
秩父神社の蚕糸祭に参列し、農家のかたにいろどり繭で作ったきものを見ていただいたあと、秩父神社の近くで手織り工房を開いている青山さんを訪問。

いろどり繭で紬糸を作っているところ。電動の機械です。みんな紬好きなので興味しんしんです。

秩父銘仙の柄を手織りで復刻されたり、山桃で染めたり素敵な着物をお作りです。秩父銘仙館の後継者育成講座を終了されて県展などにも出展されています。

竹久夢二が「秩父小唄」の絵がはきで描いた着物の柄も復元されました。「母が機屋の娘だったから」という青山さん。織物業者とは関係なく個人で織物に携わる方がいるということもかつての織物の町・秩父のまちのDNAを受け継ぐ市民文化です。

12月とは思えない小春日和。前日の大祭のあと、祭りの片付けでのんびりした秩父市内のまちなかです。

洋食のある喫茶店、パーラーこいずみでランチ。

お店の前の広場では獅子舞が演じられていました。

まちなかには昭和初期のレトロな建物が点在しています。いままでに3回ほど「秩父きもの散歩」を地元のNPOに案内していただき開催していますが毎回好評です。

二階でつながっている不思議な建物。織物買い継ぎ商が滞在した買い継ぎ通りにあります。

秩父の着物好きが集まるカフェ・ギャラリー西瓜堂。毎月最終日曜日はきものカフェになります。

以前別の取材で訪れた貴重な洋食店・昔ながらのオムライスがおいしかったパリー。二階は宴会ができたそうです。

角のタバコ屋さん。

洋館の医院が現役です。

養蚕農家の久米さんが原木栽培のしいたけを卸している八百好さんでお買い物。2年ものの肉厚しいたけがびっくり一袋100円です。秩父の養蚕農家は昔から晩秋の蚕の飼育が終わるとしいたけの栽培をしていたとのこと。

久米さんの家の桑の実で作ったジャムも販売しています。ブルーベリーのようで美味、栄養も豊富です。

いろどり着物での秩父へ里帰り・充実した一日になりました。何回行っても楽しめる着物の似合うまち・秩父です。次回は温泉にもいきたいね〜とのこと。

box席の車両も小旅行気分を盛り上げます。秩父ワインに日本酒、しいたけに桑の実ジャム、水戸屋のロールケーキ、おみやげもいっぱい。経済効果あり?
来年の5月、春蚕の季節にまた、「いろどり友の会」での秩父行きを開催したいと思います。

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