・雪が降る前に、粘土や釉薬材料を買いに瀬戸へ。1.5tトラックをレンタルして朝6時半出発。東海北陸道-東海環状道であっというまに2時間で到着。
・平均時速80キロ。むかし夜明け前に家を発ち、国道41号線を使い、可児市あたりで通勤渋滞に巻き込まれながら4時間くらい掛っていた頃を思うと隔世の感がある。
・梶田絵具店で釉薬材料そのほかを買って後、赤津に行き、長石を買う。
・回るミル。ここも40年以上のおつきあい。「もう歳なので来年から配達はやらず、昔からの付き合いの人たちが来れば出す」、ということで、ご自分の退職記念(?)に貴重な天然鉄を頂いた。お元気そうでなによりであった。
・赤津の坂を登る途中、作家の
三宅紀保さんが歩いているのを見かけたので車の窓から挨拶したら、「お茶飲んで行け」ということで、一服させてもらうことに。
・典型的やきもの屋の工房。こういうところでは心がほっとする。うちと違ってきれいに整理整頓。ロクロは電動だが、回転板は木製に換えてある。金属板のフィーリングが嫌いなのと、大物を挽くためだそうで。手に水を付けるのに燗風呂を使っておられた。
・燗風呂とは、お酒の道具にもありますが、桶の中に金属容器がはめ込んであり、冬の寒いときはここに炭を入れる。すると、水が温かく使えるというもの。
・うちではとっくの昔に郷土館かどこかに寄贈してしまったが、懐かしい。瀬戸では今でも売っているそうで。
・三宅さんのところでは、やきもの屋の常の話題、「なんか儲け話はないか?」で盛り上がって、瀬戸もかなりの不景気なのだが、それでもダンプは走る。
・帰り。行きと同じ東海北陸道。重荷を背負って標高1000mの分水嶺を超えねばならぬ。ず〜っとアクセルベタ踏み。でも時速60キロとか。ディーゼルエンジンのトルクバンドは2500rpmくらいなのだが、4000オーバーのレッドゾーンで回しまくり。燃料メータがみるみる下がって行く。
・そうこうするうちに、荘川インターあたりで燃料エンプティランプ点灯。高速を下りようかどうしようか一瞬迷ったが、これから下り勾配だし、いくらなんでもリッター5kmは走るだろうと考え、なんとか高山市内のガソリンスタンドにたどり着いた。
・行程350km、燃やした軽油は50リットル。燃費7km/L。