12月28日今年閉めの「川越きもの散歩」、スペシャルで鳶頭の相原さんをお招きして「納めの木やり」披露していただく企画付きとなりました。
会場の都合で25名限定のため、ご参加のかなわなかったみなさま、申し訳ありませんでした。

成田山の蚤の市では元1の鳶かしら、天神さんにばったり。商工会議所の門松をつけ終え、一仕事終えたあととのこと。すでに早朝、掘り出し物をgetされております。

風凛さんの2階はいつものごとく貸切り、みなさんお話に聞き入っている様子。

た組11代目の鳶かしら、元町2丁目の山王の山車を江戸時代から代々仕切る相原武次さん、正装の半纏姿でご登場です。
半纏を見ただけで、どこの誰で、役職まですべてわかるという、半纏のデザインはすべて意味があるのです。昔は川越にもいい染屋があったけれど、今はもうなくなり、現在は所沢の染屋「紺善」さんが作っているそうです。
仕事唄としての「木やり」を自然に口ずさむ、数少ない鳶職の親方です。実際に山王の山車蔵のたたき作りのさいには、息子さんや他の職人さんと木やりで合いの手を入れながら、土間をたたいておられました。(テープに録音しておけばよかった〜)
道中木やりというものもあり、東海道53の宿場がその土地の名物などが文句におりこまれ、延々と続くものもあるそうです。
今日は川越きもの散歩も納会ということで「納めの木やり」の「土佐」を披露してくださいました。川越祭りでも山車の納めに唄うものですが、一度継承が途絶えてしまい、現在きちんと唄える頭は少ないとのこと。

六軒町や仙波町の祭り好きの方々、なかなかよその町の鳶かしらとお話する機会はありません。

毎回大人気の記念撮影、このあと相原さんは唐桟の道行きを羽織った粋なお姿でお帰りになりました。

蔵のとおりには創作門松がたくさん、門松をみるだけでも楽しいお正月になりそうです。
今年1年ありがとうございました。よい年をお迎えくださいませ。
●川越きもの散歩 新年会
2月28日(日)・・・ 川越の豪商・横田家の別宅だった料亭「山屋」にて 40名限定

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