれたのがこの著書である。長く編集や文筆業を行っていると一家言持ってる。
そんな物差しで測ると、ワタシの書いている雑文は相当に赤を入れられる様で赤面する(汗)。
プロのライター志望者向けに書いているので、かなり厳しくも感じるが頷ける部分も多い。
ワタシも毎日の様にブログやfacebookに駄文を書いてるが少しは考えた文章を書きたいものだ。
一回では血肉へと消化できそうにないので、少ししたらまた再読するとしよう。2020年12月刊行。
文章の書き方の技巧とは関係ないが、共感する記述があったので拾っておきます。

「文章を書く人が、本やCD、ライブのチケットにカネを惜しむようになったらおしまいです。
音楽で得たカネは、音楽に返す。文学で稼いだら、文学に返す。」

「本も、音楽も、著作者に還るかたちで買わなければ、だめです。
ブックオフで買ったり、アマゾンで中古品が出るのを待つなんてのは、最低の下司です。
自分の心に痕跡が残された。その痕跡の証は、作者に返したい。
そう思えない人が文章を書こうなんざ、ちゃんちゃらおかしい。」

う〜ん、心しておきます。

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2021/10/9  13:37

「はじめてのアメリカ音楽史/ジェームス・M・バーダマン 里中哲彦」を読了  

図書館で借りて来た「はじめてのアメリカ音楽史/ジェームス・M・バーダマン 里中哲彦」を読了。
購入リストにずっと前から入ってたものだが、図書館にあってラッキーでした。
初心者がアメリカ音楽の歴史を学ぶには、良い入門書と言える。
マニアにとってはもっと掘り下げて欲しくなるが、新書のレベルでは致し方なかろう。
この本の良い点は著書二人の対談方式で行っている事。
一人だと気づかない点も、互いの発言からの思い出しも少なくなかろう。
そういった二人のキャッチボールが楽しいし、ジャンルによってリズム感も違うのが不思議。
各章でオススメ・アルバムを幾つか載せているのも初心者には有難いのでは。
音楽だけに文章だけでは分からない部分は多すぎる。逆ならばその補完となる。
創世記は歴史とは切り離せない音楽も、いつしか商業化となっていく事も感じられる。
それでも人種差別等の歴史は今も脈々と繋がっている気がしている。

さあ、天気もよいので図書館に返却へ行こう。
また何冊か借りるとは思うが、先日購入したものも含め寝かせてある本もそろそろ頁を捲ろう。

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2021/10/2  9:44

「日々の一滴/藤原新也」を読了  

図書館で借りて来た「日々の一滴/藤原新也」を読了。
写真家であり文筆家の著者の昨年発刊の新しい本。
自身が撮った一枚の写真に短めのエッセイを載せている。写真にはキャッチーなキャプションも。
日々の日常を切り取ったものが多いが、流石に写真家らしくその洞察力は鋭い。齢77歳か。
何よりも綺麗な日本語が語られるのを読めるのが嬉しい。ヘンテコな日本語は御免です。
彼の書いた小説「ディングルの入江」は私的ライフタイム10に入れている。
これからも元気に仕事をしていってくれる事を願います。

さあ台風一過晴れ。図書館へ借りて来た本を返しに行くとしますか。

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2021/9/22  18:29

「別世界旅行/日本経済新聞出版社編」を読了  

図書館で借りて来た「別世界旅行/日本経済新聞出版社編」を読了。
カラー写真多数で世界の22か所を紹介。リゾート感たっぷりに豪華な旅を紹介している。
ワタシの行っている旅のスタイルとは異なるが、観ている分には楽しい。
チリのパタゴニア等幾つかは行ったことがあった。
旅のコース・旅程や行き方などの情報も豊富、概算予算も出ているのは親切だ。
還暦過ぎたし、ワタシももう少し旅のグレードを上げても良いかなと感じさせられる。
まだまだ体が動くので早々変わる事はないかな。
それでも行ってみたい場所は幾つもありましたので参考にはさせてもらいます。

さあ、借りて来た本は全て読み終えたので、明日返却に行ってまた何冊か借りてこよう。

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2021/9/20  8:49

「山女日記/湊かなえ」を読了  

図書館で借りて来た「山女日記/湊かなえ」を読了。
桐野夏生作品を一冊挟んだので湊作品を穏やかに感じて仕方ない(笑)。
作者が登山愛好家という事もあり、楽しんでペンを進めたのではないかと推測する。
登場人物をクロスした短編を連作にするやり方は以前にも読んだ事がある。
どの短編も他人とのやり取りで心が変化していく様を描いている。
その中に山の風景をうまく取り込んでいる感じはする。自然も四季によって姿を変えるもの。
最終編はニュージーランドのトンガリロを背景に綴っている。
ニュージーランドはトレッキングの宝庫、一度行ったことがあるが次回は是非歩いてみたい。
海外へ出ると機会があるとトレッキングやハイキングを行う事がある。
本格的登山はムリだが自然の中を歩くのは気持ちの良いものだ。
再来年の女子サッカーW杯はオートラリアとニュージーランドの共催である。
ニュージーランドのでの試合をベースに合間にトレッキングを楽しむのも悪くない。
残念ながら6月はオフシーズンとなるが通年開いている所もあるらしい。夢想は尽きない(笑)。

