2010/4/29

こごみ、あいこ採れるかな?  山行記

今朝、こごみ(クサソテツ)あいこ(ミヤマイラクサ)の状況を見に、山へ行ってきました。

ゴールデンウィークなのにどこにも連れてってあげられないので、息子(5歳)も同行しました。

この山は、ふきのとう、こごみ、あいこ、ぼんなみず山ふき、山わさび、ミツバと何でもある山でシーズンに何度も通います。

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↑このような沢沿いの谷筋の斜面には、いろいろな山菜が付きます。

採取しながらどんどん登っていきます。
カゴがいっぱいになったら風呂敷に包み日陰に下ろし、さらに登っていき、いっぱいになったらまた下ろし、を繰り返します。
最後に1個づつ拾い集めながら降ります。

大量に採れた時など1回で運べず、何度も往復する事になります。

また、置いた場所を見つけられなくなる場合もあります。

急斜面をよじ登り、上のほう、日当たりの良いところにこごみ発見!

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ちょうど良いものはまだ少なく、ほとんどがもう2〜3日、という具合でした。

それでも太くて伸びたものだけ採取します。

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息子も手伝います。
斜面から転がり落ちるなよ!

「こっちにもあるっ!あっこっちもっ!」
「それはまだ小さいからね〜採っちゃだめよ〜」

「ぱぱあっ!これはっ?!」
「それは採っていいよ〜でも周りのヤツだけね。真ん中の短いのは残しとくんだよ。」

だんだん彼も面白くなってきたようです。

そのうち、
「これは小さいからね。残そうね。」
と見分けられるようになってきました。
さすが山菜屋の長男坊!

滑って転びながらも夢中になって探しています。

まだ土や枯葉に潜っているものが大半で、あと2−3日すればこの斜面はこごみだらけになります。
次はあいこを探します。

あいこは沢沿いの斜面の比較的下の方にありますが、まだ1本も見えません。

息子は沢を歩くのが楽しそうです。
長靴の便利さを味わったようです。

「転んでびしょ濡れになったらママに怒られるよ」

葉わさび(山わさび)発見。
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根わさびとは異なり、茎と葉を食べます。
当店のレパートリーにはありませんがこちらではポピュラーな山菜。
現在は栽培品が主流になりました。

栽培品みたいに太くありませんが、辛くて香りが良い、この時期にかかせない山菜です。

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「葉っぱだけ採らないで・・・」
鼻が垂れてます(笑)。

しばらく登りましたがあいこ発見できず。
まだ早いのでしょう。

かたくりを2本発見。
増えて欲しいので採らずに残しました。

もっと登りたがってましたが、帰って注文のチェック、出荷作業をしなければなりません。
「また日曜日に来よう」と騙して、来た沢を下ります。

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後ろ姿がたくましくなってきました。
下りは早い早い。
この急斜面を登れるようになったか。
足腰丈夫になったね。

家に帰ってもママは赤ちゃんの世話でいっぱいいっぱいです。
ここは私が彼らのストレスを晴らしてやらねば。
GWもSWも山ばっかりでごめんね。
夜はこごみを食べよう。
わさびは辛くてまだ無理かな?

明日はたらの芽見に行きます。
タグ: 山菜 こごみ あいこ

2010/4/28

ツキノワグマの恐怖!  山菜

〜前回からの続き

おそらく熊さんは日当たりの良い沼の淵で「お昼寝」をなさってたんでしょう。
熊も人間も考える事は一緒です。

以外と冷静に対処できた自分を褒めたいのですが、さっそく回れ右し、妻を呼びます。
勿論、うんと小声で

しかし妻は意味が分からないようです。
「なにっ!? 聞こえないんだけどっ!」

デカイ声で答えます。

冷や汗というのはこういう時に出るのでしょう。

こうなるともうジェスチュァです!
身振り手振りで、
「そ〜こ〜にっ、く〜ま〜がっ、ね〜て〜るっ」
必死に伝えます!

しかし、またもでかい声で、
「なにっ!? 何言ってんのっ!?」

採取に夢中でイライラ口調です。

よほど置いて逃げようかとも思いましたが、勿論そうはせず。
妻の腕を、もう無理やり引っ張り、妻も事の重大さにようやく気付いたようです。

抜き足差し足で100mほど進み、あとは車まで猛ダッシュです!

