演奏会での八重衣の演奏は無事終了。
午前中に行った下合わせはことのほか順調だった。本番はやはり本番ならではの緊張で、いろいろとトラブルはあったが、おおむね問題なく満足なできばえとなった。
30分以内に収める目標だったが、なんと25分でおさまった。
共演してくださった若い女性の琴と三味線に感謝。
やはり生演奏はいい。息遣いとその場の雰囲気で、演奏の感覚的ベクトルが常に示されていてそれに従えば自然に目指すべき音楽に包まれる。
いろいろミスはあったが、適当にごまかして同じコード進行内の間違いだったので問題ないとか、音を消して琴と三味線にまかせて問題なかったとか、おちてしまったが、即刻復帰できたとか、一行楽譜を読み間違ったが気がついた瞬間、アドリブでつないで本来の箇所に戻ったとか、スリル満点だったが、なんとか事なきを得た。
一年の苦労が報われたという感激にいま浸っている。
思えば同窓会が終わった夜にホテルで一人おいおい泣いたときと同じ感激だ。
生きていて良かったといったら大げさかもしれないが、決して言いすぎでないくらいの幸せに浸っている。
来年の今日に向かって新たな感激に向かってまた計画を作るつもり。

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