
川越の氷川会館にてNPO川越きもの散歩の新年会を2月3日に開催しました。総勢60名あまりのきもの愛好家が集いました。
埼玉県のブランド繭「いろどり」100%の純国産絹のきもの、風通お召のお披露目も。
目白のきものやさん花想容とのコラボで桐生の泉織物で織ってもらいました。
繭は昨年見学をした皆野の養蚕農家・瀬能さんのお蚕さん、製糸工場は山形の松岡製糸。撚糸は八王子の森田撚糸さんです。すべて顔のみえる人のつながりでできました。
色見本も兼ねた多色のきもの、それぞれ好きな色を選ぶことができます。
風のように軽やかという意味の風通お召。経糸は4千本もあり二重織になっています。桐生でもこのお召を織れるところは1軒になってしまいました。

和フレンチの雅なお食事。氷川会館のお食事が目当てで毎年参加するかたもいらっしゃいます。

福島から川越に避難されているご家族をご招待させていただきました。お母様と着物でおでかけしたことが思い出になってくれるとうれしいです。
恒例のきもので自己紹介タイム。タンスに眠っていたお母様の着物を染め変えたり、お嫁入りにもたせてもらった訪問着を久方ぶりに出してみたり。
みなさんの着物への想いが伝わってきます。

余興で模擬結婚式!?。黒留袖や振袖、紋付き袴、など普段なかなか着ることのないハレの日のきものも氷川会館ならでは、存分着て歩けます(笑)〜。

氷川神社の宮司さまも「いろどり」繭のきものを作ってくださり、お披露目です。本庄織物の伝統工芸士、黒沢かつよさんに手機で織ってもらいました。ブルーグレーのきものがとてもお似合いでうれしい限りです。
埼玉の養蚕文化を発信する当会の活動を応援いただいています。

大〆は元町2丁目の鳶頭14代目の相原武次さんによる木やり。川越ならではの新年会となりました。

ロビーにて会員の漫画家近藤ようこさんの新刊「恋スル古事記」へのサイン会もありました。

氷川神社宮司さまと鳶頭との記念撮影は大人気。

氷川会館の桐の間はバルコニーからこの大鳥居を背景に撮影できるのが魅力的です。

理事同士ゆっくり帯姿を見る時間もなかったのでおまけ。
いろどり風通お召に西陣・捨松の帯。

いろどり風通お召に西陣・織楽浅野。

いろどり手織り草木染め紬に八王子・藤本染工芸の染め帯。

いろどり手織り草木染め紬に桐生・泉織物の帯

いろどり風通お召に花想容オリジナルのカラフルな織の帯。
新年会終了後は毎年氷川神社に御祈願に参ります。

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