ナヌムの家支援コンサート、裏話(3)
さて、いよいよ当日、気息を整えて出発。
腰を痛めないように腰痛ベルト。 これは実は卓球用に100円ショップで買ったもの。1桁違う値段で買える。
岩波ホールに行くときにはいつも九段下から歩く。 その途中を曲がれば教育会館。
交差点は朝早いので人はまばら。
8:45集合だが、搬入組がパラパラと到着。朝は9人。
写真展が開かれる1Fの一橋画廊にももうパネルが搬入されていて、舞台のセッティングが終わったら、パネル設営する予定になっている。
総指揮の龍さんがやってくる。 写真家の信川さんがやってくる。
搬入が終わったら龍さんには若手のS水についてもらう。全体がわかっている人が実務で動かなくていいようにサポートをつけるというのがとても大切である。トラブルがあるときは、これが出来てないとき。 肝心なときは号令一下で動かないと間に合わないのだ。
入り口で巨大クレーンが止まっていてあせったが、機材のトラックが入ってくるときには通れるというので一安心。
まず照明のバンがつく。そして、リズムハウスの4tトラックがやってきた。 初めての経験で興味津々。
なにがはいっているのか?
巨大なスピーカーや、ケーブル、マイク、PAの機材をおろして3Fの会場へ。 プロの若者がてきぱきと指示をしてくれる。 「これは何人で運んで・・」とか、「まず4隅を持って」とか・・。小気味がいい。機材運びは舞台監督の一色さんも一緒。ほんとに皆一丸。
エレベーターがなかなか来ないのがたまに傷だったが、まず3Fまで運び、そこからホワイエ側を回って舞台前とPAの場所へ。
舞台にスピーカー、マイク、譜面台、照明機材、を引き上げるのは結構大変。このあたりもプロの指示でてきぱきとおこなわれた。
およそ1時間半くらいで大体の形がつき、同時に照明のチェック、音響機材の調整が始まった。
今日はちょんみさんと慶南さんが1月に訪問したナヌムの家のビデオをやるので、14さんパパとS水さんが調整に入る。 一杯の大きさにすると、最初ピアノの陰になる部分があってどうしようかと悩む。字幕が見えない席ができる。龍さんの決断でピアノの上からにする。そして投射機材の位置をずらすことにした。
舞台のセッティングが大体終わったので、ロビーのホワイエに机と椅子をセッティング。机は10ケ。大体のセッティングが終わった頃には、女性軍の一部がすでに写真展の展示を済ませてくれた。 11時すこしまえに、一休み。サンドイッチ、おにぎり等、用意されていて、てっきり早お昼だと思った。あとでお弁当がついたのにはびっくり。
セッティングの終わった1Fの写真展に行くと、信川さんが一人で受付におられた。ゆっくり見て、戻ってくると、一人の若者が「慰安婦などいなかった」的なことを信川さんに言っている。猛烈に腹が立ったが、信川さんは穏やかに対応している。こうゆう人たちといやというほど付き合ってきたのだろうな、そうでなければナヌムの家を十数年撮り続け発表していくなどできないのだろうな、と改めて感じ入る。
お昼を食べながら、はなちゃんパパがもらす。「近代史をきちっと教えなければいけないな・・」。ああいう若者が日教組のビルにもいるというのがそもそも解せない・・。
そうこうしているうちせりちゃんがにとんがらしで到着し、楽器、衣装、とんがらしトレーナー、キムチ他が着き搬入作業。
パンフレットもつき、折込のビラもだんだんと運ばれてくる。
トレーナー、Tシャツの袋つめ作業、スタッフがとんがらしユニフォームに着替える。
2時からパンフレットへチラシの折込である。ちょうと宮城かられいままが到着。机をならべてながれ作業で折り込むのだが、なんとビラは17種。 ここで私の知人二人のチラシ持込がギリギリになり、ちょっとあせる。 最悪の場合はあとで折込をやろうと覚悟した瞬間に、到着した。 少し前に到着された新井さん丁寧にスタッフに挨拶をされ恐縮する。 奥様もこられ、なんとチラシ折り込みの行列に並ばれる。 1000部のパンフレットに折り込むのは結構時間がかかり小1時間で終了。これで大物の作業は終わった。 あとは物販の机を元に戻して、CD、ポチャギ、書籍など並べる予定。
はなちゃんパパは物販総責任者、お金がからむので大変・・。
楽屋たんとうは はなちゃんママとmiyaさん。控え室にはりついて、出演者の飲み物、お絞りとか、何でも・・。
チラシ折込を終えて、れいまま、なかのゆ、M井さんと4人で地下のコーヒー屋さんで一休み。喉をうるおす。チャンスML仲間が久しぶりに寄って話に花が咲く。時間をわすれ、慌てて4時に3Fに戻ると、もう並んでいるひとがいる。
誘導の責任者はひで爺さん。1Fに二人配置して階段に並んでもらうよう設定されたが、エレベーターでこられる方がいるので、せき止め役になった。その間に、当日券を求めてこられる方がおられたが、涙をのんでお断りする。チラシを置けますか?というかたもこられたが、お断りさせていただく。当日券の方は6時まで待っていただくとすればよかったかなとも思うが、すでに完売したので当日券もないと広報しているし、前売り券があるのに座れないという状況だけはつくりたくなかったので、ご勘弁願いたい。
5時前には行列がながくなったので、一部をロビーまで誘導。
お客さんはどんどん入ってくるが、知人の誰が来ているのか探しようがない。
あとは整然と入っていただくだけ、開演20分くらい前には一段落したので、開演前に品物を買っていただくようにひで爺さんにアナウンスしてもらう。彼の声は大きくてよく通るのでありがたい。
私は今しか時間がないと思って「清河への道」のCDをゲット、でもサインを頂くチャンスは無かった。
物販、ナヌムの家の物販が手薄で、れいままははいってくれて、村山一兵さんとならんで売る。
その隣は大阪から暴君Dがトレーナー・Tシャツを担当してくれる。 みんなすばらしい。
金沢からのyamaさんをみかける、一般の人は撮影禁止だが、彼はオフィシャルカメラマン、彼の素晴らしい写真が楽しみだ。
さあ幕があいた。
つづく

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