明日、24日(日)12−3じの
織物市場公開日にあわせて、「川越きもの散歩」を開催します。
12時ー12時半の間に川越織物市場におこしください。
簡単な自己紹介のあと、グループにわかれてランチや町歩きに出かけます。
ふだんは28日の成田山骨董市に合わせて開催していますが、日曜日にも開催してほしいというご要望にお応えしました。
この織物市場、明治43年築の、全国でも貴重な産業遺産といわれています。
6年前にマンション計画がでたときは、周囲のひともその価値を知らず、「古くてボロだから壊した方がいい」という意見もたくさんありました。保存運動にはじめから関わっていたひとりとして、市場の一部屋でコタツを囲んで、みんなで世間ばなしをしながら、業者の取り壊しを阻止していたころを懐かしく思い出します。町内の男性はここに寝泊まりして夜の放火を監視していました。
取り壊しの危機を乗り越えて現在、川越市の文化財に指定されていますが、今後の再生活用も考えていくうえで、多くのひとにこの建物の存在を知ってもらうことが大切だと思います。とくに着物に関心のあるひとにとってはとても面白い昔話の宝庫なので。
昨年はかつてここで映画のロケをした三國連太郎さんも訪問してくださいました。
川越駅から「蔵のまち」いきバス、れんけい寺下車、大正浪漫通りの裏にあります。
わからない場合は、どうぞ近くの商店の人にお尋ねください。
迷いながらたどりつくことも、川越織物市場の魅力のひとつですから。


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