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2021/9/17  9:33

「IN/桐野夏生」を読了  

図書館で借りて来た「IN/桐野夏生」を読了。
「これって読んでたかな?」と半信半疑で読み始めたが、思い出すものは無かったので
多分初見だったはず。まあ、最近は記憶も衰えつつあるのだが。怖いよ痴呆が。
彼女の作品を読むのも久しぶり。「OUT」は読んだが「IN」は読んでなかったか。
何かしら澱んだ重さを感じさせる小説は、彼女の優れた点だと思う。
スッキリはしないが頷ける読後感、文章表現が美しい日本語で綴られているのが嬉しい。
男と女の間には深くて暗い河がある。「黒の舟唄」の歌詞を何故か思い起こした。

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2021/9/10  15:41

「地球の細道/安西水丸」を読了  

図書館で借りて来た「地球の細道/安西水丸」を読了。
前回図書館へ行った時に本日返却図書の棚にあったので借りて来たのでした。
イラストレーターでエッセイストの作者が旅に出た時のエッセイをイラストと共に92編収録。
2014年に亡くなられるまで連載していた様であるが、国内・海外と大体半分位の比率か。
海外は行ったことがある所が幾つもあるが、国内はほとんど行ったことがないですね。
それだけにこれから国内旅行も楽しめるって事。早くコロナが終息してほしいものです。
作者は歴史に詳しく、特に城に執着を持っていた様だ。ワタシも旅先に城があると良く行く。
歴史に疎いワタシと違い、作者は日本史に詳しいね。もっと大河ドラマ観ておくんだった。
歴史小説も苦手なジャンルでほとんど読んだ事が無い。知らない事はまだまだ多い。
旅好きなワタシにとっては非常に楽しめ貯めになる一冊でした。

安西氏はWOWOWの「W座からの招待状」という小山薫堂と組んでいたのを観ていた。
風貌的に高橋幸宏と重なるものを感じていたが、イラストと共に穏やかな空気を運んでくれた。
死後に跡を継いだ長友啓典も亡くなり、今は若返って信濃八太郎が小山の相方を務めているが、
信濃氏が長らく元気で活躍してくれる事を願うばかりである。

今、安西氏を検索してみたら世田谷文学館で「イラストレーター安西水丸展」をやっている。
それも当初の8/31迄の予定が9/20迄に延長になっているじゃない。
これはワタシに来いと言うサインに違いない。折角なので残り10日の期間中に行ってみよう。

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2021/9/3  21:10

「贖罪/湊かなえ」を読了  

図書館で借りて来た「贖罪/湊かなえ」を読了。
友人の女の子が殺され、一緒に遊んでいた子供たちに償いを求める母親。
15年が経ち、母の亡霊に唆されるように殺人に巻き込まれる女たち。
そして記憶の紐を手繰るように女の子の殺人犯が浮かび上がっていく。怖いが引き込まれる。
大分前にWOWOWで小泉今日子でドラマ化されたものを観ているが、内容の記憶はない。
初期の湊氏の作品は面白い。近作は少しマンネリなのだろうか、筆が荒れている感じがする。
そろそろ未読本も少なくなったので、別作者の作品に取り掛かるとしますか。

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2021/9/1  14:32

「告白/湊かなえ」を読了  

図書館で借りて来た「告白/湊かなえ」を読了。
湊氏のデビュー作にして本屋大賞の代表作。映画化されたものを先に観ていたが、
ミステリーでかつ冷っとしたあたりに初々しさが感じられる。
短編の連作に書き下ろしを加えて一冊の長編に仕立て上げているが違和感なくまとまっている。
amazon primeに映画版「告白」があったので、久しぶりにそちらも続けて堪能。

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2021/8/29  7:27

「Nのために/湊かなえ」を読了  

図書館で借りて来た「Nのために/湊かなえ」を読了。
TSBでドラマ化されたものを熱心に見ていたし、amazon primeでも再見した。
良くできたドラマと思っていたが、小説は後追いとなった。
ドラマでは三浦友和が扮した島の駐在夫妻が小説にはいない事を知る。
それでもNイニシャル尽くしの中で、誰がどのNの為に行動を起こしていたかを良く記している。
ドラマでも内容は下手にいじくってなく、時系列の取り方も違和感ない。
これは巧い小説であり、湊氏の中でも代表作の一つに数えられるのでは。小説もまた堪能した。

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2021/8/24  16:59

「ポイズンドーター・ホーリーマザー/湊かなえ」を読了  

図書館で借りて来た「ポイズンドーター・ホーリーマザー/湊かなえ」を読了。
死の要因を多面的に見た短編集。それぞれが独立した話だが、一つの死に対して
見方によって色々な解釈ができるという事で共通している。
人は自分の解釈を真実としたがるが、本質は全く別な所にあると説いている。
とかく思い入れ(思い込み)の強い方なので身につまされる事は多い(汗)。
これは短編だが引き込まれるように一気読みした。かなり楽しめた。
小説以前にWOWOWのドラマで観ているが、ちょっとミステリアスで風変りな連作だった。
NHKとWOWOWは民放とは違った視点でのドラマ作りをするのでイイんですよね。

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