2010/4/12

たらの芽の天敵『霜』  たらの芽

たらの芽(タラノメ)に深刻なダメージを与える悪いヤツがいます。

今日は「霜」の話。

暖かい地方の方には信じられないかもしれませんが、岩手では5月でも霜が降る日があります。

たらの芽の時期はだいたい桜の季節と重なります。
岩手では4月末頃から。
ようやく芽が出てきたところに霜が降ると、芽が凍り、死んでしまいます。

通常のたらの芽は、天然物でも冷蔵であれば1週間は持ちます。
採った後でも水に入れておけばビックリするくらい成長します。
まだ生きてる証拠です。

しかし、霜にあたったたらの芽はだんだんと黒く変色し、2〜3日で腐ってしまいます。

採る前にすでに死んでいるためです。
このようなたらの芽は異様なにおいがします。
鼻がひん曲がるほど臭いです。

問題は、すぐには分からないという事です。

出荷時点ではまだ黒くなっておらず、お客様や市場に出荷した後に「なんだこりゃあ!」と電話がきます。
たらの芽屋泣かせですね。

特に天然ものは、元々黒っぽかったり、赤っぽかったりするので相当気をつけて見ても、なかなか判断できません。
あとは「におい」で判断します。

木立の下のものであればあまり影響が無いですが、前回紹介したような、ボウズ山、明るい場所は恰好の餌食となります。

たらの芽だけでなく、シーズン前半の山菜に影響を与えます。

こごみ、黒くなります。
行者にんにく、葉が広がってからだと被害あり。

ふきのとう、ヒラキだと被害あり。
ツボミの場合、外側の皮が黒くなりますが、1〜2枚むけばだいたいは大丈夫。
さすが雪の中で一冬越すだけあって寒さには強いです。
ただ、凍ったものはダメです。

昼間20℃近くあるのに霜が降るなんて・・・。
温度差が激しい土地なのでしょう。
しかし、その気候のおかげでコクのある、美味しい山菜が育まれます。



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