2019/3/14  10:02

「村井邦彦のLA日記」読了  

渡米前に読むつもりが、帰国後に頁を捲り始め「村井邦彦のLA日記」をやっと読了。
アルファ・レコードの創設者である作曲家が、超マイナーな業界紙に連載したものに
2015年のALFA MUSIC LIVEで配布した冊子の文章を加えて本にまとめている。
あの素晴らしかったフェスからも3年半と時の経つのは本当に早い。
移住先のロサンゼルスでの生活を中心に日記風にまとめられているが、
大人の目線であり、その交友のワールドワイドな事にも改めて驚かされる。
特に最終章で記される、アトランティック・レコードの創始者である
アーメット・アーティガンと仕事を離れての交友は何ともセレブ感に満ち溢れている。
息子のヒロ・ムライが今年のグラミーで監督した「This Is America」で
ミュージック・ビデオ賞を受賞した事も記憶に新しい。
単にアーチストを育てるだけでなく、自分の家族も立派に育てられたのですね。
アメリカという国はまだまだ自由な風土を捨ててはいない。そんな事も思わせる一冊。

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2019/2/11  20:06

う〜ん、ジャズに軍配か?  

昨日今日とかけて「東京ブルーズ&ロック地図」と「東京ジャズ地図」の2冊を読了。
同じ160頁立てだが、はっきり言ってジャズの方が興味深かったし読みごたえがあった。
ブルース&ロックは店の作りが似ているが、ジャズの方がより個性的な感じがする。
何よりもブルース&ロックはもっとお店あるでしょ。ちょっと手抜き感が出てしまった。
買わないでよかったかも。それでもアメリカーナなワタシはロック系を贔屓しますが。
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2019/2/3  16:53

「新版 ゴスペルの本/塩谷達也」読了  

図書館から借りていた「新版 ゴスペルの本/塩谷達也」を読了。
初心者にも分かりやすく、ゴスペルとはなんぞやから始まり、歴史やミュージシャン、
関連出版物紹介、ミュージシャンの対談・エッセイと盛り沢山。入門書として良い本です。
著者自身もゴスペルのシンガー・プロデューサーで含蓄も深い。福音=Good Newsなのね。
ソウル・ミュージック等の黒人音楽は大好きなのだが、ゴスペルは深入りしてないワタシ。
特に日本語で歌われるとちょっと臭く感じてしまうし、恥ずかしい。
それでもスビリットが大切な音楽だから歌詞を理解することは重要なはず。
Jesus、Lord、Hallelujahなんて言葉が入ればゴスペルと勝手に解釈してます。
Al Greenはゴスペルだけど、小坂忠はゴスペルとは認め難いワタシであります。
一度本場の黒人の日曜礼拝でゴスペルを浴びてみたい気持ちは持ってます。

