レイバーフェスタ2007(2) @東京ウイメンズプラザ 12/15 10-20:30
午後の寿のライブの後は、今回の初めての試みの
音楽構成劇「ワーキングプアの反撃」
とても面白かった。
神奈川シティーユニオンの
「不屈の民」、
この歌が聴けるとは思わなかった。外国人労働者たちの歌声はつたないけれども感激的。
「エル プエブロ ウニド ハマス セラ ベンシード・・・」
ノレの会/郡読ゼミの人たちの寸劇と歌
映像つき講談
歌「反撃」
ロビー
風刺漫画展(壱花花)、レイバー報道写真展、ポスター
さてお待ちかねの三分ビデオ 24本。
6本上映して、1分コメントをしていく。
●3分ビデオラインナップ
1 この日を忘れない 湯本雅典
2 移民と連帯する日 小山帥人
3 突撃☆アクション母ちゃん!! 桃色ゲリラ
4 笑いのおけいこ 土本基子
寿賞を獲得、土本さんはあの水俣の土本監督のパートナー。
5 魂のウタ・予告編 港健二郎
6 現地を訪ねて〜中国人実習生殺人事件 浅井真由美
7 社会図鑑−なぜ? がわかれば社会がみえる 社会図鑑社
8 ケーテ・コルヴィッツが描いたドイツ農民戦争 志真斗美恵
9 風の中を今日も行く−ハルコおばさんの願い 荒木秀子
佐久間忠雄賞獲得。
鮪で有名な大間の原発を30年にわたって一人で止めてきたという、そのハルコさんはなくなったが、子供、孫が土地を売らないで遺志を継ぐという。
なにごともまず一人から ということで 前日までハンストをやりきった佐久間さんらしい選択。
10 裁判所前の男 松原明
これも見事、さすが松原さんプロだなー。
登場する大高さん、裁判所の問題点を鋭く突いている
11 ヒッチハイク詐欺 正木俊行
12 闘いの自画像 田中昭
タクシー会社で、ひとり白い靴をはいた闘っている田中さん。
就業規則で黒い靴と指定するなら、靴を支給しなさい という事。
13 手遅れ 壱花花
14 独立報道のスピリット デモクラシー・ナウ! ジャパン
15 木下家のその後 木下昌明
16 美容室Ashとの団交 武田敦
17 1200円が世界の常識 木村修
18 日本の労働者 根津は不起立だ 佐藤丈夫
19 「今日も焙煎日和」予告編 飯田基晴
20 みんなの「み」 岩野浩昭
21 ジンシンジコ 佐々木有美
22 日本教員支援〜サンフランシスコ行動 鳥居和美
23 ヘラルド朝日・英語ニュース ヘラルド朝日労組
偽装請負を報道したあの朝日が、編集方針と経営方針は別と言うことで、国際ニュースを担当していた記者たちを正社員にせず首を切っている。
いろんな人に知ってほしいということで、山口正紀賞を獲得
24 イラク平和テレビ イラク平和テレビ in Japan
それにしても面白かった、エッセンスがつまってる。
ぞっとしたのは
13 手遅れ 壱花花
「・・・・
派遣社員が首になった。でも派遣社員じゃないからだまっていた。
正社員も首になった。 正社員だったから、抵抗したけれども、もう正社員の為に闘ってくれるひとはいなかった・・・」
左が壱花花さん、右が土本さん
8 ケーテ・コルヴィッツが描いたドイツ農民戦争 志真斗美恵
もよかった。 100年も前にドイツの農民戦争を描いた版画がこんなにいきいきとしているなんて・・
個人的には 15 木下家のその後 木下昌明 が良かった。
最初の、娘の時間からニートの息子と毎年見てきたから、なんともいえない。
娘さんに子供が出来て、息子さんも家を出て、今は一人。
うなったのは、木下さんがバナナを食べながら、小津の晩春を見ているシーン。
娘の結婚式が終わってひとり家に戻って、りんごをむいている笠がポトリとおとす有名な場面である。
会場では「ユニオンつくって、生きさせろ!」のパンふを売っていた。
このなかの土屋トカチ、雨宮処凜の対談が出色。
思わずユニオンYes!のバッチとともに買ってしまう。
+++++++
夜の部は映画と大ディスカッションがあったが、それには出られず残念。
なんとか3分ビデオを全部見てから、途中で抜けて実家へ夕食へいった。
久しぶりに3人ですき焼きである。

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