
川越を代表するきもの愛好家、川越の観光大使でもある和裁士の小杉亘さんと古民家カフちゃぶ台で新年のご挨拶。
毎年「きもので七福神巡り」を開催されており、川越きもの日実行委員会のメンバーでもあります。
フジイが20数年前に都内から川越へ越してきた際に、電話帳で和裁士さんを探して、仕立てをお願いしたのが小杉さんとのお付き合いの始まりでした。以降いろいろなきものイベントを共催したり、仕立てのことを教わったりと大変お世話になっています。
拙著「埼玉きもの散歩」にもご登場していただきました。(下記写真は拙著から)

「和裁士は畳の上の車夫ともいわれるのですよ」と足の指に布をはさみ身体を使って仕立てる様子を初めて拝見し、とても驚きました。
また、「縫うときにはいつも次に仕立て替えることを想定してハサミを入れます。」
7歳の時に仕立てるきものなら、20歳まで着られることを想定して裁断するように習うとのこと。
洋服を「着捨てる」ことに慣れてしまった身からすると、きものがもつ布としての時間の長さに眩暈がするほど。
川越祭りの手古舞いのこどものきものなどは、親子三代にわたるものも珍しくありません。
小杉さんのお父様は100歳近くまで現役の和裁士でした。京城(今のソウル)の三越呉服部で修業をされ、その後日本橋白木屋の専属和裁士だったそうです。

フジイが企画した法政大学・田中優子先生の講演会にもご夫婦で参加して下さいました。

明治時代に建てられた古民家を再生したゲストハウスちゃぶ台。1階はカフェ・バーとして営業されています。この日、店主の田中さんに中を案内してもらいました。近日中にブログにてご紹介いたします。
*大正時代築ではなく明治時代築の建物でした。訂正させて頂きました。
小杉和裁所
川越市三久保町22−1
рO49−222−4592
(仕立て直し・染め替えなどきもの全般の相談もどうぞ)
*きもので七福神巡り 2019年1月13日(土)午前9時半川越駅東口交番前 6キロ3時間コース
当日自由参加です。雨天の場合は翌日開催。

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