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2019/1/21  12:22

「聴かずに死ねるか! 小さな呼び屋トムス・キャビンの全仕事/麻田浩・奥和宏」読了  

麻田さんの自伝本とも言える「聴かずに死ねるか!小さな呼び屋トムス・キャビンの全仕事」を
読了。自分よりも上の年代の方々の知らない話は大好物ですので一気に読み終えた。
伝聞して既知のエピソードもあるが、時系列的に咀嚼して読むと理解も深まるというもの。
何よりもトムスの前後も休むことなく自分の興味を探求していた事に驚かされる。
個人的にはトムス以前のアメリカでの遊学時代の話に惹かれる。ゆったりした60年代での
ブレバタのお兄ちゃんとの同棲生活は何とも楽しそう。日本レストランでのバイトも時代です。
末尾のあしゅらさんの回想と麻田&バラカン対談が検証としての役割を果たしている。警鐘もか。
トムスのスタートの1976年はワタシは18歳になっていたが、日本のロックやハードロック等を
聴いていたので、まだまだルーツの奥の細道には入り込んではいなかった。
イーグルスやジャクソン、リンダ等のウェストコーストには到達していたけれど。
そんな具合で1977年のローリング・ココナツ・レビュー辺りから足を運ぶようになったはず。
ジヴォンが日本に来たのはこの時だけとあるが、80年代後半のバブルの時代にウドー招聘で
来ているはず。ワタシは札幌に飛ばされていたので行ってませんが。
記述にあるようにトムスの功績はホールでしかできなかった外タレ公演をライヴハウスで
やることにより敷居を下げたことだろう。地方公演、スタンディングを始めたのも大きい。
「赤字になるなら止める」とリスタートして、公演数は減りアーチストに偏りはあるものの
今も継続していることは賞賛すべきである。
本の副題にある「聴かずに死ねるか」と称しHPで来日希望アンケートを取っていた時期がある。
締切されランキング発表になった後に招聘したのがランキング外のブルーグラス・バンドで、
ついBBSに「アンケート取っておきながら関係ない人が来るのでガッカリ」的にカキコして
麻田さんに一括されたのを思い出します(汗)。頭で反芻してからしゃべらない鳥頭男ですので。
麻田さんの自分の好きなものを呼ぶってスタンスは徹底しております。嗚呼恥ずかしき我が身。
そんな具合でお見掛けしてもいつも素性を明かせないワタシです。
後日、Buffalo Recordのダグラスさんが呼んだSteve Forbertなんかはトムスで呼ぶべき
だったと思ったのですが......。
新宿の某ロックバーでも森山良子さんと一緒の姿をお見掛けしたことがある。
某ジーンズ会社から10万円しかスポンサー料金もらえないなんて人づてに聞いていたので、
「良子さんにも助けてもらえばいいのに」なんて勝手に思っていた。
まあ、友人に金の無心はし難いのは理解できますが。頑固さなければ興行なんてできません。
先輩諸氏、楽しい逸話は記録として残していってください。ちゃんと新刊で買いますので。

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2018/12/14  17:18

「アイ・ラブ・ユー イエス・アイ・ドゥー/堀井六郎」読了  

堀井六郎の私的「昭和大衆歌謡考」の第3集を読了。
ヤフオクでYahooのポイントなどを使って送料込み500円程度で購入。
逆から読むようになっているが、まあ仕方ない(笑)。
加山雄三周辺やハワイアンバンドを起源に持つもの等、
リアルでないネタが多いが知らないことの方がこちらは大歓迎。
今回も楽しく頁を捲った。次もまた楽しみ。
この間の日曜に渋谷に行った時にDisc Unionに寄ると
第1集「遠くの空に消えたのさ」があるじゃないか。250円と安い(喜)。
3点買うと10%引きなのでちょっと見てあと2点買った。
家に帰り袋を開けると、何と....「アイ・ラブ・ユー イエス・アイ・ドゥー」が出てきた。
間違って買ってしまった(涙)。2冊あったのでよく見て手に取ったはずなのに.....。
若年性アルツハイマーが出てしまい、その時は打ちひしがれました。
2冊買っても低以下より安いのがせめてもの救い。オレの脳細胞確実に減っている。嗚呼。

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2018/11/16  11:15

「しあわせになろうね/堀井六郎」読了  

積んどく本から「しあわせになろうね/堀井六郎」を読了。
副題に私的「昭和大衆歌謡考」第4集とあるように、昭和の歌謡曲にまつわるエッセイ集。
「作詞通信講座」の会員に発行している「ミュージック・フォーラム」なる定期刊行物に
掲載されたものをまとめたものらしい。この第4集で完結だが、前3冊を読んでいないのは
少しマヌケ。これはブック・レビューで見て、ヤフオクで350円で落札した代物。
幸いにも時系列でまとめられている訳ではないので、そのうちに前3冊も読むとしよう。
ネットのブックオフにはないので、街の古書店やディスク・ユニオンを一回りしてみて
無かったら新刊で買うとします。新書で800円台で買えるのでそれでもよいかと。
但しグスコー出版なる知らない出版社から出ているのでもたもたしてると廃刊になるね。
本書の中では渡辺はま子の歌う「あゝモンテンルパの夜は更けて」なる曲が、
フィリピンの監獄の日本人全死刑囚を釈放に導いた話に驚かされる。歌にそんな力あるのかと。
そして昭和の歌謡曲の歌詞が広げる世界観にも改めて共感を覚えます。
バンド主体の今のJ-POPには昭和をリアル体験した人々には物足りなさを感じさせますよね。

