ランキングコンペ惜敗
11/20 ITS三鷹ランキングコンペ二部A組のリーグ戦である。
計3人が欠席で、陥落なしで1部へ昇格できるまたとないチャンスだったのに、最後の決定戦で敗れてしまって2位に終わった。
逃した獲物は大きいな・・・。
勝ち負けは時の運だからしかたがないが、それよりも心配なのはITSへ行って、いざ試合という時になってはじめて、ラケットを忘れてきたことに気づいたことである。 若年性アルツハイマーか、と一瞬心配になった(寸前に、韓国映画「頭の中の消しゴム」を見たばかり)。まあ、ちゃんとした原因はあって、実家によってわたしてくる荷物が増えて最初に詰めたリュックでは入らなくなったので、別のリュックに詰め替えた際、ラケットをケースごと入れ忘れたのだ。 とはいっても、なんらか加齢という要因が加わっていると思える。
今回の出場者は5人、欠席3人、5人の総当り。 16:00-18:00。通常の5セットマッチ。 会場はITS三鷹の地下の練習場。
チャンピオンチームからは I田くん、I橋くん、一般会員からはC葉さん、Y沢さん、私。 私が最年長である。
ラケットを忘れてしまったので、受付で適当なものを借りた。 テナリーにフォア、キョウヒョウ ハリケーンIII、バックはマークV
の裏裏である。 カットはつかうのは諦めた。 ほとんど試合にならないかと思い半分諦めて、打ってみたところ結構具合がいい。もともとブレードは同じなので、ラバーが合えばいいというわけだ。キョウヒョウ・ハリケーンIIIは球が落ちることもなく、スマッシュも良く入る。
奥左:I橋くん、右:Y沢さん、手前左:I田くん、右:C葉さん
1試合目、I田くんと: 3−1(6、−7,10,7)
I田くんはチャンピオンチームの中学生(多分)。 ペン裏の伸び盛り。バックはプッシュ。 ラリーの引き合いになれば、こちらが押せるが、タイミングの速さで勝負すると負ける。 1セット目はふつうにやってスマッシュもドライブも決まって、先取。 これで少し安心して、2セット目は攻めが粗くなり、入球率が落ちて、先にリードされるという展開。 追いきれず取り返されてしまう。3セット目は一進一退で差がひらかない。切れたサービスには強く、ツッツキはミスしない。 反面、ナックル・上回転に弱く球を浮かせてくれる。 結局、ジュースになってしまったが、最後のところで上回転サービスをつかってレシーブオーバーを誘った。これで2-1となり I田くんは気落ちしたのか、攻めが粗っぽくなり、3-1と先勝。 これで全敗の心配はなくなった。
2試合目、I橋君と:3−1(−4,9,8,9)
I橋君もチャンピオンチームの高校生。ペン、粒高(カールP1)と裏の異質反転。 一番きらいな相手だった。
彼はここまでC葉さん、Y沢さんを破っており、昇格の第一候補。 この試合は勝負だった。 私も勝てば昇格の可能性がでてくる。 拳で勝って、サービスをとる。いつもはレシーブを選ぶのだが、かき回されるのがいやなのと一刻も早く粒高に慣れたいためサーブを取った。
私がこのタイプとやるときの戦法は決まっていて、カットマンであれ、ショートマンであれ、ロングサービスを出して切らせて、面うちに近いスマッシュをしていく方法である。ドライブで何球もつなぐ事はせず、少し浮いたらすべて勝負のスマッシュを打つ。
1セット目は威力あるロングサービスが出せず、上手くスマッシュに結びつかなかった。それと、相手のバック前に出してくる短く切れたサービスをツッツイて返球すると、粒側でプッシュされて不利に陥っていた。 結局、4本しかとれず。2セット目はサービスのレシーブをバックでドライブフリックしたら、ショットミスをしてくれたので、8割方を払うようにしたら、スコアが競ってきた。2セット目終盤で、スマッシュが入りだし、8-8から2本スマッシュで連取して有利に、そのまま押し切って 1−1。これでI橋くんは精神的にあせったようだ。そうだろう、オジサンなんかには負けないと思ってるだろうから。逆にこちらは元気になった。しつこくしつこくバックへ単純な上回転ロングサービスをだす。 ときにミドル、ときにフォア。 あいてはいやになって裏側でプッシュとかしてくるが、これはあせっている証拠。結局2セット目と同じようなパターンでこちらがとる。 こうなると精神的にはこちらが優位であるが、そのまま4セット目も押し切ってしまわないと、息を吹き返される。 で、常にリードする形で進め積極的に回りこんだりしながら、そのまま押し切った。 望外の勝利である。 2連勝。
3試合目、Y沢さんと:3−0(8,11,8)
Y沢さんは元々ペン表のひとだが、最近はシェークでやられている。 まだスタイルを決めきれていなくて、この日は裏裏であった。サービスの威力を効かすというより、止めて左右に振るというタイプ。台上が強い。
1セット目競りながらも、後半積極的にレシーブを回り込んでいったのが奏効した。 2セット目は一進一退、指運で13-11と競り勝ったのが非常に大きかった。 そのまま3セット目も押し切った。 Y沢さんは3セット目は少し淡白になったか・・・。
表を使われたら、負けていたかもしれないし、2セット目をとられていたらひっくり返った可能性が高い。
これで3勝目、レースのトップに立った。
4試合目、C葉さんと:1−3(6、−9、−10、−7)
この試合に勝てば文句なしに昇格だが、負けると、I橋くんがI田くんに負けると、c葉さんとの直接対決ということになって、3勝1敗だがC葉さんが昇格する。 I橋くんが勝つと、3人が3勝1敗でならび、得失セット、得失点率の計算になる。
対戦成績は五分くらいのC葉さん。彼のドライブを止められるかが勝負。不安は私のラケット。
1セット目はバックフリックのレシーブが良く入って、押し気味にすすめ先行してとる。2セット目安心して臨んだが、競って、先にマッチポイントをとられ、その次の球をバックドライブしたのがミス。 1-1になる。 このころから、相手のドライブをカウンター気味に狙う球がすべてオーバーするようになってしまった。 前傾がたりないのか、タイミングが遅れているのか、狙うところに相手の球がくるのだが、こちらがミスする。 それで、競り合いながらもジュース、最後は打たれてとられる。1-2と不利になった。
4セット目、多少気力が落ち気味。こちらの攻める球のミスが頻発して4:6くらいの入球率になってしまった。なんとかもがくが、結局7本とまり。 惜敗である。
ラケットを忘れたのは別にして、われながら健闘であろう。
特に初対面のチャンピオンチームの少年たちに勝てたのはうれしかったし、彼らも勉強になっただろう。
1位: C葉さん 3勝1敗
2位: KY生 3勝1敗
3位: I田くん 2勝2敗
3位: I橋くん 2勝2敗
4位: Y沢さん 4敗。
2位だったので、500円の商品券をもらった。 さっそく、残念記念の生ビール代に充ててしまった。
2Fの一般メンバーの練習場ではまだ皆やっていたが
こちらは早々とあがった。
++++
キョウヒョウ ハリケーンIIIのラバー、気に入った。カットにも、攻撃にも使えそう。スポンジはオレンジの中国製だった。
今のラバーの寿命がきたら使ってみようかな・・・。

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