とても忙しくあくせくしだした。仕事が。
以前の仕事と違って、とても肩がこる。これまで肩などこらないのが自慢だったが、もろくも崩れた。
かつてよくやっていた脱力の訓練、体操をこまめにやっている。
ある器具を使って行う身体の中心を意識する訓練が実に楽しい。
自然界の野生の動物はみな、身体の中心を感じながら生きているが、人間だけが見失っているといわれる。
中心さえ捕らえていれば普段はまったく体に力を入れる必要はなく、必要な瞬間に体全体の筋肉と骨格の力を一点に集中させれば、たとえ身体は小さくとも莫大なエネルギーを発散できるという。
そうでなければ、自然界ではすぐに敵に捕らわれてしまい、自らも餌をとることができないという実は切羽詰ったものだ。
体の中心はいったい何処を意識すればいいのだろうか。よく座禅しながらも考えるが、間違いないことは常に体のあらゆるところに力が入っていること。でもそれを感知できるだけでも今はよしとしている。

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