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2018/11/9  19:47

「1974年のサマークリスマス/柳澤健」読了  

積んどく本から「1974年のサマークリスマス/柳澤健」を読了。
副題に「林美雄とパックインミュージックの時代」とあるように、
早逝したTBSアナウンサーの林美雄を題材としたノン・フィクション。2016年刊行。
個人的にはニッポン放送のオールナイトニッポンや文化放送のセイ・ヤングの方を
聴いていたので、パックインミュージックを聴いた記憶はあまりない。
林氏への郷愁を覚えてではなく、著者の柳澤健の書き手としての魅力から頁を捲った。
プロレスを中心としたノン・フィクションを書いて来た著者が、
違ったジャンルでどういったノン・フィクションを記すのかが興味深かった。
林のファンのリスナーの眼を通して記す辺りは、その後の著作である「1984年のUWF」にも
通じるものを感じる。スポンサー無しの平日深夜枠でのフリーな物言いや、
政治に介在すると圧力がかかる辺りは読んでいてなかなか面白い。認可事業の厳しさか。
日本映画や荒井由実、石川セリを積極的にプッシュしていたのを知ると、
リスナーになっていたら良かったかと思わされる。一般生活がダメダメってのも笑わせる。
それにつけても柳澤健のインタビュー能力とウェット感たっぷりな文章化は素晴らしい。
ラストのお別れ会でのユーミンの「旅立つ秋」のくだりが強く後味を残す。

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2018/11/6  9:59

セドナ  

ブックオフで108円で買った「セドナ・メッセージ/イルチ イ・スンホン」を読了。
副題の「世界で一番のセドナ案内」に惹かれたが、韓国人の作者は
多分にスピリチャルで宗教がかっていた。
そんな具合でのめり込む事はできなかったが、名立たるパワー・スポットである
セドナの外郭は掴む事が出来た。旅人としては一度は行きたい場所である。
レンタカーが無いと動きにくい街ではあるが、ツアーもあるようで行けない所ではない。
フラッグスタッフを根城にして、グランドキャニオンやレイクパウエルへも行くのも悪くない。
グランドキャニオンへ行ったのも初渡米の時だから40年も前の話になる。
近場のフェニックスでのInnings Festivalやエンゼルスのスプリング・キャンプに
絡める事もできるか。アルバカーキまで行ってサンタフェへ行くのも良さそうだ。
1冊の本から旅人の夢想は尽きない。2月末からのアリゾナ・ニューメキシコで考えますか。

