
江戸研究家 田中優子先生と。三井記念美術館の「北斎の開いた世界・受けついだ世界」講演会にて。

6月17日までホノルル美術館収蔵の北斎展開催しています。
4年前に田中優子先生に「唐桟」についての講演を「埼玉織物サミット」で依頼してからお世話になっており、川越にもお越しいただきました。田中先生は東京最後の養蚕農家を応援する「多摩シルク」にも関わっており、私たちの埼玉の養蚕農家を応援する活動にもヒントをたくさんいただきました。
今日のブルーのきものは北斎ブルーにあわせて、インドのサリーの生地だそうです。
江戸時代の文化の作り方=日本のもの+外国のもの。
外国のものを選択して取り入れ、日本風にアレンジしている。もちろんそれまで受け継いできた日本のものも大切にしている。
戦後のアメリカ一辺倒ではなく、江戸の人のほうがバランス感覚がすぐれているのではとのこと。
リサイクルにしても社会のセーフティネットにしても江戸時代から学ぶことは多々あることを田中先生の著作をよむたびに思います。けして理想郷ではありませんが。

マンダリンオリエンタルは香港と似た雰囲気。

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