こんな山奥で、もし万が一のことがあっても絶対に誰にも気付かれません。
当たり前ですが携帯電話も通じません。
そういう環境が余計に恐怖をかきたてます。

翌年同じ場所、再度訪れましたが、そこに例の「真っ黒で、丸くて巨大な物体」はありませんでした。


人間が歩くには非常に難儀な笹薮。
特に登りは非常に厄介です。

ところが熊さんはいとも簡単にすり抜けます。

笹薮から歩み出てこちらを見、「なんだ人か」という感じで横切り、反対の藪に入っていきます。
残されたこちらは当然ながら、口が開いたまま、しばらく呆然とします。

崖を熊の子が転がってきた事もあります。

「かわいいっ!」と近寄ってはいけません。
確実に近くに親熊がいます。
子連れの熊は特に凶暴と言います。
即効で逃げました。

子熊の声が「く〜ん、く〜ん」と聞こえるなんてしょっちゅうです。
こんな人里から遠く遠く離れた山奥にイヌの子はいないでしょう。

熊と遭遇した人はとにかく大げさです。
「象より大きかった」と証言する者もいます(笑)。
ヒグマは本州にはいないはずなので、それは恐怖による感覚の麻痺と思われます。

しかし、もともとは彼らの土地でしょうから、共存していかなければなりません。
山に入る際は、鈴やラジオをお忘れなく。

熊さんの話はこちらもご覧下さい。

2010/4/26

こしあぶら採取時の危険!Aツキノワグマ  こしあぶら

こしあぶら(コシアブラ)の採れる山にはツキノワグマも沢山住んでます。

どちらかというと、彼らのテリトリーに私達が入っていく感じです。
サファリパークみたいなものでしょうか?

里山ではあまりお目にかかることはありません。
私は会ったことがありません。

が、誰かが目撃すると、この村全体に放送されます。
「ピンポンパンポン〜○○地区に熊が目撃されました〜」
という感じです。

山菜や、きのこの時期になると決まって何度か放送されるので、いることはいるのでしょうが、たいした数ではないのでしょう。

ところがこしあぶらを採りに行く高山のほうでは頻繁に遭遇します。
10回行けば3回は会えます(笑)。

昨年、妻(松戸市出身)と、メンバー4人で出かけた際の話。

「山」と言ってもいろんな山があり、ここは「深山」と言えます。

車でなんとか通れなくもない山道路を走ります。
普通の乗用車ではもったいなくて入れません。
傷だらけになっても困らない車、かつ小回りが利く小さいものが良いです。
(古く、穴の開いたようなジムニーなんかが理想)

これ以上は無理、という所までは車で、そこからは勿論徒歩。
「怖い怖い」と言いながら着いてくる嫁もたいした度胸です。

登山道など勿論ありません。
道なき道を15分ほど歩きます。

毎年採る場所で、暗い木立の中。
杉林なので本当に暗いです。
しかし、女性でも採れるくらいの低い木がたくさんあります。

怖いので、最初は4人で固まっているのですが、あちこちに次々と極上の太いこしあぶらが見えてくると、もう熊さんの事は忘れてしまいます。

4人ともバラバラになって、カゴをいっぱいにした頃です。

一度、嫁と車に戻りこしあぶらを下ろし、再度もとの場所まで戻ります。

池(というか沼?)があり、その周りは開けていて明るいです。
天気も良く、先ほどまでの暗い森とは違う開放感がありました。

気持ちが良いので「ひと休み」したかったのですが、休んでる暇はありません。
さっそく探し始めます。

私が数本の木を見つけ、摘んでいたときです。

嫁から、「その先にもう1本あるよ」
と声をかけられました。

ちょうど腰の高さくらいの低い木です。
大きさもちょうど良い、極太のひと口サイズ。

さて採ろうと手を伸ばしたその時です!