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2018/11/3  9:50

飢餓から生まれる評論活動  

手持ちの「積んどく本」がそれなりにあるので、先日の図書館では返却のみで帰って来た。
そんな事で手持ち本から「ブラック・ミュージックとしてのジャズ/中村とうよう」を読了。
1978年の刊行であり、40年も経つがこれがなかなか素晴らしい評論集なのである。
時にポピュラー・ミュージックも商業化が進み、カウンター的にロックでもパンクが生まれ、
黒人の中でもジャズやR&B(ソウル)以外にもレゲエやアフリカ等の第三世界からの音楽も
聴こえるようになってきた。
ここではジャズをターゲットにしているが、ブラック・ミュージックの変遷を
過去の記事や書下ろしで分かり易く綴っている。それは本体のNMM誌以外にも及び、
リリース時期に関係なく体系づけているのが編集人としての中村氏の凄い所だ。
当時は今のように情報が氾濫しているはずも無く、外書や生のレコード等から
自分が学び感じたことを隠すことなく現している。それだけに個人の趣向が出るのは当然、
恐れも無くダメ出しを行う事が彼の評論のスタンスであり、それは死ぬ時まで続いた。
それ故、広告取りしていたスタッフをさぞや困らせた事も想像できよう(笑)。
読んでいるともはや氏の興味はアフリカへ移っているのが伺える。既にグリオも登場していた。
「知らない事を知りたい」という飢餓感と「それを伝えたい」という事をいつも感じていた。
それは中南米から始まり、アフリカや中東、アジアまで広げ、読者の眼と耳を広げてくれた。
表層的な記事しか読めない現在、温故知新に溢れる氏の文章には掘り下げる深さを感じる。
波田真とマックス・ローチとの2本の対談は独りよがりにならない為にも必要だったはず。
本文最後に「将来への悲観的な推測を早々と立てる必要はないが、ぼくの言うような意味での
大衆音楽というものは、20世紀とともに生まれ、20世紀後半に消え去っていく。
いわば過度的な存在でしかないのだろうと思っている。」と綴っている。
大衆音楽が消え去ると共に、自死として評論活動に幕を下ろす事を暗示しているようだ。

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2018/10/29  15:24

東京映画館  

以前に六本木のブック1stで見た「東京映画館」がブックオフで中古本チェックしたら
あったので購入。他の本と合わせて7冊、送料無料の1,500円ちょい超えで買った(笑)。
著作権者には貢献度ゼロであるが、リタイアの身ですのでお許し下され。
今日、暖かな日差しのもと頁を捲り、あっという間に読了。映画はシニアに優しい(喜)。
最近良く映画を観に行くようになったので参考にするつもり。
刊行は2015年であるが、幾つか閉館になったがまだまだ使える。お初に聞く所も幾つかあり。
ついこの間行ったキネカ大森のコラムを片桐はいりが書いている。
そういえばロビー・リニューアル記念で彼女がもぎりさんとして出演している
ショート・フィルムを上映の前に流していた。来週、目黒シネマに行くつもりです。

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2018/10/25  6:38

「ウィンディ・ストリート/サラ・パレツキー」読了  

図書館で借りていた「ウィンディ・ストリート/サラ・パレツキー」を読了。
V・I・ウォ−ショ−スキーのシリーズも2冊続けて読んだので、キャラも分かった感じ。
悪くは無いのでこのまま読み続けるか、それとも他の作家へ移るかは微妙。
取り敢えず今日返却に行って、まだ同シリーズが有ればもう1冊借りてみますか。
無ければ他の女流作家のものを借りてくるとしよう。
今日は秋晴れらしいので歩くのも気持ち良さそうだ。
図書館でミュージックマガジンでも読んでから浅草まで足を伸ばしてみますか。

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2018/10/16  7:15

「僕の音楽キャリア全部話します/松任谷正隆」読了  

図書館で借りていた「僕の音楽キャリア全部話します/松任谷正隆」を読了。
インタビュー形式であり、インタビューアーの技量に左右されるが適切な質問でなかなか深い。
吉田拓郎やユーミンのバックバンド、フォージョーハーフやティンパンアレイ(キャラメルママ)
のバンド時代も今は昔、プロデューサーやアレンジャーの仕事は残しつつも、
ユーミンへのプロデュース・LIVE演出に全精力を傾けている現状といえよう。
舞台の上に現れるのもまれで、ティンパンには参加しないし、ユーミン・バンドの鍵盤も
武部聡志に任せている。元々裏方志向だったのかもしれない。
本書内でも度々「風景が見える」との表現をしているが、そこが彼のアレンジの妙なのだろう。
そして大がかりなユーミンのLIVEでのビジュアル化も同様なのだろう。
常に留まる事を良しとしないマンタさん、ユーミンとの二人三脚はいつまでも続く。
しかし色々とよく覚えているものだと感心するばかりだ。

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