
川越祭りでひきだされる浦島の山車、現在90年ぶりの修復事業の最中です。2年前に上段幕の修復がおわり、今は2年がかりで山車本体の修復を行っています。この日は残りの部品を飛騨高山の宮大工・八野さんが引き取りに来ました。
昔は町内の大店の蔵に人形、山車の部材、幕、と分散して保存。火事などのリスクを考慮していたわけですが、蔵も少なくなり、山車本体は郭町の川越市の保管庫に収蔵しています。
ふだんはなかなか見ることの出来ない、山車の舞台を回転させるレール。
大正四年に神田明神前で16代続く江戸型山車の創始者・小倉作兵衛に町内が依頼したものです。
当時のお金で2420円でした。
トラックに積み込まれた部材、9月にはピカピカになって戻ってきます。


0