2013年度の豊中和太鼓祭りは1300人を超えるお客様にお越しいただき、無事終えることができました。ご来場いただいた皆様、ありがとうございました。
当日の模様は、
豊中和太鼓祭りのブログをご覧ください。
当日の私は舞台の担当スタッフとして参加させていただきました。あまりお役にたてたとは思いませんが、これまでは演技する側として、今年はそれを支える側としてかかわらせていただくことで、新たに発見し勉強させていただいたことがいくつかあります。
一つ目は、参加されている各サークル、ゲスト出演していただいた方々のステージーの思い入れの強さです。相当な時間と労力を使って準備をしてこられた各サークルの方々の思いが体からあふれ出ていましたし、そんな思いを最高の環境で出していただくための仕事の重要性をひしひしと感じました。
二つ目は、来ていただいたお客様の暖かさです。プログラムの途中で「花は咲く」の歌をみんなで歌い、東日本大震災の義捐金のお願いをさせていただいたのですが、三人の子どもたちがカンパ箱を手になれないしぐさで会場を回る中、わざわざ通路まで出向いて、そしてあとを追いかけて募金にご協力いただきました。本当にありがとうございました。ステージで進行の成り行きを見守っていたからこそ目にできた光景でした。そしてそんなお客様からは、さらに来年もしっかりとこの祭りを続けよと、ワンコインスポンサーにも名乗りをあげていただくことができました。本当にありがとうございました。
三つ目は、今回出演の豊中で活動する和太鼓サークル7団体の連携が強まってきたことです。もともと豊中和太鼓祭りは、各サークルの親睦や交流を図っていくために企画されたものです。最初はお互いの演技を内内に見せ合ったり合同で練習したりする場としてスタートしたのですが、いつのころからかお客様にご入場いただくようになり、合同で一つの舞台を作ることで当初の目的であった交流を図るようになりました。そうして作り出そうとしている交流の意味が、それぞれの団体の中にしっかりと根付いてきている姿があちこちで見られました。お互いにきちんと挨拶をする、お互いをリスペクトする、役割を分担する、サークルの垣根を越えて交流し語り合う…、そんな楽屋裏の姿がここかしこに生まれていました。
「豊中和太鼓祭り」を、豊中市にかかわる人たちが作り上げつつある大きな宝物として発展させていければすばらしいし、その可能性は徐々に広がってきているように感じました。みなさん、本当にありがとうございました。そしてお疲れ様。また来年に向けて頑張っていきましょう。


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