7/16、3ケ月ぶりの
ITSランキングコンペ。
ITS(International Table-tennis Stage)三鷹はその名の通り三鷹市にあり、駅から禅林寺に向かう通りにある。
前身は元世界チャンピオン荻村伊智朗氏が練習をしていた国際卓球会館であり、青卓会である。
日本初の会員制卓球クラブとして設立され、ドイツのブンデスリーガのような地域に根ざしたクラブとしてスポーツを発展させる事を願ってつくられた。卒業するとばらばらになってしまう学校スポーツや企業の都合で廃部になってしまう企業スポーツではなく、地域に根を張った市民スポーツとして発展しないと将来はないとの考えから欧米のクラブを範にとって構想された。
荻村亡き後、必ずしもうまくいっているとは言いがたいが、その考え方は間違ってはいないと思う。
入り口は2階にあり、2階は一般会員の練習場、チャンピオンチームの練習場は地下にある。
大変明るく、ガラス越しに練習を見物できる。
手前にはカウンターがあり、喫茶も併設してあるので、休憩がてら飲食をすることが可能。
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さて、ランキングコンペは地下の練習場で行われる。
16:00からの試合開始に備えて、万全を期して準備していったつもりなのに、卓球用眼鏡(度をきつくしてある。ボールのマークが見えるくらいなので、きつくてPCに向かう時はつかえない)を忘れてしまった。情けない・・。
出場する二部Aは全部で8人、昇級1人、降級2人。 だから、最低二人には勝たないと陥落の危険がある。
行ってみると、休みは一人、あとは当日休みがいるかどうかだった。
メンバーはコーチ1人、チャンピオンチーム3人、一般2人。 一般の人に何とか競り勝って、あと一人チャンピオンチームの少年にかたないといけない。
時間になって6人で開始して、30分経過してもあとひとり来られなかったので、都合二人が欠席で、陥落する人はいなくなった。
3台で5試合休みなしでやるので、結構きつい。
参加者が6人で、5試合をこなすため、11点ゲーム、3ゲーム先取は変わらないが、2-2のゲームオールになると、最終ゲームを11-11のデュース・オールから始めるという特別ルール。 これはかなり厳しく、実力差があっても5ゲーム目になると何が起きるかわからないという事になる。 ハッピーケースなら格上を破ることも可能だ。
結果を先に書いてしまうと、結局4勝1敗のリーグ2位で昇格を逃した。 残念。
1部にあがったのは直接対決で負かされたO沼コーチ。
2位の商品は500円の商品券だったが、終了後すぐに残念生ビールに化けてしまった。
対戦詳細:
O沼さん: 0-3(−7、−9、−4)
一番の強敵に最初に当たってしまった。 以前はコミカレのコーチであり、いまはITSに専任している。シェーク裏表の攻撃マン。
最近はコミカレに来ておられので、異質反転のラケットで臨んだが3コロで一蹴される。
時間をゆっくり持たせてしまうカット系を採用したのがそもそも間違い。やはり、速さと回転量で勝負すべきだったか。ポイントは2ゲーム目で、なんとかデューすに持ち込めれば少しは芽があったが・・。
T原さん: 3-1(7,−3,6,6)
T原さんはかつてITSのメンバーだった方、今はコンペ会員。 数年ぶりで対戦したが、大変強くなっている。特に昔やられなかった、バックのプッシュ、カウンターバックハンドは見事。シェーク裏裏。
異質反転のラケットも余り苦にせず、打ってこられる。1ゲーム目は要所で、アップダウンサービスが効いて、もぎ取る。ところが2ゲーム目はつなぎのドライブを狙われて一気に取られる。3ゲームからはつなぎのラリーをすると反撃をくらうので、先にループで攻めるという展開にした。3、4ゲームとある程度サービスが効いてくれたので、そのまま押し切る。
I田君:3-1(6,6、−4,7)
I田君はチャンピオンチームで先日のOgi祭-Cup(ジュニアー)のチャンピオンの中学生。ペン裏。フットワークが良く、球の威力がある。異質反転のアタック8側にすこしあっていなくてギリギリのオーバーミスが目立ち、1,2ゲームとも取らせてもらう。3ゲーム目はこちらが淡白になってしまいあっさり取られる。4ゲーム目を失うと、希望はなくなるので、立ち上がりに気をつけて逃げ切れた。バック側がツッツキしかないので、それを丁寧に狙うことにした。
彼は体調不良もあり、粘りが無い。あっさり振り切れた。
K瀬君:3-1(11,9.−5、−4,11)
K瀬君もチャンピオンチームの中学生。シェーク裏裏の攻撃マン。 バックドライブが上手い。フォアはフラット系のスマッシュをうつので結構返しづらい。 異質反転に十分あいきれず、競り合う。1ゲーム目は肝心なところでこちらのアップダウンサービスが効いて逆転勝ち。結果的にこの1ゲーム目が全体を決めた。2ゲーム目もそのままサービスが効いて振り切る。 ところが3ゲーム目からサービスが判ってしまい、一方的に取られる。4ゲーム目も勝負どころなし。 2-2となって、最終ゲームはデュースから。サービスを持たれていたがこちらのアッタク8の球をオーバーしてくれる。12-11でサービスを効かせて勝った。
流れでは負けだったのだが、特殊ルールで望外の1勝をもらった。
S藤君:3-0(3,4、9)
S藤君もチャンピオンチームで、日本ペンの裏裏。 裏面ドライブを使う。
こちらの異質ラバーにてこずっているようで、アタック8側で返球すると、ことごとく裏面ドライブをオーバーする。
この試合はやや一方的に勝たせてもらった。2−0になってから1ゲーム落とすと判らなくなるので、慎重に適宜サービスを利かせて3ゲーム目ももぎ取る。
若者は相対的に切れた球にスイングが会うようになっていて、こちらのナックル君の球にてこずったりする。
サービスもむしろ切れない球を浮かしたりする。年配者のようなくそ粘りはなく、どちらかというと淡白だ。
加えてITSには強いカットマンがいないので、対戦経験が不足している。我々のところにきて、どんどん負かしてくれれば良い。
いくらでも相手になるよ。
今回、余り練習していなかった割には満足行く結果であった。 若者とやるのは勝っても負けても楽しい。
大体は次に当たったときは負かされるのだが、それを何とかかわすのが楽しい。
この次もこんな感じでやりたいものだ。
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この日は終わったのが18:30ごろ、中野サンプラ前の「寿」のファイナルステージに駆けつける。

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