いつか行ってみたいと思っていた場所が、破壊の危機に・・・
瀬戸内の小さな港、広島県福山市の「鞆の浦」。
江戸時代からの港の形が残っている数少ない素敵な場所です。なんとこの港を壊して湾岸道路を作る計画が進展中。
映画監督の大林さん、日本の良さを日本人がわかっていない、ということをその著作でいつも説いているアレックス・カーさんが保存運動を応援しています。
川越が今のように、古い町並みを活かすまちづくりができたのも、外からの視点を持つ
人たちの応援があってのこと。
住んでいる人にとっては当たり前の景色、日常なのでその貴重さに意外と気づかないもの。川越織物市場の保存運動も外部の応援団がいろんな場所で、その建物の存在を紹介してくれたことも大きな推進力になりました。
いつか行ってみたい、憧れの場所が沢山あるのは嬉しいこと。そんな場所を大切にしたいです。
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「鞆の世界遺産実現と活力あるまちづくりをめざす住民の会」を支援する会
http://tomonoura-net.jp/
広島県福山市の鞆の浦は、江戸時代から引き継がれた歴史的港湾施設を持つ瀬戸内海唯一の港です。しかしその港が今、存亡の危機に直面しています。
港を埋め立て、道路橋を建設する計画が実行されようとしています。この計画が実行され、港が破壊されるとき、日本は極めて重要な歴史の一部を失うことになります。
今日まで、鞆の浦のような歴史的価値を持つ場所が、一般の人々のみならず、文化人やオピニオン・リーダーの間にも気づかれないまま、どれほど破壊されてきたことでしょうか。
国民の無関心の結果、政府省庁は、現時点においても、日本の重要な文化的地域の一つを破壊から守る方策をとろうとしていません。文化を所轄する国の機関も、「美しい日本」を行政のスローガンとしている首相でさえも。
ここで重要なことは、日本の伝統的地域、景観を残そうとしている人々が声をあげることです。鞆の浦は、そのための「テストケース」です。
私は、この貴重な文化的遺産を残すことに心をよせる方々すべてに、ご支援を訴えるものです。
アレックス・カー

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