私とこしあぶらの延長線上に沼があります。
私の手とこしあぶらの先、その沼の手前に、
「巨大で、丸くて、真っ黒い物体」が見えたのです。

この時期、周りは「緑」の葉と、土の「茶色」が視覚のほぼ100%を占めます。

それゆえ、「真っ黒」という色は、非常に目立ちます。

その瞬間、頭の中にピンとひらめきました。

「そうだよね。危険だね。」と。



〜次回につづく






2010/4/25

こしあぶら採取時の危険!  こしあぶら

年々、人気急上昇のこしあぶら(コシアブラ)
今年は たらの芽を抜きそうな勢いで、ドンドンご予約入ってます。

今日は、こしあぶらの話。

こしあぶらの採取風景

↑天然こしあぶらの採取風景(昨年)

こしあぶらは標高の低い山にはあまり木がありません。
早いところでも標高500〜600m。
遅い場所だと1000m以上の山まで登ります。
ですから、たらの芽よりどうしても1〜2週間遅れて始まります。
ちなみに高山のたらの芽は、赤くてトゲが激しく、食用に向きません。
たらの芽が(こしあぶらより)早く終了するのはこういうわけです。

たらの芽のようにトゲも無く、イバラの藪にあるわけでもありません
木もよくしなります。
比較的、採取は簡単と思われます。

しかし、考えるのと、実際やってみるのとでは全然違います。

まず、木登りを覚えなければなりません
大きい木は10mにもなります。

これが他の山菜採取と異なる点です。

木上で、片手で鉤を持ち、枝を引っ張り、もう片手芽をで摘みます。
ということは足だけで体を支えなければなりません。

これが想像するより非常に大変です。
弾力のある木なのでグラグラ揺れ、下手すると落ちてしまいます。
低い木ならいいですが、だいたいは下は崖、もしくは山の斜面、というシチュエーションです。
落ちたら確実に大怪我。

普段全く使わない筋肉を使うため、すぐに攣ります(笑)。
筋肉痛も間違いなし。

そのうえ「軽い」です。

よほど採ったと思っても想像を絶するほど「軽い」です。
当店で使用している「コンテナ」いっぱいに採れば、たらの芽なら10kg以上はありますが、こしあぶらだと2〜3kgしかありません。

1日5kg以上採れれば「プロ」と言ってもいいでしょう。

逆にお客様にとってはお得感があります。
300gもあれば、天ぷらにするには相当な量になります(たらの芽に比べれば)。

木立ちの中の暗い場所にもあります。
こういう場所は低い木が多いので採りやすいです。

この森の中を彷徨うサバイバル感が癖になります。
だんだん眼が慣れてくるとアチコチに見えます。

ただ、夢中になりすぎると「迷子」になるので気をつけないといけません。
遭難まではいきませんが、たびたび私も迷子になります。

里山であれば、迷子になっても沢を下って降りていけばどこか人里に出ます。
高山は果てしないです!
そう簡単には人里なんかありません。

3時間くらい彷徨ったことがあります。
そうなると、もうこしあぶらも全く眼に入りません。
生きた心地がしませんでした。

一番怖いのは「ツキノワグマ」。

こしあぶらの採れる山には、なぜか熊さんも大勢いらっしゃいます。
3回に1回くらいの割合で遭遇します。

怖い熊さんのお話はまた次回。





2010/4/21

行者にんにく(アイヌネギ)のジンギスカン焼  行者にんにく

天然行者にんにく(アイヌネギ)
をジンギスカン(ラム肉)と焼いて食べました!
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こちらで「焼肉」と言えば、牛カルビやロースではなく、ラム肉(ジンギスカン)を指します。
子供の頃から慣れているので週一ペースで食べても飽きません(笑)。
春は行者にんにく、秋は本しめじ畑しめじ が入るのが定番です。

ジンギスカンの脂が行者にんにくの旨みを引き出します!

両方とも個性が強い素材ですが、全く邪魔しあいません!

(妻が入院中のため)子供の世話で疲れた体と脳味噌が「元気」になります!

行者にんにくの醤油漬け は辛くて子供は食べませんが、これならガンガン食べます。

作り方は簡単。
生のまま焼くだけ。

シンプルイズベスト。
天然山菜に余計な味付けは不要です。

酒好き(私を含む)は醤油漬けがおススメです。

子供も元気になりすぎて困ってしまいます(笑)。






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