ふと、琴古流尺八本曲が気になった。
そういえば、5月の連休中に胆嚢摘出手術で一週間の間入院していたが、術後のベッドの上で山口五郎演奏のCDを聴きまくって、全38曲のうち、25曲くらいを採譜したはずだと思い出した。そのためにiPodを買ったことも思い出した。
さっそく、既に清書した3曲(鹿の遠音、一二三鉢返、三谷菅垣)の存在を確認し、それ以外の25曲ほどの曲がB5版の大学ノート一冊にぎっしり鉛筆の走り書きで採譜されているのをあらためて確認した。
明日からでも一日一曲ずつでいいから採譜を清書したい。
それにしても入院していた一週間の間によくここまでやったものだ。これ以外にもめずらしくて楽譜が手に入らない民謡の採譜もしていたし、長編小説も何冊か読みこなした。本来よっぽど暇だったのだろうけど、術後も特に痛いわけでもなく、好きなことをやっていられたので、ずっとこんな作業していたのだろう。それでなければこれだけのことは出来ないと今更ながら思った。ちっとも退屈だとは思わなかったし、むしろ会社に早く行かなくてはいけないけれど、もう少しやりたいことをやるためにこのまま入院していたいと思ったことも確かだ。
まあそれはいいとして、大切な財産になりそうな楽譜、自分の吹きやすいような楽譜を完成させ、もう一度CDを聞きながら山口五郎さんそっくりに吹けるようにしてみたい。
残りの10曲余りを含め全曲を完成させる気力が続くかどうかわからないけど、がんばってみよう。まあ半年計画くらいかな。

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