2006/9/21

きのこ採りの話  きのこ

今日はきのこ採りの方たちの話です。
山菜もそうですが、採るタイミングが非常に難しいです。
一度採った場所には次の年も出るので(採り方が下手だと出ません)、出る場所をたくさん知っている人は有利になります。
しかし、その場所を知っているのは一人とは限りません。
そうなると競争になります。早いもの勝ちなので皆さんとても早起きです。
たとえ一番にたどり着いたとしても、まだ小さい、まだ出ていないという場合もあります。それゆえ道路も無い山の中、何度も同じ場所を巡ります。
その場所にたどり着けない人もいます。
目印も何も無い山の中です。その山を歩きつくしていないと覚えられません。
相当な名人でも遭難することもあります。
奪い合って喧嘩になることもあります。
隣の県から来た人に怒鳴りつけた人がいました。彼はあくる日その山に行ってみると、5,6人の男が待ち伏せしており、ただただ殴られ一晩中山で寝込んだそうです。
欲張らないほうがいいみたいです。
特に松茸は、高く売れるため競争が激しいです。
あるプロの方は、松茸の場所に行くのに毎回別の道を通るそうです(山なので厳密に言うと道はないのですが、今日は真っ直ぐ、明日は左から、次は谷側というあんばい)。
毎日同じところを通ると足跡がつき、次第に道のようになります。
道ができてしまうと別の人に松茸の場所を知られかねません。
自らだけが知るその場所を、自分の兄弟親戚にも絶対教えずに死んだ名人が何人もいます。人に教えると、必ずまた他の誰かに教えてしまうからです。
更には、熊、蜂、野生の犬、遭難、滑落など危険だらけです。
どうです、大変でしょう。
そうして何日も廻り、やっと採取します。
1日中いくつも山をまわったあげく全く採れないこともあります。
ですから、私達きのこ屋はできるだけ高く買ってあげるようにしています。でなければだれも売ってくれません。栽培ものに比べ、高価なのはこういう理由です(決して高価とは思いません)。 
私達がいないと、彼らは自分で売らなければなりませんので、採っている暇が無くなります。
山菜もきのこも採取時期は非常に短いです。お互いが無くてはならない存在です。
それでいて、他のネットショップや、観光地の直売所よりお安く、鮮度の良いものを提供できるのは、市場や仲介業者を通さないためです。
そして何より、お客様や茸採りの方々に喜んで欲しいがため、山の文化を無くしたくないためです。
皆さんの喜ぶ顔が一番嬉しいです。

本日の入荷〜ほうき茸4kg、畑しめじ13kg、クロカワ、桜しめじ、初茸、カノシタ、あみ茸少々。









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