
今朝の新聞に秩父で埼玉ブランドの繭「いろどり」が農協に出荷されたと紹介されていました。意外と知られていませんが埼玉は国内有数の養蚕県。群馬、福島、茨城につぐ生産量を誇ります。長野や新潟より生産量が多いとは意外です。県内には約120軒の養蚕農家があり、秩父には25軒あるそうです。
「いろどり」繭は普通の白い繭よりセリシンというたんぱく質が多いため、最近は生糸になるより化粧品の原料として使われることが多いそうです。
下の画像の白くてふわふわしたものが真綿。絹です。真綿(まわた)を木綿と勘違いする方が多いようです。私も長らくそうでした。繭をお湯で煮て柔らかくしたものを手でほぐしたものです。画像は真綿から糸を作るため紡いで(電動)いるところです。節のある素朴な糸ができあがります。
28日には埼玉の養蚕の話、「いろどり」繭のお話を養蚕博士に伺う講演会を川越の料亭「源氏家」にて開催します。


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