
町内引きではこんな狭い路地も入ります。後ろの幕にも海のモチーフの珊瑚が立体的に刺繍されています。伊勢海老やたこの彫刻も施されています。

弁慶と浦島のひっかわせ。電線が邪魔で人形はだせません。

蔵のまちなみは電線がないのですっきり。

毎年NPO川越きもの散歩の新年会や「木やりを聞く会」でお世話になっている元町の鳶頭も鳶組合の詰め所に。今年は山車がでないのでちょっとおさびしそう。

大手町の鳶職、きりりとしていてかっこいい〜。

夜の仲町でひっかわせ。前日はテレビでも報道されるような「けんざん事件」があったりしましたが、雨の予想もはずれ二日目の夜は無事に終了。
各町内の神々はそれぞれの場所にお帰りになります。

あっという間の2日間。翌日朝8時にはもう片付けです。

車輪部分をのこして、山車はすべて解体されます。釘を使わずすべて組み合わせてあります。。

300もの部材は箱にきちんと収められ、再来年のお祭りまで町内の蔵に収蔵されます。大正4年に東京神田の小倉作兵衛「だし亀」に依頼して作成された江戸型の山車です。この箱に収められて新河岸川を使い浅草から川越まで舟運で運ばれてきたもの。箱の四隅は鉄の金具で補強されています。
江戸、明治と少しずつ変遷はしていますが、いつの時代も暮らしの中に祭りの運営システムがとけこんだ生活をしてきていることに驚きます。お囃子の練習や年行事という係りの当番制など、氷川神社の神事だけでなく町の人の営みもすべてひっくるめて、国の重要無形文化財に指定され、継承していくに値するもの、と認められたわけです。
いっぺんには無理でも毎年、江戸時代の祭りの再現にむけて進歩していくことが浦島の課題。全員きものでひくことができたら素晴らしい〜。

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