
夏の川越の風物詩、氷川神社内にある八坂神社の天王さま。ドーン・ドーン・カッカと太鼓の音が聞こえてきたらもうお神輿は大手町の角。夏の疫病払いの神事です。
町内の古老に聞くと昔は夏休みが終わって9月に学校に行くと、疫痢で同級生が亡くなっていたこともしばしばあったそうです。
氷川神社の山田宮司が祝詞を奏上してくださいます。この日は28箇所を朝9時から4時までかけて回るとのこと。

町内の人は自宅からきゅうりを持参し、巫女さんが神社から持ってこられたきゅうりと交換します。このきゅうりを食べるとひと夏、おなかをこわさずに元気でいられます。

次の町内に移動です。マイクロバスにはしめ縄がはられています。何気ない日々の暮らしのなかにこんなお祭りがある、大切にしたい暮らしのアクセント。仙波の初山、天王さまが来るとそろそろ梅雨明け、子供たちの楽しみの夏休みももうすぐです。

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